大統領は、すぐには決まらない？

本日11月5日は、アメリカ合衆国大統領選挙の投開票日です。民主党候補のカマラ・ハリス副大統領と、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領が、激しく競り合う今回。ハリスさんが当選しアメリカ史上初の女性大統領が誕生するのか、それともトランプさんが返り咲くのか、注目が集まっています。

そんな大統領選の開票は、通常であれば投票日の夜から翌日未明には勝者が確定するのですが、今回は大勢が判明するのに数日かかるという可能性も。

というのも、アメリカはその地理の広大さから、投票所に行かなくても参加できる「郵便投票」という選択肢が用意されています。前回2020年の大統領選は、コロナ禍だったこともあって郵便投票を選択する人が大幅に増加。今回の選挙でも郵便投票が多くなると、その集計に時間がかかることが予想されます。

また、今回の大統領選は、これまでの世論調査でかなりの接戦となる見通しになっています。開票が始まったときの実際の得票数も接戦である場合、州によっては数え間違いを防ぐために再集計を行ったり、申し立てがあれば再集計に応じる州もあります。当然、再集計が行われれば、さらに時間がかかることになるので発表の遅れに繋がりそうです。

さらに、前回2020年の大統領選がそうだったように投開票の内容に対して訴訟が行われる可能性も。法廷闘争が長引けば、最終的な決着が12月や1月にまでもつれ込む可能性もないとはいえません。

このように、日本の総裁選とは異なり、すぐには決まらない可能性があるのがアメリカの大統領選挙。当選者が確定するまでは、まだまだ目が離せそうにありません。

そんな全世界が注目する大統領選のニュースですが、近年はそのニュースとセットで資産運用に関するニュースを耳にすることも多くなりました。というのも、大統領選の動向次第では、アメリカ、ひいては世界中の株や債券が大きく動く可能性があるからです。

一方で、こうしたニュースによって資産運用への興味が湧いてきたものの、実際にどのように投資すればその波に乗れるのか、そもそもどういう投資が自分に合っているのか分からないという人も多いはず。

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