株価はどのように動くのは分からないと言われていますが、それでは投資家が困ってしまいますよね。絶対とは言えないのですが、上がるか下がるかの目安となるものが存在しています。いったいどのようなことや物が目安になるのか知っておき、投資する際の目安として活用したいものです。
各種ニュースを見逃すな?!
まず身近でありながら、もっとも株価に影響を及ぼすのがニュースの存在です。
個別銘柄の株価が上がりそうなニュースとしては、その会社で新製品を発表した、賞を取った、大規模なリストラに成功した、経営黒字が増加した等があります。
反対に株価が下がりそうなニュースとしては、その会社で不正が発生した、リコールがあった、大きな事故があった、給与の大幅カットがあった等です。
これらのニュースは一見して、株価が上がりそうなものでは会社に勢いがありそう、商品が売れそう、健全な経営で安全な雰囲気がありそう等で、人々が良い意味でその会社に注目するような状態が起こっているときです。
株価が下がりそうな内容も、この会社大丈夫かな? と思うようなものばかりです。投資家はわざわざ不安や不信感を抱くような会社の株は購入しませんので、必然と株価は下がってしまいます。
経済指標に注目しよう
よく耳にするであろう経済指標。聞いたことがあっても、よく分からないと言う人もいるのではないでしょうか? 簡単に言うと経済指標とは経済の動向をまとめたもので、「今現在、この国はこのような状態にありますよ」ということを知らせてくれるものです。よってこの指標を見ることで、その国の経済動向を知ることが可能になるという訳です。
大は小を兼ねるではありませんが、国の経済活動が悪ければ、必然的に個別銘柄にも影響が出てきます。反対に国の経済活動が活発化している場合には、それに引っ張られるように個別銘柄に良い影響が出てくるという訳です。
代表的な経済指標としては、国内総生産(GDP)、日銀短観、景気動向指数(CI)等があります。その他アメリカの米国内総生産(GDP)、米雇用統計等も日本経済に大きな影響を与える経済指標です。これらの指標は投資する際の参考として、確認するようにしましょう。
どのように確認していくべき?
ニュースのチェックは普段から新聞に目を通す、テレビのニュース番組を見る、インターネットのニュースを読むこと等です。特に個別銘柄に関するニュースの場合、スピード感が求められることが多くあります。急に値上がりしている、値下がりしているというような場合には、何らかのニュースが流れていることが考えられます。ニュースの内容を判断して、今は株価上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかを判断していきましょう。
経済指標の場合、いつ発表になるのかが決まっていますので、そのタイミングで確認するようにしていきましょう。
経済指標は政府がまとめているものですので、その国の経常収支や財政状況、物価状況を数値化しています。したがって経済指標を確認すると、今、その国がどのような経済状況になっているのかを理解するのに大いに役立てることができます。そしてこの指標は、この先、その国がどのように進んでいくのかの判断材料となり得るものです。
見極め方としては、その指標が良ければ買われていきますので上昇傾向になることが予想できますし、反対に悪ければ売られていきますので、下降傾向になることが予想できます。
また特定の分野や特定の国に投資したい、している場合には、その銘柄に影響するニュースや指標をチェックしていかなければなりません。専門的な内容は待っていてもチェックすることができませんので、どのサイトでニュースが確認できるのかを知っておくことが大切です。よりスピーディにチェックするためには、英語やその国の言語でもニュースをチェックすることが欠かせません。
絶対に知っておきたい3つの基本が学べる「株式投資スクール無料体験セミナー」