今さら聞けない、基本すぎる株用語一覧

2019年9月27日更新

株式投資をしていると多くの専門用語に触れることになります。
株のニュースなどでは、専門用語は知っている前提で使われているため、特に説明されることはありません。
今回は、そういった今さら聞けない基本的な株用語を紹介します。どの用語も株式投資に必須の知識です。
「株についてもっと知りたい」
「株をこれからはじめたい」
という方はぜひじっくり読んでいただき参考にしてください。

株の基本用語

株式

株式とは株式会社が発行する証書のことです。株式会社は株式を発行することで資金を調達します。投資家は株式を受け取り、資金を提供します。

株主

株式を保有している投資家を株主といいます。
株式は会社の所有権を分けたものですので、株主は会社の所有権の一部を保有していることになります。株主には会社の所有権がありますので、様々な権利があります。

株主総会

株主総会は株式会社の最高意思決定機関です。株式会社の重要な決断は株主総会にて決定されます。
株主は株主総会に参加できる権利を持ちます。

株主優待

株主優待とは会社が株主に対して行っている優待制度です。国内企業の多くが実施しており、株主に様々な特典を与えています。例えば、自社製品や自社店舗で使用できる割引券・クーポン券などがあります。
株主優待制度は法で定められた制度ではありませんので、会社によって内容は様々で実施していない企業もあります。

銘柄

銘柄とは株式取引を行う際に使用する場合、株式を発行している企業のことを指します。例えば「トヨタ」や「ソニー」などのことをいいます。

証券取引所

証券取引所とは株式を売買する市場のことです。
株式投資は不特定多数の投資家が参加しており、それぞれの投資家が自分で売買する相手を見つけることは大変困難です。
そのため、証券取引所にて全ての投資家の注文を集約して売買を成立させています。
実際には投資家→証券会社→証券取引所という流れで株式取引は行われています。

株価の値

つづいて、株価の値に関する用語を紹介します。特に見聞きする機会の多い用語ですので、ぜひしっかりと覚えてください。

始値・終値

始値(はじめね)とはその日の最初の株価です。終値(おわりね)とはその日の最後の株価のことをいいます。
日本の株式市場は9時に開き15時に閉じますので、始値は9時の株価、終値は15時の株価ともいうことができます。
ただし、注文が殺到した場合などは9時に注文が成立せず、しばらく後に売買が成立する場合もあり、その場合は売買が成立した時点の株価が始値となります。

ストップ高・ストップ安

株価は毎日売買によって変動しますが、株価には1日の値幅が決まっています。値幅の上限がストップ高、値幅の下限がストップ安です。
値幅は株価によって違い、株価が高いほど値幅も広くなっています。
例えば株価100円未満は値幅30円、100円以上200円未満は値幅50円といった具合です。
株価80円の場合は80円のプラスマイナス30円である50円~110円がその日の制限値幅となります。よって、ストップ高は110円、ストップ安は50円となります。

出来高

出来高とは売買された株数のことです。
出来高100万株ということは100万株の株式売買があったということになります。
株の取引は買い手と売り手がいますので、100万株の出来高ということは100万株の売り注文と100万株の買い注文があったということです。
注目を集めている株ほど出来高は増えますので、出来高が急に増えた株は何かしらの株価に影響を与える情報が出ている場合が多いです。
また、出来高が極端に少ない銘柄は売買がスムーズに成立せず、株価も安定しませんので注意が必要となります。

株価の動向

株価の動向を知るには、株式市場の動きを表す指数を確認することが重要です。
指数とは多くの株で構成される指標で、株式市場全体の動向を指数の動きにより知ることができます。
ここでは日本の株式市場を代表する2つの指数を紹介します。

日経平均株価

日経平均株価とは東証1部上場企業の中でも、日本を代表する225社で構成される株価指数です。
日経平均株価に採用されている銘柄は日経平均銘柄とよばれ、海外投資家からも頻繁に取引されます。
時価総額の高い大型株で構成されていることが特徴です。
また、日経平均株価は構成銘柄の株価を平均して調整した指数ですので、株価の高い株(値がさ株といいます)ほど影響力が強くなります。
代表的な値がさ株はファーストリテイリングやファナック、ソフトバンク、京セラなどがあり、日経平均株価に強い影響力を持ちます。

TOPIX

TOPIXは東証1部に上場している全ての株が構成銘柄です。
TOPIXの構成銘柄は2,000を超えています。
TOPIXは時価総額に応じた指数ですので、時価総額の高い銘柄ほどTOPIXに強い影響力を持ちます。TOPIXは株式市場全体の動きを示し、日経平均株価は大型株の動向を示しているという見方もできます。

この記事のライター

森田賢一

FP2級資格を持つ30代男性会社員。10年以上の投資歴を持つ現役投資家。
10代から投資をはじめ、リーマンショックでは投資家としての心構えを鍛えられた。
株式を中心にETFやREITへの投資も行い、現在の運用資産は5,000万円。アーリーリタイヤを目指し投資の勉強は欠かさない。
ブログにて株式投資に関する情報を発信中
【ブログ】FP森田の株式投資ブログ/

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