
お金は、信用を見える化したもの。

ファイナンシャルアカデミーは2002年に創立しました。
その当初は、お金について学ぶことや、お金の知性を高めること自体が一般的ではなかったため、
「どうやって儲けるか教えてくれるの?」
「お金の勉強なんて怪しいね」
などという意見が、とても多かったのを覚えています。
それから年月が経ち、「お金の教養」を身につけるための総合マネースクールという総合的にお金について学べる場をコツコツ創ってきました。
そして、「お金の教養」というバランスの良い金銭感覚をもつことが大切だと考え、7つのお金の教養という形で、お金のスキルを7つにわけ、お金の教養と定義付け、そのお金の原理原則を、書籍と講座で伝え、いまでは、世の中のお金に対する考え方が変わってきたと感じています。
多くの人がコロナ禍で「お金」について考えた2020年。
証券口座数は2019年に比べても増加し、また2022年度からは高校でも家庭科の授業で投資が扱われるようになるなど、今、日本人の投資に対する感覚は大きく変わりつつあります。
2013年度からは、品川女子学院をはじめとする高校等でも、家庭科の授業でお金について学べる場ができ、
今までは裁縫などのスキルが家庭で役立ってきたが、これだけ世界中で物が飽和し、安く手に入るようになった時代には、
裁縫のスキルよりも、お金を正しく扱えるスキルのほうが、家庭の中で役に立つ。
という考えのもとで、学校でも教えるようになっているのです。
そして、高校生に教えている一番大切なこととして、「お金は、信用を見える化したもの」というお金の本質。
学校で勉強するのも、宿題をするのも、友達との約束を守るのも、
すべて、「信用」を築くためのこと。
日々の行いの積み重ねで「信用」ができあがります。
「信用」があると「信用ある良い仲間」が集まります。
「信用」ができると、良い仕事につけ、高いキャリアが得られます。
「信用」が高まると、夢をかなえるためのお金を、低い金利でたくさん集められます。
「信用」が高まるほど、長い人生において生活しやすくなる、という事実。
私たちが生きる「信用経済」という社会では、よくも悪くも、信用とお金が直結しています。
つまり、お金について向き合うことは「社会からの信用と向き合うこと」と同じなのです。
でも、私たち大人は、まだお金について学んでいない人がほとんどです。
信用経済の中で溺れないために
正しい「お金の教養」を身につける。
豊かで不安のない人生を送るために
正しい「お金の教養」を身につける。
義務教育で教わらない「お金の教養」を正しく学び育むことが、私たちの人生に心理的・経済的なゆとりをもたらすのです。
ファイナンシャルアカデミー代表
泉 正人