新宿五丁目の物件との出会い

訓練としての物件視察

四谷三丁目の物件の購入が決定したため、当初の「不動産購入の一連の経験を積む」という目的は達成できることになった。

が、私は物件巡りを続けていた。せっかく見る目も養われて来たので、物件検索~現地視察というサイクルはもっと磨きたかった。
とりわけ物件視察は「こんな物件かな~」と脳内で想像している物件と出会う非常に心踊る行事だ。まるでお見合いの釣書を見た人と、鹿踊しがカコーンと鳴る中「ごたいめん~」となるような場面だ。
(そして、古い物件はかなりの確率でこのポーズになる→ _| ̄|○ ガクッ)

なので、その日もある意味油断(?)して物件巡りをしていた。ちょうど四谷の物件の申込みをした次の週だ。
西武新宿線の中井駅のあたりから東中野~西新宿5丁目で数件見に行く物件をピックアップしていた。季節は物件巡りを始めた真夏から、この頃は初秋を感じられる気候になっており、都心をぷらぷらと歩くのも気持ちよかった。なお、一物件が確約されたので、もう少し攻めてみようとこの日は「1000万・利回り10%」と超都心にしては、少し条件を狭めていた。
それゆえ、見に行った物件は「管理ボロボロ系」や「住人ヤバヤバ系(ヤ○ザ関連)」や「資産価値ヒクヒク系(再建不可だったり、重説作ってなかったり」など、なかなかのアグレッシブ物件ばかりだった。

擬人化できる物件との出会い

最後に見に行ったのが「西新宿五丁目」という大江戸線の駅徒歩3分の物件だ。
駅周りはコンビニ、薬局などで賑わっており、新宿中央公園に隣接したエリアだ。ギリギリ山手線新宿駅からも徒歩圏内と言え、若者にウケが良さそうな立地だった。それでいて、西新宿五丁目界隈は老舗の鰻屋や中華料理店、銭湯などもあり、古い住人も混在していて、住みやすそうな街だった。
徒歩3分に偽りなしで、駅のある大通りから数本ほど裏道に入ったところにその物件はあった。

初対面の印象は「かわいい!」だった。
四谷とは違って、3階建て18世帯の小じんまりとした建物。戸数が少ない建物は修繕費などの負担が増えて区分投資的にはイマイチなのだが、周囲の住宅街によく馴染んでいる。ベランダの柵などは昭和レトロビンテージの代表格の「秀和」マンションのような細い曲線の鉄線。1階には食べログ3.2の小さなイタリアンのお店(←その場で点数を調べた)が入っていた。
お店の横のポーチには小さな階段があり、道より少し上がったところにエントランスがある。その横にはきれいに手入れされた小さな植栽。3階なのでエレベーターはないが、階段はチューリップ型の素敵な照明で照らされている。物件のある3階まで上がっても、廊下は以外に広々としており、掃除も行き届いている。階段を登ってすぐの角部屋がお目当ての物件で、入り口側にキッチンの小窓もある。最近のワンルームでは珍しい、ベランダ側と入り口側の2面採光だ。

「あなたは・・・、風吹ジュンじゃないですか」とすぐさま私の脳裏に名前が浮かんだ。
都会的と牧歌的が同居する街、そこに自然に馴染むコケティッシュな佇まい。家庭的で包み込む温もりがありつつも、女性として魅力的に歳を重ねている雰囲気。

「やばい!欲しい!」とつぶやいて、私は1階のイタリアンに入店することにした。
私が最も気になっていたのがそこの賃貸人だ。「おじいちゃん」と言って良い年齢の方が10年以上入居しているそうなのだ。(続く)

著者プロフィール
マツコ(44)♀

某大手企業に22年間勤務。年収や貯蓄は多いが、資産運用はド素人というお局OL。
今後の人生を考えた時に会社員以外の道も模索したいと決意し、ファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクールに参加。
2018年8月より齢43歳にて、よちよち歩きで不動産活動デビュー。急ピッチで物件を買い進め、半年強で区分4件・アパート2棟のオーナーになる。
方法として正解かどうかは全く保証できませんが、不動産投資活動の実態やリアルをややネチっこく伝えていきます。

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