
今年も、東京都品川区の品川女子学院にて、高校2年生を対象とした金融経済教育の授業を行いました。将来の人生設計やキャリア選択において、「お金の教養」がどれほど重要なのかを考える機会を提供することが目的で、今年で12年目となります。
お金のことに触れる機会のなかった生徒たちばかりなので、初めて聞くような内容も多かったようですが、授業が進むにつれ、興味津々な様子で聞き入っていました。

授業は大盛況!生徒の反応も上々
授業は、「価値と価格の違い」「資産形成の基礎」「マイホームの賢い買い方」など、身近な事例を交えながら進みます。途中、自分の理想のマイホームを探すというワークがあるので、生徒一人ひとりが不動産ポータルサイトで検索をするのですが、教室内は活気にあふれ、生徒たちの真剣なまなざしと積極的な発言が印象的でした。
ある生徒は、「とりあえず貯金をすればいいと思っていたけれど、普段の生活の中で買い物をする時などに、価格と価値を比べてみたり、価値が高いものに交換して貯蔵するだけで賢くお金を使えることを知って驚きました。」と話してくれたり、「今後お金を自由に使えるようになったら、自分の将来のためにも投資の勉強をして投資をはじめたいと思いました。」などと、自分の未来を主体的に考えるきっかけになったようで、私たちにとっても非常に嬉しい瞬間でした。

アンケート結果から見る、生徒たちの学び
授業後には、生徒たちにアンケートを実施しました。その結果がとても印象的でした。
Q1: 今後のあなたの人生設計や働き方を考える上で、お金の教養が大切だと思いましたか?
この質問には、なんと98%の生徒が「そう思う/とてもそう思う」と回答!
この結果からも、多くの生徒が今回の授業を通じて、お金に対する意識を高めることができたことが分かります。「今まで深く考えたことがなかったけれど、すごく重要なことだと気づいた」という声も多く寄せられました。
Q2: 今回の授業は学びになりましたか?
→ こちらも96%の生徒が「学びが多かった」と回答!
通常の授業ではなかなかこのような高評価は得られにくいものですが、”お金”という実生活に直結するテーマだからこそ、多くの生徒にとって価値ある時間となったのではないかと思います。

毎回、生徒たちの素直な反応や前向きな意見を聞くたびに、金融教育の大切さを実感します。
今回の授業が、生徒たちの未来にとって一つの道しるべとなることを願っています。そして、これからも多くの若い世代に、お金と向き合う機会を提供し続けていきたいと思います。
最後に、ご協力いただいた品川女子学院の先生方、生徒の皆さん、ありがとうございました!
また来年の授業でお会いできるのを楽しみにしています。