今年に入ってから、原油価格や原材料価格の高騰を受けて、さまざまな商品の値上げが続いています。
3月には電気代やガス代、4月に入ってティッシュやトイレットペーパー、そして5月にはチョコレートやカレールーなどの値段も上がるとのこと。家計がダメージを受けていると感じている人も少なくないはずです。
これらの値上げの要因は様々ですが、その大きな要因のひとつが、「円安」です。先月末には20年ぶりに1ドル=130円を超えたことが話題になりました。
そもそも円安とは、他の通貨に対して日本円の価値が下がることを指しますが、なぜ円安がこうした商品の値上げにつながるのでしょうか。
それは、私たちが日常で購入する商品を販売している日本企業の多くが、海外の原材料を使ったり、海外から商品を輸入したりしているためです。
例えば、1ドル=120円の時に1万ドル分の原材料を調達しようとすると、120万円あれば購入することができます。しかし、円安が進み、1ドル=130円になると、同じ1万ドル分の原材料を調達するのに、130万円が必要になるわけです。
つまり、円安になったことで、海外から原材料を調達したり、輸送したりするためのコストが増え、それがやむなく商品の価格に転嫁されているというわけです。
原油はそのほとんどを海外からの輸入に依存しているので、必然的にティッシュやトイレットペーパーの価格も上がります。カカオやスパイスも輸入依存率が高いので、チョコレートやカレールーも価格が上がるというわけです。困りましたね。
一方で、日本からの輸出が大きな割合を占めている企業にとっては、「円安」がプラスに働きます。
例えば、家庭用ゲームを製造する「任天堂」や自動車メーカーの「トヨタ自動車」などがそうで、特にトヨタ自動車は1円「円安」になると営業利益が400億円押し上げられるとも言われています。みなさんの中にも、「円安」によって投資先の企業の業績上振れが期待できそう、という人もいるかもしれませんね。
このように「円安」は、身近な生活にも、投資にも、密接に関わっていることがわかります。
そんな切っても切り離せない家計と投資について、年間3万人以上が学んでいる『お金の教養講座』ですが、新たに特別編として、家計改善と自分自身の興味がある投資についてセットで学べる「教養&株式投資編」と「教養&投資信託編」を開催します。
全国どこからでも参加できるZoomを使っての開催となる今回は、顔出し不要でありながら、クイズなどを織り交ぜてインタラクティブに学ぶことができます。講師は、TBSやフジテレビなどのテレビをはじめ、多数のメディアに登場している小野原講師。小野原講師の明るく楽しい授業は、お金について学ぶことのイメージをきっと変えてくれるはずです。
商品価格の値上げで家計が気になるという人は、今がまさにお金について考える絶好のチャンスです。株式投資に興味があるという人も、投資信託について知りたいという人も、この機会に大人気の『お金の教養講座』を体験してみませんか。
Student’s voice
受講生の声

受講開始2年で4000万円の利益。脱・長時間労働で、家族ファーストの人生を謳歌
H.M さん(株式投資スクール 2011年)
お金に対する感覚が変わるきっかけとなったのが、2010年頃、妻と一緒に出かけた香港旅行でした。今思えば不思議な出会いだったのですが、香港で私たちを案内してく…<続きはこちら>

