子どもたちに伝えたい、お金の「正しい使い方」

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ファイナンシャルアカデミーグループには、ファイナンシャルアカデミーを筆頭に、研究機関やメディアなどいくつかの組織があるのですが、その中に金融学習協会という一般社団法人があります。

金融学習協会では、社会貢献活動の一貫として、小学生向けにお金の正しい使い方について学べる「ハピプロ」というゲームを作り、様々な小学校を訪問し、開催をしています。

先々週は、東京都小平市にある小学校で開催が予定されていましたが、超大型の台風21号の影響で中止となってしまいました。スタッフは皆、とても残念がっていましたが、また日を改めて開催する予定です。

「子どもにお金のことを教えるのは楽しい!」と、関わるスタッフ全員が声を揃えて言います。
大人になると、少なからず「お金」というものに対する先入観が私たちの中にできてしまっているように感じます。でも、子どもは真っ白なキャンパスに初めて色を入れていくくらい、純粋な気持ちで話を受け入れてくれます。「お金」というものに対するネガティブな感情もありません。スーッと伝わっていくから、私たちボランティアスタッフも心から楽しめるのだと思います。

「ハピプロ」というゲームでは、おこづかい帳をベースにゲームを進めていきますが、お金を無駄遣いせず、たくさん貯めた人が優勝するわけではありません。お金の「使い方」に視点を当て、お金の使い方が美しい人が優勝するようになっています。

その鍵を握るのが「ハピ」という、”HAPPY”をもじったポイント制度です。自分の満足のためだけにおこづかいを使ったり、貯金をしても、ハピは貯まりません。家族や友だちのためになることや、社会がよくなること、将来の自分のためになることにおこづかいを使うとハピがたくさん貯まるという仕組みになっているのです。

大人がこのゲームをやると、頭で計算してハピを増やそうと考えてしまいがちですが(笑)、子どもたちはそうではありません。真っ白なキャンパスを持った子どもたちは、「お金は人の役に立つために使うもの」と教えられれば、そのように使うことができるのです。

そんな子ども向けの社会貢献活動を、私たちファイナンシャルアカデミーグループは、これからも想いを込めてコツコツと継続して行っていきます。興味のある保護者の方や学校関係者の方は、私が代表を務める一般社団法人金融学習協会のウェブサイトを見てみてくださいね。

http://kinyugakushu.jp

著者プロフィール

泉正人

日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークでスクール運営を行い、義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着を目指している。

『お金原論』(東洋経済新報社)、『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。

ファイナンシャルアカデミーグループ代表。
泉自身が講師を務める月額動画コンテンツ
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