流れが変わったグローバル化の波。

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ここ数年、グローバル化という文字をよく目にするようになった。

文部科学省もグローバル教育に積極的に乗り出しており、
先月、100の高校をグローバル校として指定すると発表した。
 
そのグローバル教育は、
「英語力だけではなく、リーダーシップ、コミュニケーション、
そして問題解決力や幅広い教養なども身につける教育」と定義付けられている。
 
 
 
そんなグローバル化の波の中で決まった2020年の東京オリンピック。
今後はさらに加速度的にグローバル化が進んでいくと思う。
 
 
 
 
これまでのグローバル化というのは、
どちらかというと「問題を抱えている日本からの脱出」というのが
根本的なベースにあったように思う。
 
 
「高齢化が進み、人口が減り、マーケットが小さくなっていく」という問題を抱えた日本。
 
どうすればこうした状況から抜け出し、
世界で生き残れるかを積極的に考える人だけが
海外へ飛び出し、変わっていくことができた。
でも、そうでない人はグローバル化の波に乗ることは難しかった。
 
 
 
 
でも、流れが変わった。
 
 
 
私たち日本人の持っている文化や技術が資産として海外から注目され、
海外から人と投資を呼び寄せる。
自分から海外に飛び出さなくても、自然に私たちの生活はグローバル化される。
 
 
そうした変化をみんなで歓迎し、
海外からもっともっと人も投資も受け入れられる体制を作る。
日本の良い文化を、海外の人に触れてもらう。
まさに、おもてなし。
 
 
 
そんな国内で起こるグローバル化こそが、
これからの日本が目指すグローバル化だと思う。
 
 
 
 
そのためのグローバル教育。
語学力、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決力、幅広い教養。
 
そして、そこに不可欠なのが、
経済の知識や世界共通言語としてのお金(=数字)を扱う力だ。
 
グローバル化の中でますます重要になってくる「お金を扱う力」。
つまり、お金の教養。
 
 
 
私たちファイナンシャルアカデミーは、日本のグローバル化に貢献するために
この分野で一生懸命に取り組んでいきたいと思う。
 

著者プロフィール

泉正人

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行い、義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。

『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

ファイナンシャルアカデミーグループ代表。
泉自身が講師を務める月額動画コンテンツ
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