マネー用語集（は行）

• バーチャート（ばーちゃーと）

  安値と高値を結んだ棒足に、始値を左、終値を右にひげとしてつけた時系列チャートのこと。「3本バーチャート」「4本バーチャート」があります。

• パー発行（ぱーはっこう）

  額面100円ちょうどで発行される債券のこと。

• バイアス（ばいあす）

  偏見、偏った見方。

• バイイング・クライマックス（ばいいんぐ・くらいまっくす）

  相場の上昇が続く中でヒステリックな買いによって短期問で起こる、最後の吹上げ的な急騰相場のことをいう。後から振り返って、その後に大きな下落があると、その直前がバイイング・クライマックスであったといわれるが、相場の上昇が続く中での大天井をつけるような買いのことをいう。この逆がセリング・クライマックスである。

• ハイテク株（はいてくかぶ）

  電機、精密などの業種で高度な技術力を持つ企業の株式のこと。具体的には、デジタル家電や精密機械、電子部品などに関する銘柄を指す。

• 配当（はいとう）

  株主が出資した会社から受けとる報酬をいいます(インカムゲイン)。お金を出してくれたお礼と考えると、分かりやすいです。

• 売買契約書（ばいばいけいやくしょ）

  略して「バイケイ」と言います。不動産を購入する際の契約書です。

• 売買単位の変更（ばいばいたんいのへんこう）

  売買単位を1,000株から100株にするというように、売買単位のケタを下げることなど。これも株式分割と同じで、売買最低単位の金額を引き下げて投資家が取引しやすくするための措置です。

• ハウスメーカー（はうすめーかー）

  広範囲な営業網を持つ大手住宅メーカーを指します。部材の生産から設計、施工まで、工場生産化率を高めてシステム化し、土地探しや資金計画、アフターサービスまで家づくり全般のサービスを行います。

• 爆買い（ばくがい）

  2015年当時、主に中国からの旅行客を中心に積極的な電化製品の買いあさりがみられました。その日本人の想像を絶する爆発的買いあさり行動を「爆買い」と呼んでいました。

• 発生主義（はっせいしゅぎ）

  「発生」したタイミングで、売上や費用を認識する方法のことをいいます。日本の場合、ほとんどの売上は「出荷」によって発生したとみなされます。

• バランスシート（ばらんすしーと）

  B/S、賃借対照表とも呼ばれる、企業の「資産」と「負債」、「純資産」がわかる決算書のひとつです。

• バリュー投資(割安株投資)（ばりゅーとうし（わりやすかぶとうし））

  バリュー型の投資家は「株式市場のバーゲンハンター」をいう。売りたたかれて当期利益や法人資産に比して割安になった株を好むもの。配当利回りが高いか、低PER(株価収益率)あるいは低PBR(株価純資産倍率)の株を買い付けるのが普通である。

• バレル（ばれる）（ばらんすしーと）

  ヤード・ポンド法における体積を表す単位。1バレル=約159リットル。

• PER（ぴーいーあーる）

  株価が1株あたりの収益力に対してどのくらいの値段になっているか、という指標。シンプルですが奥深く、とても大事な指標です。企業ごとに成長性などが異なるので妥当なPERは異なりますが、とりあえず標準的なPERは15倍程度と覚えておきましょう。

• PTS（ぴぃーてぃーえす）

  ProprietaryTradingSystemの略で、私設取引システムのこと。2016年10月現在はSBI証券で取引可能。取引時間帯は毎営業日の8:20~16:30まで、19:00~23:59まで。

• BS（びーえす）

  貸借対照表のことを、英語でバランスシート、略してBS(ビーエス)といいます。この言葉は一般的に使われるので、ぜひこの機会に覚えてください。

• B/S（びーえす（ばらんすしーと）

  バランスシートの略で賃借対照表という。財務諸表の一種で、ある時点(例えば決算時)における企業の財務状態を明らかにするために作成される表で、債・資本・資産を記載する。

• PL（ぴーえる）

  損益計算書のことを、英語でプロフィット&ロス、略してPL(ピーエル)といいます。この言葉も先のBSと同様、一般的な言葉ですので、ぜひ覚えてください。

• ピーター・リンチ（ぴーたー・りんち）

  1990年代の初めに40代の若さで引退したが、それまではウォーレンバフェットと並び称されるほどの投資家だった。現在でも投資の啓蒙活動で活躍しています。著書『ピーター・リンチの株で勝つ』では、身近にある成長株を見逃さず10倍株を狙おう、というメッセージを個人投資家に伝えています。

• BTC（ビーティーシー）

  ビットコインの通貨単位として使用される一般的な表記のこと。たとえば「1BTC」「0.01BTC」などと使う。

• 引受基準緩和型（ひきうけきじゅんかんわがた）

  「過去3カ月以内に入院・手術を勧められた」「過去2年以内に入院・手術をした」など5~6つの項目に当てはまらなければ診断書の提出や医師の診査を受けなくても加入できます。保険料はおおむね通常の医療保険の2~4倍になっているものが多いようです。

• 引け（ひけ）

  証券取引所の取引において、クローズ時(最終)の値段のことをいいます。

• ビジョナリーカンパニー（びじょなりーかんぱにー）

  世界中の経営者に大きな影響を与えている、経営書の大ベストセラーシリーズ。株価を、長期的な企業のパフォーマンスを測る重要な指標として使い、大きなパフォーマンスを上げた企業を定性面から研究して、その特徴や教訓をまとめあげています。投資家からも人気があるシリーズです。

• 被相続人（ひそうぞくにん）

  遺産相続の場面において、相続財産を遺して亡くなった人のことをいいます。

• 非耐久財（ひたいきゅうざい）

  使用回数が少なく、使用期間も短い有形の製品のこと。例えば、飲料、食品、洗剤、化粧品、電球などの消耗品を指します。

• ビットコイン（びっとこいん）

  仮想通貨の一種。仮想通貨であるものの実際に価値を持っており、金に近い性質と言われる。中央銀行や特定の企業のような発行体が無いのが特徴。ビットコインは世界中で日常生活に使われることを目指して作られている。

• ビットコインアドレス（びっとこいんあどれす）

  ビットコインにおける住所やEメールアドレスのようなもの。ビットコインで支払う際、あるいはビットコインを受け取る際にこの情報を提供しなければならない。

• Bitcoin Unlimited（BU）（ビットコインアンリミテッド）

  現在のBitcoinのプロトコルでは、1ブロックあたりの容量は最大1MBというルールが決められているが、この制限を緩和したプロトコルまたは組織のことをBitcoin Unlimited（BU）と言う。Bitcoinネットワークにおけるトランザクション詰まりを解消し、スループットの向上を目指すことが目的。 ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために、かねてより関係者の中でBUに関する議論が重ねられてきたが、最終的にはコミュニティーに賛同を得ることができず、ハードフォークは行われなかった。

• ビットコインETF（びっとこいんいーてぃーえふ）

  ETFとは「Exchange Traded Funds（上場投資信託）」の略で、証券取引所に上場している投資信託を指す。投資信託でありながら証券取引所に上場しているので、株と同じように取引時間中にリアルタイムで売買できることが特徴。

• ビットコイン・インベストメント・トラスト（びっとこいん・いんべすとめんと・とらすと）

  2013年に世界で初めて、適格投資家向けの私募投信として正式に取引を開始した、ビットコイン価格に連動する投資信託のこと。ティッカーシンボルは「GBTC」。ウィンクルボス兄弟のビットコインETFに先駆けて取引が公開された。

• ビットコインATM（びっとこいんえーてぃーえむ）

  ビットコインの売買に対応した現金自動預払機（ATM）のこと。ウォレットに保有しているビットコインを換金し、現金として引き出したり、現金でビットコインを購入したりできる。

• Bitcoin XT（ビットコインエックスティー）

  従来のビットコインコアとは仕様の異なるビットコインのコアシステムのこと。ビットコインのブロックサイズの上限を緩和する提案である「BIP101」をベースとしている。

• ビットコイン価格（びっとこいんかかく）

  ビットコインなどの仮想通貨の価格は需要と供給で決まる。取引所でその仮想通貨を買いたい人、売りたい人がそれぞれ希望の値段でオーダーを出し、値段がマッチングすると売買が成立する仕組み。

• ビットコインキャッシュ（Bitcoin Cash）（びっとこいんきゃっしゅ）

  2017年8月1日以降にビットコインからハードフォークされて誕生したアルトコインの一つ。通貨略号はBCH。ビットコインには取引スピードの低下やスケーラビリティ問題を抱えているが、ビットコインキャッシュはこれを解決するために生み出された。

• ビットコイン決済（びっとこいんけっさい）

  ECサイトや飲食店、家電量販店などでの決済手段としてビットコインを用いること。決済手段としてビットコインを導入することは、店側にとって、クレジットカードよりも決済手数料が安く支払いサイクルが短い、外国人旅行客の利用増加が見込める、などのメリットがある。

• ビットコイン・コア（びっとこいん・こあ）

  ビットコインコミュニティーによって運営されているフリーソフトウエアプロジェクトであり、ビットコイン公式のデスクトップウォレットのこと。

• Bitcoinjs（ビットコインジェーエス）

  Bitcoinに関わるプログラムのJavascriptライブラリのこと。Hive Wallet、Blockchain.infoなどのWeb Walletで利用されている。

• ビットコインホワイトペーパー（びっとこいんほわいとぺーぱー）

  2008年10月31日、Satoshi Nakamotoと名乗る人物により公開された、「Bitcoin : A Peer-to-Peer Electronic Cash System」というタイトルの論文のこと。

• 評価損益率（ひょうかそんえきりつ）

  信用買いの建玉を保有する人々が、平均してどのくらいの損益を抱えているかという率。東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場平均です。

• 費用収益対応原則（ひようしゅうえきたいおうげんそく）

  売上原価などの「費用」は、売上などの「収益」に貢献した分しか利益の計算には計上してはいけない、という会計における原則をいいます。

• 標準偏差（ひょうじゅんへんさ）

  データや確率変数の散らばり具合(ばらつき)を表す数値のひとつ。物理学、経済学、社会学などでも使います。例えば、ある試験でクラス全員が同じ点数であった場合(すなわち全員が平均値であった場合)、データにはばらつきがないので、標準偏差は0になります。

• 標準報酬月額（ひょうじゅんほうしゅうげつがく）

  原則4月~6月の給与の平均額から求められ、9月分から翌年8月分までの社会保険料に適用されます。

• ファイナンシャルプランナー(FP)（ふぁいなんしゃるぷらんなー）

  一種のファイナンシャルアドバイザーでパーソナルファイナンス(個人資産の運用・管理)のあらゆる分野に関する幅広い知識を有していることが理想である。コンサルティング料だけ取るプランナーの場合、報酬源はクライアントだけになる。

• ファンダメンタルズ（ふぁんだめんたるず）

  一国の経済状態を示す基礎的指標のこと。成長率・物価上昇率・失業率・国際収支など国際経済安定のための基礎的条件のこと。

• フィスココイン（ふぃすここいん）

  株式会社フィスコがブロックチェーン技術を用いて発行した独自のトークン。通貨略号は「FSCC」。実験段階ではあるが、社内だけでなく外部にも向けたトークンを発行するのは日本の上場企業としては初の試みである。

• 付加価値（ふかかち）

  生産過程で新たに付け加えられる価値。総生産額から原材料費と機械設備などの減価償却分を差し引いたもの。

• 賦課方式（ふかほうしき）

  賦課方式は、年金支給に必要な財源を、その時々の現役世代からの保険料収入でまかなう方式です。一方、将来自分が年金を受給するときに必要となる財源を、現役世代のうちに積み立てていく“積立方式”で運営している国もあります。

• 複式簿記（ふくしきぼき）

  簿記には「単式簿記」と「複式簿記」があります。一般的な家計簿のように、収入なら収入、支出なら支出だけを連続して記帳する方法のことを言います。一方、複式簿記は、一つの取引の動きをより詳細に記録するために、原因と結果をあわせて記述していく方法のことをいいます。

• 含み益・含み損（ふくみえき・ふくみぞん）

  保有している株式を市場に売り出した場合、購入価格よりどのくらい得、または損があるかを表した額のこと。利益があれば「含み益」で、損があれば「含み損」。企業の含み損益は会社四季報で確認できる。

• 含み損（ふくみぞん）

  為替や株式の保有資産が、現在の価格(時価)の購入価格(簿価)よりも低い場合に、その差額のことをいいます。これは、ある時点での潜在的な損失額のため、実際に売却するまで金額は確定しません。

• 複利（ふくり）

  複利運用は「利息が利息を呼ぶ」と言われます。一定期間の運用で生じた利息を元本に加え、それを新たな元本として一定期間運用するため、徐々に元本部分の額が増える分だけ、単利運用と同じ利率でも、より大きくお金を増やす効果が得られます。ちなみに、年5%の利率で10年間、単利運用と複利運用の収益を比較すると、元本が100万円の場合、単利運用だと10年後の元利合計金額は150万円ですが、1年複利で運用すると、162万8,894円になります。この差額に相当する12万8,894円が、複利運用によって得られた効果です。

• 複利効果（ふくりこうか）

  複利は、一定期間中に生じた利益を元本に組み入れて、さらに次の期間も運用していきます。結果、運用期間を経ることによって徐々に投資元本が大きくなっていくため、たとえ運用利回りが同じでも、元本が膨らんだ分だけ実際に得られる収益が大きくなります。たとえば、100万円を年5%で10年間運用した場合、単利運用だと元利合計額は150万円ですが、1年複利で運用すると162万8,894円、半年複利だと163万8,616円、1カ月複利だと164万7,009円になります。

• 付言事項（ふげんじこう）

  法律に定められていないことを遺言書で付言する事項。

• 負債（ふさい）

  支払い義務。借金だけでなく、購入してこれから支払う予定のお金や、これから支払い予定の賃金なども含みます。

• 双子の赤字（ふたごのあかじ）

  アメリカにおける財政赤字と貿易赤字の2つの赤字のこと。

• 物価スライド制（ぶっかすらいどせい）

  年金額の実質価値を維持するため、物価の変動に応じて年金額を改定すること。前年(1~12月)の消費者物価指数の変動に応じ、翌年4月から自動的に年金額が改定される。

• FTSE100（FTSE100種総合株価指数）（ふっつぃーわんはんどれっど（えふてぃーえすいーひゃくしゅそうごうかぶかしすう））

  Financial Times-Stock Exchange1OO-Share Indexの略である。ロンドン証券取引所に上場している時価総額上位100杜のインデックス。FT-SE250は、上位100社に続く大企業250社のインデックスである。

• 物納（ぶつのう）

  物納とは、不動産を納税額相当分、国に納めることです。

• 不動産鑑定士（ふどうさんかんていし）

  不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、不動産の経済価値に関する高度専門家を言います。不動産鑑定士試験に合格し、定められた手順を経て、国土交通省の不動産鑑定士名簿に登録されます。

• 不動産対応証券（ふどうさんたいおうしょうけん）

  不動産貸付の賃料収入や不動産を売却する際の代金を収益の源泉とする有価証券。

• 不動産投資顧問業（ふどうさんとうしこもんぎょう）

  不動産投資顧問業の主な業務は助言業務であり、「不動産マーケットに関する調査・分析」、「不動産投資適格・不動産ポートフォリオ評価」、「保有する不動産の運用に関する評価・分析」など実物不動産に関して専門的立場から助言・調査報告をする。契約前後には、「契約締結前の書面」、「契約締結時の書面」、「不動産投資顧問契約書」の作成などの一定のルールが不動産投資顧問業登録規程により定められており、不動産投資市場の育成と投資家の保護を目的としている。

• フラット35（ふらっと35）

  住宅金融支援機構が金融機関から住宅ローンを買い取り、住宅ローンを担保とする債券を発行し、市場(投資家)から資金調達する仕組みにより提供される「長期固定金利」の住宅ローンのことです。

• BRICs（ブリックス）

  有力新興国とされるブラジル（Brazil）、ロシア（Russia）、インド（India）、中国（China）の頭文字をとった造語。アメリカの証券会社ゴールドマン・サックスが２００３年の投資家向けレポートで使用したのが始まり。sを南アフリカ（SouthAfrica）とする場合もあります。

• 不良債権（ふりょうさいけん）

  金融機関が融資した後、融資先の企業が破たんしたり、経営難に陥るなどして回収困難になっている貸出金のこと。金融機関は、貸出債権の回収見込みによって4段階に分類している。第1分類は「健全債権」、第2分類は「回収に注意を有する」、第3分類は「回収に重大な懸念がある」、第4分類は「回収不能」であり、不良債権は第3類、第4類に属するもの。

• 不良債権問題（ふりょうさいけんもんだい）

  多額の不良債権(回収が難しくなった債権)が経済活動を沈滞化させているという問題。多額の不良債権によって銀行がリスクを取れなくなり、社会的役目である信用創造の機能を発揮できなくなる。

• フルローン（ふるろーん）

  不動産投資に必要な物件の購入金額を、自己資金なしで、すべて金融機関からの融資を受けて調達できるローンのこと。

• ブレグジット（ぶれぐじっと）

  Brexit(ブレグジット)とはBritain(英国)とExit(退出する)を組み合わせた造語です。2016年6月23日、イギリスがEU加盟国を離脱するかを問う国民投票が行われ、市場の残留予想に反して離脱派が勝利し、一時為替相場が大きく動きました。

• プレマネー（ポストマネー）企業価値（ぷれまねーきぎょうかち）

  資金調達前の企業価値と調達後の企業価値のこと。通常はプレマネーバリュー+調達額＝ポストマネーバリューとなる。

• プロキシファイト（ぷろきしふぁいと）

  委任状争奪戦。敵対する株主同士が、株主総会で議決権を獲得するために、第三者の株主から委任状を確保しようと多数派工作を行うこと。プロキシ(proxy)の意味は、代理、代理権、（株主総会などの）代理委任状である。

• 分配金利回り（ぶんぱいきんりまわり）

  年間の予想分配金を投資金額で割って求める利回りのこと。1万円あたり毎月80円の分配金を出している投資信託を100万円分保有していた場合、年間の分配金額は9万6,000円。これを100万円で割ると、分配金利回りは9.6%になります。ただ、投資信託の基準価額は日々変動していますし、値下がりするケースもあります。購入時に比べて基準価額が値下がりした場合、いくら分配金利回りが高かったとしても、トータルの収益がマイナスになるケースもあります。元本が保証されたうえでの利回りではない点には注意しておくべきでしょう。

• ペイオフ（ぺいおふ）

  金融機関が破綻したときに預金者を保護するため、金融機関が加入している預金保険機構が、預金者に一定額の保険金を支払う仕組みのこと。一つの金融機関につき、1預金者あたり1千万円までの預金とその利息が保護されます。

• ペイオフ制度（ぺいおふせいど）

  金融機関が破綻した場合、預金保険機構によって預金者への払い戻しを保証する制度。2002年4月からは定期預金、及び定期性預金について、さらに2005年4月からは普通預金についても預金者1人あたり元金1,000万円とその利息が保護されています。

• 「平均値」と「中央値」（へいきんちとちゅうおうち）

  平均値はすべての数値を足して、数値の個数で割った値。中央値は「数値を小さい方から並べたときに、真ん中に来るもの」。金融資産の保有額のような調査では、一部の富裕層が平均値を引き上げることがあるので、平均値よりも中央値の方が実態に近くなります。

• ベース金利（べーすきんり）

  マーケットの市場金利にあわせて、各金融機関が設定する預金金利やローン金利の基準（指標）となる金利のことをいいます。

• PEGレシオ（ぺぐれしお）

  PEGレシオ(倍)＝予想PER(株価収益率)÷今後3年〜5年間の予想EPS(1株益)成長率。これは予想利益成長率に比して割安に取引されている企業を探すのに使われる指標である。PEGレシオが1倍割れなら、その株はバリュー株（割安株）とされる一般にPEGレシオが高いほど、株価も割高ということである。

• ヘッジファンド（へっじふぁんど）

  株や債券を買って運用するだけでなく、空売りをしたり、商品を売買したりと、かなり自由に資産運用するファンド。投資信託、年金、国富ファンドなどに負けない大きな勢力。

• 変額個人年金保険（へんがくこじんねんきんほけん）

  支払った保険料の運用成績によって年金額が変動する個人年金保険。運用成績によって将来受け取る年金が大きくなって戻ってくる可能性がありますが、支払った保険料より受け取る金額が減ってしまい、元本割れになる可能性もあります。

• 返済原資（へんさいげんし）

  借入金などの返済に充てられる確実な資金のことをいう。毎月の確実な収入（家賃収入など）から支出（管理費、積立金など）を除いた額。

• ペンタゴンチャート（ぺんたごんちゃーと）

  5角形を回転させて相場を分布する方法。

• ベンチマーク（べんちまーく）

  その投資信託が運用の「目安」としている指数のこと。通常、投資信託のベンチマークには一般的な「指数」(たとえばTOPIXや日経平均株価など)が設定されます。ベンチマークを見ればどんなタイプの投資信託かがわかります。

• 変動金利・固定金利（へんどうきんり・こていきんり）

  その時々の金利情勢で変動する金利が「変動金利」。固定されているのが「固定金利」

• 報酬比例部分（ほうしゅうひれいぶぶん）

  老齢厚生年金のうち、年金額が厚生年金保険加入期間中の報酬及び加入期間に基づいて計算される部分。

• 法定相続人（ほうていそうぞくにん）

  亡くなった人の財産や債務等を相続する権利がある人のこと。

• 法定耐用年数（ほうていたいようねんすう）

  減価償却期間算定の基準となる、物理的・経済的に使用可能な年数を法令で算定したもの。一例として、木造家屋は22年、鉄骨造は鉄骨の肉厚により19~34年、鉄筋コンクリート造で47年となります。

• ポータビリティ（ぽーたびりてぃ）

  日本語訳で「移動しやすさ」という意味で、転職や離職の際に年金資産の持ち運びができる(=ポータブル可能)ことをいいます。

• ポートフォリオ（ぽーとふぉりお）

  資産運用における用語の一つで、資産の構成状況を意味する。例えば現預金、株式、投資信託、外貨、金、不動産といったもので構成される。全体の収益性や安定性を考えながらポートフォリオを構築していくことが大切。

• ホームバイアス現象（ほーむばいあすげんしょう）

  投資家が自国の金融資産のウエイトを過剰に保有してしまう傾向。

• 保険解約返戻金（ほけんかいやくへんれいきん）

  解約返戻金は、「解約払戻金」や「解約返換金」とも呼ばれ、保険においては、契約期間中に保険を解約した場合に、保険契約者に払い戻されるお金のことをいいます。その金額は、保険の種類、保険期間、経過年数などによって異なり、通常は払い込み年数が短いほど払い込んだ保険料総額に比べて少なくなります。

• 保険料免除期間（ほけんりょうめんじょきかん）

  国民年金保険料の納付には全額免除、半額免除などの制度があり、これを受けた期間のことです。

• 保証金返済債務精算金（ほしょうきんへんさいさいむせいさんきん）

  決済（引渡）時に、敷金・保証金等の預り金返還債務を、精算する金額のことをいう。

• 菩提寺（ぼだいじ）

  先祖代々そのお寺の宗旨に帰依し、お墓や位牌のあるお寺・寺院のことをいいます。菩提所または檀那寺とも呼びます。

• ボラティリティ（ぼらてぃりてぃ）

  一般的に価格変動の度合いを示す言葉。「ボラティリティが大きい」は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティが小さい」は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。

• 本決算発表（ほんけっさんはっぴょう）

  決算年度終了後の1カ月半後までに、終わった1年間の業績の確定値と新年度予想を発表するもの。