2018年が始まりました。
みなさんスタートダッシュはいかがですか?
新年に「今年こそ◯◯しよう!!」とちかったこと、続いていますか?
わたしも毎年「今年こそ◯◯しよう!!」と意気込んではみるものの、なぜか途中で挫折してしまうものと、すごく長く続くものとに分かれてしまいます。
そんなわたしにとって長く続いているものの1つ、「株式手帳」について今回はお話します。
「株式手帳」を書き始めると、お金の流れが見えてくる
自分自身で名付けている「株式手帳」とは、自分の資産運用のことを書き留めている手帳のことです。
わたしの場合、株式投資が好きなので、それに関することを毎日書いています。いつも同じ形式の手帳を使っていますが、自分の使いやすい市販の手帳でも良いし、大学ノートのような物でも構いません。もちろん今の時代スマホなどでの管理でもよいでしょう。
内容も自分の投資にあわせて、もしまだ投資をはじめていないようなら自分のお金の管理のことを書き留めてみるのもいいですね。実はわたしも最初のころは、株式投資のことより、「経済とお金の流れについて」のことを中心に書いていました。
さて、この「株式手帳」との出会いは、今からさかのぼること8年前。偶然にも家の近所の本屋さんで見つけました。
普通の手帳と大きく違うところは、「月間スケジュール」と「日々のスケジュール」の欄に主にきょう発表される予定の「経済指標」が載っているところです。
例えばGDP(国内総生産)とかCPI(消費者物価指数)とかアメリカの雇用統計とか……「経済指標」が発表されるとそれらの結果の善し悪しで為替・金利・株価が動く要因の1つになります。
それらを毎日チェックしていくと、お金の流れが自然に見えてくるようになるのです。
1冊の手帳にまとめることで、効率よく整理できる
「株式手帳」を書こうと思ったきっかけは、10年ほど前から「経済やお金に関する講座」を担当させていただくことが多くなったからです。いつしか日々の経済の動きなどをメモ書きしていくのが習慣になりました。
当たり前なのですが、経済は毎日なにかが起こりアップデートされていきます。例えば「経済新聞」や「経済の雑誌・本」などを読んでもすぐに古い内容になってしまったり、しっかり理解できていないのに、また、新しい話題が飛び込んできたりと、体系的に捉えて行くのが難しいなと感じることも多くなってしまいました。
また、メモ書きなので、バラバラしていて収集がつかなくなったり、書いたメモをなくしてしまったりとちょっと効率が悪いなと感じた頃に、1冊の手帳に書いてみるのはどうだろうと思いついたのです。
1日5分、書き留めることから習慣化しよう!
実際どんなことを書き留めているかというと、
①日経平均株価(NYの株式市場からの流れも考える)
②TOPIX
③日経平均先物
④為替相場(円・ドル)(円・ユーロ)
⑤日経新聞の記事に関連して上がった株・下がった株について
⑥経済指標や金融政策からの影響など
⑦自分の株式の合計金額(前日からプラスマイナスの金額)
⑧その日取引したもしくは気になる株について一言
⑨その他気になる事
①〜⑥のことを書き始めると、何が原因でその日の為替・金利・株価が動いたのかが面白いようにわかるようになってきます。このことが後の自分自身の株式投資にも大きく寄与することになりました。
⑦〜⑨を書くようになってからは1つ1つの銘柄よりもトータルでの投資額に目が向くようになりました。つまり、「全部の銘柄が上がっていなくてもトータルでプラスになっていればOKかな」と思えるようになったということです。
8年前に出会った手帳と同じものを毎年買い替えて、なんと、2018年で8冊目となりました。
同じ形式の手帳を8年も使うのは私自身も生まれてはじめてですし、正直自分でもこんなに続くとは思ってもいませんでした。
中のレイアウトもほとんどかわらないのに続けてこられたのは、1日5〜10分くらいの単純な作業を習慣化したからです。
そして毎日継続することは非常に力になるものだということも実感しています。自分が使ってみてあまりにも良かったので、時々授業の中で実際の手帳をお見せする事も多々あるほどです。
2017年12月29日(金)「大納会」の数字を記入し終えると、また1冊自分の「株式手帳」が完成しました。毎年最後の日を書き込むと「今年も終わった〜」と思うようになりました。結構感慨深くなるものです(笑)
そして、2018年、新しい年のスタートです。
今年はどんなドラマが待ち受けているのでしょうか?楽しみですね。
昨年は自分でもかなり納得のいく投資が出来たので、また、気持ち新たにリセットして、今年も株式投資を楽しんでいきたいと思っています。
「今年こそお金のことしっかり見つめていこう」「今年こそ資産運用始めてみよう」と思っていらっしゃる方。是非日々のお金に関することの記録をつけてみませんか?
かなりおすすめですよ。