中村亨のビジネスEYE

リスキリングを推進する人事評価制度とは

BUSINESS EYE

こんにちは、中村亨です。

皆さんの会社ではリスキリングの取り組みは順調に進んでいますでしょうか?
今回のビジネスEYEでは、リスキリングを推進する人事評価制度についてご紹介いたします。

日本クレアス社会保険労務士法人では、企業の人事戦略実現のための人事評価制度の構築支援を行っております。評価制度にお悩みの企業様はぜひご相談ください。

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リスキリングの定義

経済産業省では、リスキリングを以下のように定義しています。
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」

岸田首相は、2022年10月3日の臨時国会における所信表明演説の中で「個人のリスキリング」の支援に5年で1兆円を投じることを表明しました。
経済成長のためには、企業のDX化が急務であるという認識の下、デジタル庁によるDX推進や経済産業省によるDX人材の育成推進が急速に行われています。よって、企業においては、デジタル化に対応できる人材を確保するために社員の能力やスキルを再開発する組織的な仕組みづくりが求められています。

リスキリングを推進する人事評価制度の見直し

リスキリングへの取組みをスタートさせた企業の中には、必要なスキルを学ばせることで満足している企業も散見されます。
しかし、企業内でリスキリングをもっと促進させるためには、習得したスキルを活用する場を積極的に提供し、取組み姿勢や学習成果に対しても、きちんと評価を行っていくことが必要です。
まさに社員のモチベーションをかき立てながらリスキリングを継続的に支援する組織体制が求められています。

◆人事評価制度見直しのポイント

  • 挑戦したことの結果に加えて、その過程についても評価をする。
  • 横並びの公平性ではなく、新たなスキルで成果をだした社員には、その成果の大きさ、価値に対し、公平な評価を行う。

社員にスキル習得の場を提供し、学びを促すことは非常に大切ですが、せっかくスキルを身につけても、評価や処遇が変わるような戦略や施策がないと、優秀な社員が社外に流出してしまうかもしれません。

日本クレアス社会保険労務士法人の人事評価制度構築メニューでは、人事戦略実現を見据えて支援させていただきます。是非私たちをご活用ください。

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著者プロフィール

中村 亨

日本クレアス税理士法人コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティングコーポレート・アドバイザーズM&A代表。公認会計士・税理士。

監査法人トーマツを経て会計事務所を開業。600社程のベンチャー企業の経営・財務に携わる。

2005年に株式会社コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティングを設立し、約100人のプロフェッショナル集団を築き上げる。著書に『「俯瞰」でわかる決算書』(ダイヤモンド社)、『不況でも利益を生み出す会計力』(東洋経済新報社)など。