12月になりました。相場格言では「年末年始は餅つき相場」と言われています。
これは年末に税金等の関係で損切り（ポジション調整）をする人が多くなり株価が急落したり、新年に向けてポジションを新しくとる（今ならNISA）人たちが多くなり株価が急騰したりと相場がお餅のように乱高下することから来ています。
この乱高下を上手く制して、年始のモチ代を稼いでみませんか？

今年の年末年始は「餅つき相場」～その根拠

参考：ドル円日足チャート
上記はドル円の日足チャートです。日経平均は輸出企業主体で構成されているため、どうしても為替の影響を大きく受けます。この為替が今乱高下しています。赤い線（25日線）が下向きになっているため、この線が綺麗な上向きになるまでは乱高下しやすい傾向があるからです。ですから、年末年始は乱高下の餅つき相場になる確率が高いと言えます。

餅つき相場を選ぶべき銘柄5選

為替が乱高下する確率が高いので、12月相場は「内需」を軸に選択するのが無難です。セクター的には出遅れ色の高い「証券」、底値圏である「不動産」を軸に選択していくと勝率が高くなると思われます。

餅つき相場を選ぶべき銘柄第5位：8604 野村ホールディングス㈱

参考：野村ホールディングス㈱日足チャート
野村ホールディングス㈱は日本最大手の証券会社ですから、投資リスクは低いといえます。上記の日足チャートをご覧ください。一目均衡表で雲を上抜けたばかりです。またMACDが買いに転換したばかりになっています。今絶好の買いポイントになっています。
目指す利確処ですが、702円をブレイクした場合750円付近は年末年始に狙ってくると思われます。ただし野村ホールディングス㈱は長期での底値圏ですので、春先の相場までのスイング狙いで800～900円を狙っても良いかもしれません。

餅つき相場を選ぶべき銘柄第4位：9722 藤田観光㈱

参考：藤田観光㈱日足チャート
藤田観光㈱は椿山荘、太閤園などの高級宴会場やワシントンホテルなどのビジネスホテルを展開している企業です。年末年始にぴったりの銘柄ですよね。
テクニカル的には日足の大きな雲を抜けたばかりでまさに買いポイント。MACDも買い転換したばかりになっています。
特筆すべきは藤田観光㈱は12月に優待の権利が貰えるところです。優待内容は下記になります。
・宿泊・レストラン・レジャー施設共通割引券
宿泊50％割引（割引上限20,000円）
飲食20％割引（割引上限10,000円）
入場50％割引（1枚につき10名まで）
・提携施設割引券
宿泊20％割引（割引上限10,000円）
優待目当ての買いも入ることから、株価は高確率で上に向かいそうです。

餅つき相場を選ぶべき銘柄第3位：8801 三井不動産㈱

参考：三井不動産㈱日足チャート
三井不動産㈱は財閥系の大手不動産企業ですから、投資リスクは低く安定して投資することができる企業です。現在株価は低迷中。理由は2Q決算の進捗率が低かったことと大手証券会社のレーディングが引き下げられたことにあります。
テクニカル的には底値圏との判断です。今年4月～7月にかけて長らく続いたBOXレンジを上抜けています。そこからの下落は「押し」の範疇だからです。一目均衡表を見ても、変化日で綺麗に上抜けていますので、問題ないと判断します。再度2,851円を抜いていくような相場展開になるでしょう。

餅つき相場を選ぶべき銘柄第2位：8628 松井証券㈱

参考：松井証券㈱日足チャート
ネット証券大手の松井証券です。業績はいまいちですが、チャートでハイリターンが望めそうなので2位にあげてみました。目先5＆25日線がミニゴールデンクロス寸前です。まさに爆発前夜のチャートです。ターゲットは1,140円あたりでしょうか？スピード感ある餅つき相場的な値動きが期待できそうです。

餅つき相場を選ぶべき銘柄第1位：3303 ヒューリック㈱

参考：ヒューリック㈱日足チャート
ヒューリック㈱は好業績の不動産企業です。決算に比例して株価も上昇中で年初来高値をとってきています。しかしまだRSIが60以下で「安い」水準にあります。RSIが80になるまでは買いで取れそうです。一番ストレスなく、楽しめる銘柄ではないでしょうか？
今回は「年末餅つき相場到来！～今買いたいモチ代銘柄5選」をご紹介してきました。年末年始相場からモチ代をゲットしちゃいましょう！
※注）本記事の情報は2017年12月現在のものです。
本記事中に登場する特定の投資商品、投資方法は著者の見解に基づくものであり、マネラボ及びファイナンシャルアカデミーが推奨するものではありません。投資判断は自己責任に基づき行ってください。