5年で1000万円を目指す資産設計術

2015年10月13日

アセットアロケーションとは何だろう?
あまり聞きなれないこの言葉。
簡単に言ってしまえば、分散投資のことで、色々な商品を組み合わせてポートフォリオを作ることである。
金融商品にはいろいろな種類があって、それぞれに特徴があり、投資する時期により金利やリスクも違っている。その中でどれをどのように組み合わせるか、投資をする人なら誰も頭を悩ませているに違いない。
アセットアロケーションはリスクをできるだけ減らしながら分散投資する方法のことをいう。
特に長期の積み立て投資には威力を発揮するが、ここを間違えてしまうと望むような結果は得られなくなってしまう。運用の成否はこのアセットリロケーションで80%は決まると言われている。
たとえば、資産を円だけで持っていると、円高円安により資産の価値が高くなったり低くなったり大きく動くが、円と外貨を半分ずつ持っていたら円高でも円安でもどちらでも損をしない。
積み立て投資をする際、円高の時は外貨建ての商品を多く買うことができるし、円安の時は円建ての商品を多く積み増すことができる。バランスを間違えなければどちらでも効率よく増やしていくことができるのである。
さて、投資を始めるにあたって必要なことがある。
投資に必要な3つのステップ
1. 現状認識…必要額はいくらか。何に必要かを知る。
2. 目標設定…何がどのくらい必要なのかを知り、いつまでにどのくらい貯めるのかを決める。
何度でもシミュレーションしてみて、目標を設定する。
3. 解決方法…その目標を達成するために何をどうしていくか。どのような商品をどのように組み合わせていくか。
目標設定をしてシミュレーションをしてみた時に、その両方が合致するようにすることが大事である。例えば5%で運用すると目標額を超えてしまうなら、もっとリスクの少ない商品を使って3%で運用すればいい。
運用の成否は80%が資産配分で決まるわけだから、先に配分を決めてその後商品を選ぶべきである。
資産運用のための6つの資産
1. 株式型…株の上がり下がりで利益を得るもの。株、投資信託、ETFなど
2. 債券型(金利型)…満期になったら元本が返ってくる。金利が受け取れる。債券、定期預金など
3. 円の資産
4. 外貨の資産
5. 流動性資産(現金、普通預金、MRF)
6. その他(リート、金、原油、ヘッジファンドなど)
この6つの資産をどうするか。
アセットアロケーションの原案
日本株…10%
日本の債券…30%
外国の株…30%
外国の債券…10%
流動性資産とその他…20%
長期積み立てに向いているのはインデックスファンドでの運用である。この原案でポートフォリオを作ったら3ヶ月に1回程度モニタリング(チェック)をして、必要に応じて1年に1度はリバランス(バランスを元に戻すこと)をするだけでよい。
また、投資に慣れたらタクティカル・アセットアロケーションという高度な技を使い、一時的にバランスを変えて収益をさらに積み上げるという方法もある。
毎月5万円の積み立て投資をして10年後に1000万円にするには、年率5.6%での運用が必要となる。そのためにはどの金融商品を組み合わせるか、という考え方で目標を達成していくことができるのである。

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