IPO株ってどんな株?!

2020年2月24日

IPO株と言う名前の株を株ビギナーでも一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか? そもそもIPO株とはどのような株なのか、どのように買うのか等、基本的なことを知って、今後の投資生活の参考にして下さい。

株のニューフェイス

IPO株の名前は、Initial Public Offeringを略したもので、新規公開株や新たに上場される株式のことを言います。つまり、IPO株と言うのは、株式のなかではニューフェイスであることを意味します。また、IPO株と言うのは、上場し初値がつくときには、購入価格よりも高くなることが多く、購入すれば利益がでる株として人気がある株なのです。
そしてニューフェイスであるからこそ? 誰もが気軽に扱える訳ではなく、慎重に対処されています。購入するためには、新規に上場する際に配られる権利を得なければなりません。そしてこの権利を得るのは抽選です…。株の知識だけでなく、運も必要となる投資であると言えますね。

IPO株の買い方

株だし、「どこの証券会社からでも買えるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
IPO株は、あくまでもニューフェイスです。株式は流通している訳でもなく、これからデビューする身。発行される株数には限りがあります。そこで、証券会社ごとに一定数を割り振りして販売して貰うと言う方法をとっています。とはいえ、何分にも株数には限りがありますので、どの証券会社でも販売する訳ではないのです。狙っているIPO株があるのなら、自分が取引している証券会社でも販売されるのかを確認することは必須と言えます。
どの証券会社においても、購入する権利は抽選になっています。どうしても欲しいIPO株があるのなら、複数の証券会社に口座を開いて複数の証券会社から応募すれば、当選確率は必然と上昇していきますよ。たぶん…。

具体的な購入方法を知っておこう

抽選と言っても、その株がいくらで販売されるのか分からなければ、投資家としては不安になります。そこで、①幅を持たせた仮条件の金額を提示し、②投資家が希望価格を提示する、③注文数が発行株式数を超えた場合は抽選と言う方法をとっています。
具体的な数字を当てはめていくと…
たとえば①条件が1,500円~2,000円を提示され、②希望価格を2,000円と提示する。③注文数が発行株式数を超えた場合は抽選、となります。
この方式をブックビルディング方式と言い、今やIPO株を発行する際には主流の方法となっています。そして注意すべきは価格のことです。②の希望価格はあくまでも希望ですが、ほぼ条件幅の上限金額で注文する人が多くなっています。どうしても欲しいのなら、上限金額で注文を入れないと買えない可能性大です…。
また、費用についても、ニューフェイスならでは? の大サービスになっているんですよ。抽選に参加するための注文および、抽選に当選して購入する時までも売買手数料が無料と言う大盤振る舞いです。
購入すれば利益が出るとも言われているIPO株。資金的に余裕があるのなら、一度は挑戦したい株と言えそうですね。とはいえ、必ずしもすべての株が初値で高値をつけている訳ではありません。IPO株だけと言う目線で購入するかどうかを選ぶのではなく、その会社の業績そのものに目を向けることを忘れてはなりません。どんなときにも、基本は大切に!

この記事のライター

飯田道子

金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターを経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔も持つ。

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