35歳男性、手取り29万円：「妻の年収＞夫の年収」資産運用って一般人も可能なの？

＜質問＞　結婚3年目です。妻がベンチャー企業の役員で、自分より100万円くらい年収が高いです。夫婦仲は良好ですが、「自分のほうが年収が低い」ということが気になり、どこか肩身がせまく、家事も自分のほうが負担しようと思っているし、妻に対して強く言えないところがあります。できれば妻と同等以上に稼ぎたいですが、本業では年収を上げるのが難しいので副業に興味を持ち、資産運用という方法を知りました。私はごく一般的な会社員です。そんな自分でも稼ぐことってできるのでしょうか。

＜回答＞　相談者さんは、収入で上下関係が決まるわけではないということがわかっていながらも、どこかコンプレックスを感じてしまう自分に対して、自信をつけたいと副業に興味を持ったのですね。

副業にもさまざまな種類がありますが、今回質問者さんが興味を持った資産運用は、「働かない副業」として位置づけられます。

なぜ、働かないのか？それはあなたではなく、お金そのものに働いてもらう仕組みだからです。

まずは、質問者さんが資産運用を副業として行った場合に、どんなメリットとデメリットがあるかみてみましょう。

▶︎＜メリット＞
・資産運用は自分の労働時間を使って稼ぐものではないので、稼ぎに上限がありません。（いくつもの賃貸物件を買っても、自分の時間をほとんど減らすことなく、収入だけ増やしていける大家さんのように）

・自分自身は働かず、お金に働いてもらうため、時間効率性も持続可能性も高いので家族の時間も犠牲にしません。

・手持ち資金を元手に稼ぐ方法である働かない副業は、最初のうちはお金が増えるスピードが遅いかもしれません。ただ、長く続ければ続けるほどそのスピードは加速していきます。お金の成長を時間で買うことができるのです。

　
▶︎＜デメリット＞
・働いてもらうためのお金、つまり自己資金が必要ということ。同じ運用をしていても、自己資金が少ないと得られる収入は少なくなります。

・損失が発生するリスクがあること。自分の思っていたこととは反対方向に物事が進むと、損失が出ることがあります。時には大きな損失が出ることも。

「一般的な会社員の自分にできるのか？」そう考える質問者さんが一番気にされているのが「損失が発生するリスク」ではないでしょうか。

安心してください。それは、知識と経験によってカバーできます。

自動車の運転と同じです。自動車を運転したこともないのにいきなり高速道路を走れば、事故を起こすことは必至でしょう。しかし、教習所に通い、免許を取得してからなら、高速道路も安全に運転できるようになります。さらにドライバーとして経験を積めば、レースにも出られるようになるかもしれません。

資産運用もこれと同じで、勉強によって知識を身に付け、少しずつ経験を重ねていくことで、より安全に利益を出せるようになります。

自分の脳に時間とお金を費やして、投資の知識・スキルを高めていくことで、「働かない副業」と呼べるほどに安定的・定期的な収益を得られるようになります。

そして得た収益で、
・感謝の気持ちを込めて奥さんにサプライズのディナーをプレゼントしたり、
・子どもが生まれて奥さんの収入ダウンのときの家計の支えになったり、
・自分の趣味を楽しむゆとりができたり、
自分や家族を幸せにすることはもちろん守ることもできます。

そのために、自分の知識とスキルを高めること。これが一番大切です。頑張っていきましょう。