ドルコスト平均法(どるこすとへいきんほう)

ドルコスト平均法とは、一定の金額で、同じ金融商品を、定期的に購入し続ける運用方法の1つです。
例えると、
・毎月◯万円ずつ、
・ある投資信託を、
・購入し続ける、

ということです。投資信託と聞くと複雑に思う方もいるかもしれませんが、ドルコスト平均法の仕組みそのものは、毎月一定額で積み立てる定期預金と同じようなもので、シンプルかつリスクの低い投資法として証券会社でも紹介されています。

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ドルコスト平均法を利用した投資信託の具体例

では実際にドルコスト平均法で積立投資をするというのはどういうことなのでしょうか。例として、ある投資信託を毎月5万円で購入するドルコスト平均法を行ったとします。すると以下のように積立していることになるのです。

毎月5万円購入なので
・初めの月は5口の投資信託を購入
・次の月は価格が上がったので4口購入
・3カ月目の月は価格が下がったので6口購入

*始めの月の投資信託の価格(基準価額)が1万円と仮定
*投資信託は1口、2口と数えます
*金額が一定なので、4.5口や6.3口といった端数の購入も可能です

ドルコスト平均法のポイントは投資金額が一定していることです。そのため株価や投資信託の基準価額が高くなると購入量が減ります。そして基準価額が低くなると購入量が増えるということです。

ドルコスト平均法の主流は投資信託と金積立

このようにドルコスト平均法は定期的に投資する金額を決めて行うことが基本です。
コツコツお金を貯める投資法なので長期的な資産形成を目的とする方には向いています。

しかし、全ての金融商品の積立に向いているわけではありません。
比較的価格変動が緩やかな投資信託や金の積立で利用されることが一般的です。

価格変動が激しい金融商品(株式投資の個別銘柄や原油や小麦などのコモディティ)においては、ドルコスト平均法は運用の難しい一面があることも知っておきましょう。

ドルコスト平均法のメリット

その上で、ドルコスト平均法には、「一度設定したらあとは自動」、「高値づかみのリスク減」、「相場の動向に一喜一憂しなくてよい」というような、熟練の投資家にも、投資初心者にとっても大きなメリットがあげられます。
長期的に続けることで、投資初心者でも中上級者に匹敵するほどの成果をあげられることもあります。

ドルコスト平均法のメリット1:一度設定したらあとは自動

ドルコスト平均法の1番の魅力は、『一度設定したらあとは自動』で続けることができるということです。投資という言葉を聞くと、「PC画面に張り付いていないといけない」とか、「景気ニュースの動向をチェックしなければいけない」というイメージがある方も多いかもしれません。
しかし、この方法は全て自動化できるのです。

・毎月◯日に銀行口座から証券口座に送金し、
・毎月◯日に証券口座から投資信託を購入する、
という手続きが全て自動化できることで、忙しいサラリーマンでも、主婦の方でも、多くの方が続けやすい運用方法となっています。

ドルコスト平均法のメリット2:高値づかみのリスク減

株式市場が活況してくると、投資をしたくなる人が増えてきます。しかし、いざ株を購入するとなると、いつ購入していいかのタイミングがわからず、結果として株価がピーク(高値)になったところで購入してしまい、損をしてしまうことも多い傾向にあります。ところがドルコスト平均法では、機会的に毎月一定額で購入を続けるので、株価(投資信託の場合は基準価額)が高値になると、購入する量は少なくなります。そのため高値で投資する比重が少なくなり、高値づかみで失敗する可能性を減らすことができます。
さらに株価下落時には、同じ投資額でいつもより多く購入できる点も見逃せません。

ドルコスト平均法のメリット3:相場の動向に一喜一憂しなくていい

前述のメリットにも重なりますが、ドルコスト平均法は相場が高騰している時は購入する量を抑え、相場が下落しているときにはたくさん購入できるというメリットがあります。つまり多少の下落があったとしても、長期的に値上がりする金融商品を購入することができれば、短期的(1年や2年単位含む)な相場の動向には一喜一憂せずに、購入を続けることができる仕組みであるとも言えます。

たとえばですが、全世界に投資を行えるバンガードトータルワールドETF(VT)に時間分散となるドルコスト平均法で購入を続けていくと、10年以上の長期的な視点で考えると、積立額の2倍以上の投資成果を期待出来るということです。

ドルコスト平均法のデメリット

このようにドルコスト平均法はリスクの低い万能な運用法に見えます。しかしドルコスト平均法でもいくつかのデメリットがあるのです。ドルコスト平均法は以下のデメリットに注意して取り組むことをおすすめします。

ドルコスト平均法のデメリット1:支払い手数料が増加する場合もある

ドルコスト平均法の場合、定期的に購入するので、長期的にみると購入する回数は多くなります。そして一般的な金融商品の売買では手数料が必要です。したがってドルコスト平均法で購入を続けることで発生する買付手数料が思わぬ負担になることもあります。

実際にドルコスト平均法を行っている投資家の間では、買付手数料が無料の「ノーロード型投資信託」だけに絞って運用することを推奨しています。

ドルコスト平均法のデメリット2:短期投資には不向き

ドルコスト平均法は投資する時間(時期)を分散することで株価変動リスクを最小限にする運用方法です。また定期的に一定額ずつコツコツと積み立てるという運用方式は、運用成果が現れるのに時間を要する可能性があります(10年単位)。 短期(1年以内)での運用成果を考える場合には、ドルコスト平均法は不向きだと言えるでしょう。

したがってドルコスト平均法での運用は長期的に成長の見込みがある投資信託を選択し、かつ長期間積立し続けられる投資金額を設定する必要があります。

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