「アノマリー」という言葉をご存知でしょうか
アノマリーとは、理論としての根拠はないものの、過去の経験則からまことしやかに言われているマーケットの規則性や通説のこと。特に株式投資の売買タイミングを図る上では、こうしたアノマリーを知っておいて損はありません
例えば、2月から3月の相場では「花粉」が非常に密接に関わっているというアノマリーがあります。これは、花粉が多くなる時期は外出を控える人が増えて経済が回りにくいことから、株式相場が下がる傾向にあるというものです。
もちろんアノマリーですから、必ずそうなるわけではないので、依存しすぎるのは危険です。しかし「MONEY PLUS」の調査で、3月の株価の成長率と花粉の量の相関関係を調べたところ、例年よりも花粉が少ない年は、例年並みの相場と比べて+1.3%の成長が確認でき、例年よりも花粉が多い年は-4.3%の下落が確認できたそうです。このことから、花粉が多いと相場が下がるというアノマリーは、それなりの裏付けもありそうです。
他にも面白いアノマリーとして、「ボージョレ・ヌーボーの解禁日」があります。近年、日本でも広く親しまれているワインのひとつである、ボージョレ・ヌーボー。フランス南部ブルゴーニュ地方にあるボージョレ地区で、その年に収穫されたガメイ種のぶどうから造られる新酒のことです。解禁日は、毎年11月の第3木曜日午前0時と決められています。毎年、各メディアでも取り上げられているので、その年のボージョレ・ヌーボーを飲むのを楽しみにしているという人もいることでしょう。
このボージョレ・ヌーボーがどのようなアノマリーになっているのかというと、解禁日とその翌日は株価が上がりやすくなると言われています。実際に解禁日が第3木曜日と定められた1985年から2021年までの37年間で、22回のおよそ60%が上昇日となっています。さらに翌日に関しては、25回のおよそ68%が上昇日となっています。結構高い割合で上昇していますよね。行動経済学の観点では、ワインの解禁日でポジティブな心理が働き、相場にもそれが反映されているのではないかと言われていますが、確かなことはわかりません。
こうしたアノマリーが存在するのは日本の株式市場だけではありません。米国の株式市場にも様々なアノマリーが存在します。たとえば、大統領選挙。米国の株式市場では、大統領選挙の前年と当年は株価が上昇しやすい傾向にあると言われています。これは現職の大統領が、再選を意識して景気刺激策を打ち出すことが多く、それに対する反応や期待もあって高くなるというものです。一方で、選挙の翌年や中間選挙の年は冴えない傾向にあります。アノマリーにしてはかなり明確な根拠があるようにも思えますが、だからといって100%そうなるとも言えないのが奥の深いところですね。
いくつかアノマリーを見てきましたが、こうしたアノマリーを含め、投資には、理論的にも、過去の経験則的にも、「買い時」と「買い時ではない時」が明確に存在します。特に近年、米国株が大きな注目を集める中、証券会社をはじめ世の中のムードは米国株が「いつでも買い時」のようになっていますが、「いつでも買い時」である金融商品などありません。大きなムーブメントの中で、的確に「買い時」と「買い時ではない時」を見極められる人が、結果的に大きく資産を増やすことができるのです。
「買い時ではない時」は、証券会社のセミナーや無料動画ではなかなか伝えてくれません。一方、これを正面切ってお伝えできるのが、中立的な立場から知識とノウハウを学んでもらうことに特化している私たちのスクールです
2月12日に開催されたばかりの「米国株投資ゼミ」では、米国株で大きく利益を出すために、「買い時」だけではなく「買い時ではない時」を判定するための経済指標の見方から、優良企業を探し出すための銘柄抽出方法、情報収集の方法、投資戦略までを、株式投資スクールでも大人気で、世界経済に高い見識を持つ戸松講師が、熱く語り尽くしました。
実際に授業に参加した受講生のアンケートでは、
・米国株投資について非常に興味があったので、今日の授業はとても参考になりました。具体的な手法を教えていただきましたので、今後、自分の方向性をきちんと決めて実行していきます。
・わかりやすく概要をご説明くださり、その後に具体的な企業情報の入手方法に落とし込まれ、非常に勉強になりました。
・米国株の個別銘柄はとっつきにくいイメージでしたが、本日のお話をお聞きして身近に感じることができました。
・遠い存在だと思っていた米国株式投資が意外と出来そうに感じられた非常に良い講義でした。銘柄の探し方や分析方法などは目から鱗でした。
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と、具体的なノウハウを実践的に学べてよかったという感想を多くいただきました。
そしてこの度、実践的で熱々な最新授業が動画で視聴できるようになりました。2年間、好きなタイミングで繰り返し受講できるので、米国株の相場の変化にあわせて必要な情報を見直すことが可能です。
戸松講師からも、メッセージを預かっています。
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このゼミでは、米国株の相場全体の見方はもちろん、本ではなかなか教えることが難しい、成長株から配当株といった個別株の選び方を詳しく解説しています。 さらに個別株の決算書の見方やホームページの見方なども細かく説明しておりますので、この授業を聞いていただければ、米国株投資の1から10まですべてわかる内容となっています。 絶好の買い場になった時に米国株に投資できるように、今からしっかり準備を進めてください。
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米国株投資の基礎から、なかなか聞くことができない具体的な投資ノウハウまでをお伝えしている米国株投資ゼミ。2022年、本気で米国株に取り組んで資産を増やしたいと考えているなら、今のうちにしっかりと準備を進めて、本当の「買い場」を逃さないようにしましょう。
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受講生の声

50代から不動産投資を始め、3年で年間家賃収入1,500万円を達成
林 義徳 さん(不動産投資スクール)
会社員として長年キャリアを積み重ねながらも、リーマンショック時には勤務先でリストラが行われ、バブル期の大量雇用時代に入社した私は「サラリーマンも安泰ではない」と痛感するようになりました。また同じ頃、定年 …<続きはこちら>

