
このコラムでは、トレード初心者の皆さんのために、
テクニカル分析を極めるための簡単なコツを何回かにわけて
詳しく解説していきます。
チャートを見ることは重要
テクニカル分析。と聞くと、なんだかすごくハードルが高そう。
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、チャートの見方すらわからない。
という状態でトレードを始めてしまうのはものすごく危険です。
大事な身銭をドブに捨てるようなものです。
たまたま最初から勝つこともあるかもしれませんが、
それは残念ながら実力ではないことをまず自覚してください(厳しいことを言うようですが・・・)
実際、私がそうでした。チャートを全くみないで半年間で売買をしていたんです。
しかも、大勝ちして有頂天になり、実力だと勘違いしてしまったばっかりに、後からとんでもない大損失を被り、
多額の勉強代を払うことになりました。
みなさんがそうならないために、まずここで、しっかりテクニカル分析を学んでいただきたいと思います。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析の違い
まず、トレードのアプローチには、大きく分けて、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の2つがあります。
ファンダメンタル分析(ファンダメンタルズ):
指標や各国の株価や所有資源の価値などの経済状況から、その国の通貨が上がるか下がるかを予想するもの
テクニカル分析:
ロウソク足などのテクニカルチャートを使って売買のタイミングを割り出すもの
結論から言いますと、私の場合、ファンダメンタル分析は、
方向性を意識するといった意味で参考にはしますが、
それをベースにトレードをすることはありません。
売買の根拠は、99%テクニカル分析から導きます。つまり、チャートをみてトレードをするということです。
もともとファンダメンタル分析とは、中期〜数年レベルの長期的な
スパンで 為替の行く先を割り出す手法という考え方が一般的です。
つまり、ファンダメンタル分析とは短期を予測するのではなく、
長期を予測するひとつの方法でしかありません。
FX業者のニュースコーナーやネットなどの掲示板を見ると、
日々の指標や株価などのファンダメンタルの情報があふれています。
そして、その日の指標や各国の株価の様子を見て、
ポジションを決めようとしているトレーダーが大勢います。
彼らは
「指標がよさそうだから買いだ」
「今日の株は下がりそうだから売りだ」
「要人がこのように発言したから買いだ」
というような具合でポジションを決めています。
これでは、まるで競馬新聞を読んで、予想家(アナリスト)の意見を
鵜呑みにして馬券を買っているギャンブラーのようなものでしょう。
このケースはFX初心者が最初に陥る最も大きな間違いなのです。
ファンダメンタルでポジションを取るのではなく、
テクニカルを前提にポジションを取らないと短期トレードではすぐに退場に追い込まれてしまうことでしょう。
ファンダメンタルの情報というのは水物で、実際に市場がどのように反応をするかわからないからです。
とはいっても、ファンダメンタルの情報がまるで意味がないということを言っているわけではありません。
「テクニカルチャートはファンダメンタルの要素がすでに反映された状態なのだから、
ファンダメンタルは必要以上に気にしなくていい」
ということです。
料理にたとえると、ファンダメンタルは米や肉や野菜など料理を作る原料です。
それに対してチャートはファンダメンタルを料理してくれる料理人です。
そしてトレーダーの我々は料理人が調理してくれた料理を味わう客というわけです。
原料がすでに美味しく調理されているわけですから、
それをただ味わえばいいのです。
つまり、ファンダメンタルの要素はチャートというフィルターを通して、
すでにわかりやすく噛み砕かれて表現されているのです。
ファンダメンタルの要素が悪ければ、チャートでは下降トレンドになりますし、
良ければ上昇トレンドが描かれるというわけですから、
トレーダーの我々はただチャートを見て判断すれば良いのです。
指標の結果にあれこれ思いをめぐらせるよりも、
目の前の「事実」であるチャートの動きに注目してください。
投資のプロと同じ土俵に立つには
ヘッジファンドや機関投資家などのプロたちに比べて、
私達個人投資 家は圧倒的に情報収集力が劣ります。
月何十万も払ってブルームバーグのマーケット情報を仕入れている
個人投資家は極々わずかでしょう。
では、どうやって彼らプロと対等に戦うのか。
やはりチャート分析を極めてトレードをしたほうが勝算があるといえるでしょう。
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