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人生100年時代の備え。春を思わせる暖かな陽射しの3月4日(日)、東京大手町の日経ホールで「人生100年時代の備え」と題して、ファイナンシャルアカデミー初となる「50代のための定年後設計フォーラム」が開催されました。50代の方限定で募集した600人の定員は開催1ヶ月前には満席に迫り、当日は13時の開場を待つ長蛇の列ができました。 講演は、蟹瀬誠一氏、藤田孝典氏、渋谷豊氏と専門家を招いての三部構成でスタート。登壇者の言葉に大きく頷く人、メモをとる人、食い入るようにスライドを見つめる人と、客席は真剣な眼差しの50代の方々で埋め尽くされました。 超高齢化、年金受給額減、老後破産など、 不安になる情報が溢れる中、これからの人生のために、何を備え、どう生きていくか。「定年後設計」について、参加者全員が向き合った一日となりました。 現在の長寿社会では、100歳まで生きるのは不思議なことではなくなりました。60歳で定年退職した場合、あと40年もの時間が残っています。 40年というのは、20歳前後の就活時期から定年までの在職期間とほぼ同じという、とても長い時間。この定年後を楽しく過ごすのも、我慢した生活を過ごすのも、50代のうちにどう備えるかにかかっていると言っても過言ではありません。 ファイナンシャルアカデミーでは、これからも50代の方々に向けて「人生100年時代」に備えるために必要な知識や心構えを伝え続けていきます。
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不動産投資スクール |
3月22日 (木)vol.11
保有物件の管理
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株式投資スクール |
3月20日(火)Vol.11 全体相場の分析
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外貨投資・FXスクール |
3月20日(火)Vol.11
テクニカル分析(オシレーター系1)
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お金の教養スクール |
3月30日(金) vol.M(13) 金融商品の仕組みを知ろう
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50代のための
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3月17日(土) vol.13(M) 資産運用の基本
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全国で毎月3,000名が参加する「お金の教養講座」では、”毎日の家計管理”や”将来かかるお金の準備”などの具体的な取り組み方。 また、将来収入を増やすための効率的な…
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私たちの多くが不安を持つ定年後の生活。生活、住まい、年金、医療費、相続、介護、補助金まで、「お金を中心に定年後のすべて」を最短3カ月で学ぶスクールを体験します…
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[第21話](その1)その商品の名前を老人に伝えたとき、誇らしさと同時にほろ苦さが僕を襲った。 時間が遅くなり、あたりの人影はまばらになってきていた。電飾の明かりはまだ輝いていたが、帰宅時間のピークは過ぎ、酔っぱらったサラリーマンや飲み会帰りの学生たちが近くで歓声を上げていた。サラリーマンとして生きていた自分は、今の僕が抱えているような悩みとは無縁だった。仕事は退屈でつまらなかったけれど、安定した収入を得ていた。家に帰れば、妻や娘もいたし、気の休まる瞬間もあった。家族の為に頑張っていることが唯一の誇れることだった。 |
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「どうしたんだい?」
老人が僕の心の澱みをかき混ぜるように、明るい声で言った。
「クリームおにぎりなら知ってるさ!」
「……それは、よかった」
「そこいらのコンビニエンスストアでちょっと前まで売ってたじゃないか。あれを最初に作ったの君らだったのか」
「はい、そうです……。といっても、もう手元にはそれを証明するものは何も残っていませんが、はは」
クリームおにぎりの名前を知っていてくれて、正直嬉しかった。あれは苦心の末にできた最高のメニューだったからだ。
「葉山には本当に感謝しています。あれは葉山のお手柄でしたから」「そんなヒット商品に恵まれたのに、どうして?」
老人の疑間はもっともだ。
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葉山の開発したクリームおにぎりは、クリームといっても甘くない。沢山の高級魚のすり身をベストな配合で混ぜ合わせて、独自開発したオリジナルクリームに食感を楽しむために少し野菜を混ぜて、なおかつ、味も濃すぎず薄すぎず、低カロリー。完成するまでは本当に試行錯誤の連続だったと思います。 米もクリーム状の具材に合わせて、特殊な炊き方をしていました。
「ありがとう、葉山。君のおかげで、新しくお店を出すことが楽しみになったよ。むしろ、ワクワクする気持ちが強くなった。このクリームおにぎりを、ぜひ、僕らの店の名物にしよう!」
ずっとメニューのことで悩んでいた葉山は、それを聞くとすごく嬉しそうでした。この商品ができたときは、三人そろって大喜びでした。
これでメニューは万全ということで、僕らは本格的に物件探しに入りました。ただ事前にリサーチを重ねていたので、物件については多少の目星をつけていました。希望は、ターミナル駅構内のコンコースでしたが、そこはやはり家賃が高くて手が出ません。なので、比較的大きな駅の近くの路面店に絞って、探しました。バタバタはしましたが、都心から少し離れた郊外M駅前の路面店がほぼ希望通りの物件で、なおかつタイミング良く空きもあったので、運良く入ることができました。(続きは次回のWeekly通信で)
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