
湘南ベルマーレ向け「お金の教養 for アスリート」を開催しました。

お金との正しい付き合い方。それは働き方や職業によって、意識するべき点は異なってきます。
特に厳しい勝負の世界で勝ち上がってきたプロスポーツ選手は、若くして大金を得る可能性があります。
社会人経験を積む機会が少ないスポーツ選手が、大金を手にすると、金銭感覚が狂ってしまいます。
そして、プロスポーツ選手は、年俸や名前も広く知られているため、周りから詐欺などの話をもちかけられて騙されることが多く、手元にお金が残っていないということもよく聞きます。なぜなら「お金を稼ぐ能力」と「お金を持ち続ける能力」は全く違った能力や知識が必要だからです。
またその一方で、現役プレーヤーとして華々しく活躍できる期間は短く、一般的には20代、遅くとも 30代で現役を引退していき、その収入は長く続かないことが多いでしょう。
その後、監督やコーチなどの指導的立場として、生涯その競技スポーツに関わっていける人はごくわずか。20年、30年という時間を一つのスポーツに懸けてきた分、現役引退後の次のキャリアとして、新たな世界でやりがいを持ち、経済的にも安定した職に就くことは、そう簡単なことではありません。
現役時代のうちからセカンドキャリアを意識した「正しいお金の使い方」「お金の管理方法」などを学ぶことで、引退後も安心して生活ができる経済的な基盤を作りをサポートしたい。
同時に、現役時代をよりスポーツに集中して打ち込めることができるようにお手伝いしたい。
そんな思いで、プロスポーツ選手向けに「お金の教養講座 for アスリート」をカリキュラム化しました。
そして長年、セカンドキャリアのサポートの必要性を感じていた、サッカーJ1チーム「湘南ベルマーレ」とこの思いが共鳴しあい、「お金の教養講座 for アスリート」の開催がついに実現しました。
その後も、さまざまなJリーグチーム向けに定期的に開催されています。
これからも、野球やサッカーなどのプロスポーツ選手が、現役引退後のセカンドキャリアを考える上で重要な 「お金の教養」について学べる場を広げ、日本全体の金融リテラシー向上に貢献していきたいと考えています。
ファイナンシャルアカデミー代表
泉 正人