未来のお金のつくり方。

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明けましておめでとうございます。
ファイナンシャルアカデミー代表の泉 正人です。

「物価高」「エネルギー価格の高騰」「歴史的円安」「高校の授業で金融教育がスタート」「山口県阿武町4,630万円の誤送金」「米政策金利の連続利上げ」「東京五輪の汚職事件」「資産所得倍増プラン」「NISA投資枠拡大」――2022年は例年に増してお金の話題やニュースの多い1年だったように思います。

エネルギー価格の高騰や円安を背景とした物価高は、私たちの生活コストを大きく押し上げました。しかし一方では、歴史的な円安をまたとないチャンスとして、大きく資産を増やした人もいるはずです。

近年のFIRE(Financial Independence, Retire Early)ブームでは、経済的自立と早期退職をめざして米国株で積極運用する人が増えました。しかし、市場の予想を超える米政策金利の連続利上げにより米国株は急激に勢いを失っています。最近では「FIRE卒業」という言葉もよく目にするようになりました。

このように、どんなお金の話題やニュースにも、様々な「顔」があります。どのような「顔」が表れるのかは、人によっても違いますし、タイミングによっても違うかもしれません。しかし、ひとつだけ確実に言えることがあります。それは、「お金の教養を身につければ、お金の話題やニュースを、より正しく判断できるようになる」ということ。

お金の教養が高い人は、冒頭に挙げたお金の話題やニュースから、今何をすべきか、未来に向けてどんな対策をすべきか、どのようなチャンスが眠っているのかを考え、行動することで、人生をより良いものに変えていっているのです。

さあ、2023年です。
今年はどのようなお金の話題やニュースが登場するのでしょうか。

本年度の税制改正の大綱には、岸田政権が打ち出している「資産所得倍増プラン」の実現に向けて、NISA制度の投資枠拡大・恒久化が盛り込まれる予定になっています。

NISA制度の投資枠拡大は、投資をしない人にとってはほとんど恩恵のない話かもしれません。しかし、私たちがこの制度の仕組みを正しく理解し、戦略的に活用していくことができれば、資産形成のスピードは確実に加速します。将来不安の払拭はもちろん、あきらめかけていた夢も実現できるかもしれません。

そのために必要なのが、お金の知識です。お金の知識と、お金の話題やニュースが相まったとき、それは「生きる知恵」に変わるのです。

未来のお金のつくり方。
それは、正しいお金の知識を学び、時代の変化の中でどのように立ち振る舞うべきなのかを判断できるお金の教養を磨くこと、そのものです。

Think Money. Think Life.
2023年を、お金について改めて向き合う1年にしてみませんか?

著者プロフィール

泉正人

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行い、義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。

『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

ファイナンシャルアカデミーグループ代表。
泉自身が講師を務める月額動画コンテンツ
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