旅をすることは自分を見つめ直す時間になることがあります。東北は山形県の旅行中、上杉神社に訪れる前知識でツアーバスのガイドさんから教えていただいた言葉。それは私の心に響くものでした。「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」これは米沢藩、上杉鷹山が残した名言です。財政が火の車で破綻寸前の米沢藩。その立て直しの強い決意の言葉を、藩の家臣団に教訓として彼が詠み与えたそうです。どんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就する。藩を上げての財政改革は上杉鷹山が家督を継いで５０年以上かけ、ついに健全化されました。
新しい挑戦
私は、先日から音声プラットフォームアプリ「Himalaya（ヒマラヤ）」で「今日の一日が明日を変える女性の生き方」という番組のパーソナリティを務めています。平たく言えば、自分のラジオ番組を持ち視聴者に向けメッセージを送っているのです。そう聞くととても話が得意で上手だからできるのでしょうね。と十人中十人がそう思うでしょうが、それが全然ダメ。人前で自分の言葉で語ったのは小学生の頃、生徒会に立候補して見事に落選して時以来です。頭に思い浮かぶことに起承転結をつけ言語化するのは思いのほか難しいものです。
すぐにあきらめない
何か新しいことを始めるのに、だめだぁ。できない。とすぐ口に出してしまいがち。私も旅行前までは、なかなか上手く話せないことだけにフォーカスして、凹むこともしばしば。「下手なトークを視聴者はどう思うか」と気にしすぎていました。言い換えると「批判が怖かった」です。仮に上手く喋れる私であっても、アンチだっているはずです。そういう場合はいくら話しても想いは届きません。逆に下手な話でも、事実一生懸命に耳を傾けて聞いてくれる人もいるのです。
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必要なことは強い意志があること
うまく話せるよう話術を磨く。そういった本はたくさん書店で見かけます。思わず手に取ってしまいたいけれど、それで話がうまくなるとは思えない。知識ばかり増えても喋れるとは思えないのです。それよりも諦めず場数を踏むこと。音声配信を役立てもらうには、強い意志を発信に繋げていくことだけかと結論に達しました。いつも聞いてくださる方々に想いを伝え続けていこう。
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「成らぬは人のなさぬなりけり」
苦手な事は誰も自信がありません。自信がないので「行動に移さない」人は多いと思います。私にもたくさんあります。それでは「成らぬは人のなさぬなりけり」(結果が得られないのは、なにもしないからだ)です。そして自信のあることだけを続けていては、自分に成長や変化は訪れないと気がつきました。どんどんチャレンジする事を上杉鷹山の言葉から教わりました。
