
前回のコラムで、身近な素材を撮影することからストックフォトライフを始めましょう、と書きましたが、身近な素材といっても、実際に売れているストックフォトって、どんなものがあるの?という疑問をお持ちになる方もいるかもしれません。
ということで、今回から実際にストックフォトでの販売につながった作品を紹介してみようと思います。1度だけで紹介しきれないため、「こんなストックフォトが売れています!シリーズ」として順次、作品を紹介していきます。
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花の写真は、意外と売れない
最も身近な素材として撮影しやすいものの1つに「花の作品」があると思います。しかし、花の写真は意外と売れません。
私の場合、「花の作品」の売上枚数は、全体の3%ほどに留まっています。でも、花の写真というのは、何より撮っていて楽しいものです。
こちらは、日本を代表する花、桜の花のストックフォトです。今年2月にご購入いただいています。
ストックフォトは、メディアで使用されるピークとなる季節の2~3か月前に購入されるのが一般的です。つまり、桜の花なら1,2月、海の素材なら4,5月という具合になります。このストックフォトも桜の満開となる2か月前の2月にお買上げいただいています。この桜の花は、東京都江戸川区の小松川千本桜で昨年春に撮影した作品です。
これは2016年5月に埼玉県さいたま市の与野公園で撮影した作品です。ディズニーランドローズという種類だそうです。この公園は、埼玉自然100選に選ばれていて、バラの名所としても有名で、毎年5月には園内のバラ園で、このような見事なバラに出会えます。なんでも約170種類、3,000株ほどのバラが咲き誇っているそうです。
これは、「ヘチマの花と青空」を撮った作品です。花の写真を撮るときに、青空をバックに撮るのが個人的には好きな構図です。このストックフォトは2016年8月に東京都足立区の都市農業公園で撮影しました。昨年9月にご購入いただいています。
都市景観は意外と人気な素材
誰でも簡単に写せて、売り上げもそれなりに見込めるのが都市景観のストックフォトです。私の場合、売上枚数の1割ほどは、都市景観の作品です。通勤の途中でもいいので、ほんの一瞬でも空を見上げてみてはいかがでしょうか?「え?こんな風景があったの?」と驚くはずです。
そんな一瞬をとらえたストックフォトが、東京都豊島区にある豊島清掃工場の煙突と青空の風景です。2016年10月に池袋大橋から見上げながらの撮影でした。昨年12月にご購入いただいています。
そして、これは昨年5月に撮影した都市景観です。仕事で車に乗って、東京都内の山手通りを走っていましたが、信号待ちになったときに運転席から身を乗り出して撮影。
まわりから見たら、あの人何やってるの?という挙動不審者かもしれませんが、ハッと思った瞬間は見逃したくないのがストックフォトクリエイターです。でも、夢中になるあまり危険な行為はしないように、常々注意している私です。この都市景観のストックフォトは、今年4月にご購入いただいています。
ところで、この都市景観のストックフォト2枚には、「コピースペース」という空間ができるような構図となっています。煙突の写真なら右側部分、ビル群の写真なら中央付近から右下付近にスペースができるように撮影しています。ストックフォトには、広告コピーを入れられる余白が常に必要です。このコピースペースについては、のちほど詳しく解説したいと思っています。
【ここがポイント!】
さきほども、「ストックフォトは、メディアで使用されるピークとなる季節の2~3か月前に購入されるのが一般的」と書きました。
PIXTAのクリエイター向け情報サイトには、「求められているのはコレ!!必見!注目のテーマ」という記事があって、あらかじめ、どんなストックフォトを準備して、メディアに注目される月を狙ってアップロードすればいかに効果的かという目安がわかるようになっています。
たとえば、今年1月の記事では2018年4月に注目される素材として、「海、夏、バーベキュー、花火、母の日、ひまわり、あじさい、ビール、新緑」などのワードが並べられています。
これらの単語の並びをご覧になれば、すぐにピンとくるかと思います。梅雨の時期から夏に向けての素材を4月に新作としてアップロードすれば、購入してもらえる確率が上がるというわけです。
確かにこれがポイントですが、私自身の場合、撮影枚数が多い上に、その写真をセレクトして画像ソフトで修整してアップロードするという時間が足りなくて、狙った月になかなか必要な素材をアップロードできていないのが実情です。楽しくも厳しい副業の日々です。