株は本当に安全?コツコツと資産運用するなら株がいい理由

2019年7月18日

資産運用方法には様々な金融商品がありますが、その中でもメジャーな株式投資についての資産運用方法を紹介していきます。メジャーとはいえ、株式投資は無知のまましてしまうと大きなリスクがともなうものですので、どのように運用していくか、しっかりと仕組みを理解していきましょう。

なぜいま資産運用が必要なのか

収入が減少する一方、家計の支出は増加傾向

政府は賃上げや正社員登用の促進への対策をしていますが、個別企業に浸透し、そして個人の賃上げに浸透するまではまだまだ時間がかかるでしょう。また、それとは別の圧力もかかっています。それが働き方改革です。今までの残業時間を減らし、効率的な働き方を進めるということです。自由な時間ができた反面、収入は減少している世帯もあるのではないでしょうか。一方で物価は上がっています。つまり家計の支出は増加しているのです。特に生活上必須の光熱費が上がっているので、ほとんどすべての人の暮らしが厳しくなっているといえるでしょう。

定期預金ではお金が増えない

マイナス金利の影響で定期預金はほとんど利息がつきません。大手の金融機関では0.1%台でも高いほうですし、キャンペーンなどがあっても年利で考えて0.5%だとかなりよいほうではないでしょうか。SBJ銀行という韓国の銀行が行っていたキャンペーンでも年利0.8%だったので1%に届くほどの金利はないと思ったほうがよいでしょう。0.1%でも高いほうですが100万円を預けたとしても1,000円でさらにそこから税金が差し引かれ800円弱くらいの利息しかつきません、よって資産を増やすには預金ではなくリスクとリターンの関係を考えて自分にあった資産運用をしたほうがよいと考えます。

株は少額からコツコツとスタートできる!

株は月1万円からでも購入可能

株式投資というと100万円ほどのまとまった資金が必要と思われる方もいるかもしれませんが、積立形式や単元未満株の投資手法もあります。特に積立形式ですと株価の下落や上昇に心を奪われることなく効率的な投資ができるのでよいでしょう。

生活費に支障がない範囲で投資資金を決める

投資資金は余裕資金で行うというのが鉄則です。株式は常に変動のある金融商品なので最悪0円になる可能性があります。大企業の株式や日経平均対象のETFなどは破綻の可能性はほとんどありませんが、それでも価格変動があるので余裕資金でなおかつ少ない金額からはじめるべきです。

株で資産運用する魅力は?

定期預金よりも圧倒的にリターンが大きい

株式は、金融商品の中でもリターンは大きいものになります。配当金だけでも5%ほどの利回りを誇る銘柄もあり、その他企業によっては株主優待も単元株以上であればもらえたりするのでリターンという面であれば定期預金よりも圧倒的に大きいです。

配当金を狙う方法も

株式は値上がりにより利益を得るキャピタルゲインと、配当収入を得るというインカムゲインにより収益を得る方法があります。企業の個別株やREITには配当が多くもらえる銘柄もあるので狙うのもよいかと思います。
配当狙いで株を購入するなら「NISA」という制度を利用するのもよいかもしれません。2014年からスタートした制度でお一人様すべての金融機関のうちでひとつのみ開設でき、年間120万円という枠が設けられ、その枠内で購入した株の5年以内の値上がり益や配当金が非課税になります(ただし、比例配分方式という証券会社の口座で配当金を受け取る手続きが必要になります)。配当には20.315%の税金がかかるので税金がかからないということは配当金を狙うという意味でも大きいといえます。

自分での運用が不安なら投資信託を利用

自分自身で個別の銘柄に投資をするにも、どの銘柄を買ったらいいかわからない。また、自己資金で購入できる銘柄数には限りがあります。仮に1銘柄しかもっていなかった場合、その銘柄が破綻して無価値になってしまえば全額資金を失うでしょう。そんな問題点を解消する方法のひとつが「投資信託」を利用する方法です。
投資信託は不特定多数の投資家から集めた資金を運用会社が運用するシステムです。投資対象は多数にわたりますが、個人が自分で運用する場合に比べて分散投資ができます。投資信託なら、例えば日本株であれば日本株全体に投資することもできます。それにより仮に個別企業が倒産してしまっても損失の影響が少ないのです。ただ、申込手数料や運用費用である信託報酬などがかかるので、確認してなるべく運用費用が少ない投資信託を選ぶ必要がありますね。

株は危ない?リスクの捉え方

日本は海外に比べ資産運用が遅れている

日本は金融教育が遅れていると言われています。今でこそ年金問題が浮上し資産運用の重要性が叫ばれていますが、もともと「お金は汗水たらして働いて作るものだ」という教えが主流でした。また、バブル崩壊などの大損した話だけが広まり、投資は危険なものとされているのです。危険なのは投資ではなく投資について知らずに業者の言いなりに、よく分からないまま投資をしてしまう投資家自身なのです。

分散投資やドルコスト平均法でリスクを最小限に

効率的で比較的安全な資産運用という意味では分散投資と積立形式による「ドルコスト平均法」投資をはずすわけにはいきません。長期投資では価格の変動があります。今は優良企業でも10年後には制度の変更や世相に合わず経営・財政危機に陥っているかもしれません。そう考えると一つの企業に投資をするよりは分散投資、それも積立形式をとれば効率的な運用ができます。
積立形式は投資対象の価格が低いときは多くの口数(株数)を購入でき、価格が高いときは少ない口数(株数)を購入することになります。そのため、買い付けの価格を低く抑えることができるのでリスクを最小限に抑えることができます。もうひとつのメリットが心理面の負担が少ないということです。価格が下がったときには、いつが価格の底かは分かりませんし、下がり続けているものを購入するのは精神的に難しいと考えます。その点、積立形式は自動で買付されますし長期投資に向いているでしょう。

購入額の設定は慎重に

購入額は積立であれば毎月の生活に支障がない程度にします。個人的には少し少ないと感じる程度でよいかと思います。理由は購入額は変更することができるからです。
もうひとつの方法はまとまった資金で購入する方法です。まとまった資金で投資を行う際はあくまで余裕資金を元手にし投資対象をよく吟味して慎重に行うべきです。まとまった資金の金額ですが、人それぞれの金額が違うと思いますので、あくまで自分自身が思う金額でよいと思います。日々の生活で投資対象の値下がり値上がりで一喜一憂してしまうのであれば精神衛生上よろしくないと思いますので、自分にあった資金範囲で投資するのがよいでしょう。
投資には様々な金融商品がありますが、やはり自分にあった商品がよいと考えます。まずは知識をつけることが必要です。その上で自分のリスク許容度の範囲で投資を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事のライター

blackies1

投資歴は10年ほど主に株式や投資信託の売買を行っています。株式については主にテクニカルを主体としたトレンドフォローシステムを使用しています。

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