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お金の不安を解消する

2018.7.22

「お金の不安」
多かれ少なかれ、私たちの心の中にある不安の一つです。

今から20年前、私自身もとても大きなお金の不安を抱えた一人でした。社会に出て何年も経つというのに貯蓄ができていない現実。身の丈以上の車のローンを抱えて生活費を切り詰める生活。月末になるといつも生活費が足りなくなる日々。そんな生活から抜け出したいと思いながらも、その方法がわからず、将来への不安を抱えたまま悶々とした日々を過ごしていました。

内閣府が2014年に行った国民生活に関する世論調査によると、「日常の悩みを抱えていますか?」という質問に対して、悩みを抱えているのは約7割(69.1%)。今の日本の状況を見ると当たり前とも思える調査結果です。

更に厚生労働省が行った「社会保障を支える世代に関する意識調査」にかかれている「将来への不安」の中身がより深刻なのです。。

この「将来を不安と感じる理由」のアンケート結果を見てみると(複数回答可)

・公的年金が老後生活に十分あるかどうか    → 73.5%
・医療や介護の金銭的負担が増えてしまわないか → 45.0%
・給与が減ってしまうのではないか       → 25.3%
・企業年金や退職金が減ってしまうのではないか → 23.8%
・子育てなどの教育費で生活が苦しくなるのでは → 21.5%

となっており、上記5つがすべてお金の不安だという結果がでています。

 

実は、私たちが不安と感じる原因は、一つしかありません。
それは未来の「不確実性」です。

つまり、今後どうなるかわからないから不安になり、どうなるかわかっていれば不安もなくなっていくのです。

でも当たり前ですが、私たちは「未来」はわかりませんよね。

そして、私たちは無意識に「わからないもの」と向き合うことを避けてしまう習性があります。だから、お金の未来について目を背けてしまい、考えないようにすることは当然のことだと思うのです。

「わからないもの」と向き合うのと避けていると、未来の「不確実」なコトが減らず、不安は減っていきません。

「わからないもの」向きたいたくはないですが、不安を減らすには、一旦「わからないもの」に向き合う、つまり不確実性に向き合うことが必要です。

でも厄介なのが、未来の不確実性に向き合えば向き合うほど、不安が大きくなっていくというスパイラルに入ってしまうのです。

では、どのようにすれば、その不安が解消できるのでしょうか。

どのようにすれば、そのスパイラルから抜け出せるのでしょうか。

それは、たった3つのことで解決できます。
「情報」「計画」「実行」の3つです。

最初の1歩は「情報」を正しく得るということです。

つまり、操作されていない正しい「情報」を得るということです。情報の中には、事実だけではなく、人の意見も含まれます。

不安解消は、とても大きなビジネスが絡んでいますので、情報に偏りがあります。たとえばこのようなものが、それに当たります。

「親の介護には平均、毎月79,000円が必要になりますよ」「あなたがもし病気になったら、家族は生活できなくなりますよ?」「老後に今の生活を維持するには、公的年金だけでは毎月50,000円程足りません」

様々な意見が飛び交っており、何が正しいかがわからなくなるときがありますよね。特にお金のことになると、金融機関の人が言うのだから大丈夫、と信用してしまうということがあるのですが、その情報が本当に正しいかどうかを見る眼が必要です。

それには、情報を「事実」と「意見」に分けて、得るようにしていきましょう。

例えば「親の介護には平均、毎月79,000円が必要になりますよ」というような情報も、事実を意見を分けて5段階で考えみましょう。

1: 介護にかかる79,000円とは、どこが出している情報だろう?
2:介護が必要になったら、全員が必ず79,000円かかるのか?それとも平均値なのか?
3:平均79,000円かかる、というのならゼロの人もいるし、週十万円かかってる人もいるのでは?
4:79,000円以下で介護をする方法はないのだろうか、調べてみよう
5:逆に数十万円かける介護はどのようなものがあるのだろうか、調べてみよう

そしてこのように考えると、「79,000円以下で介護をする方法」などの対応策が見えてくるので、未来の不確実性が減り、不安が軽減されていくのです。

次のステップは「計画」ですが、すこし長くなってしまったので、次の機会に書きたいとおもいます。

著者プロフィール


泉正人

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行い、義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。

『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

ファイナンシャルアカデミーグループ代表、 株式会社FLOC代表取締役、 一般社団法人金融学習協会理事長。



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