インパクトのあるタイトルで不動産投資家を惹きつけた書籍『1000年使える不動産投資最強成功術』。Amazonには高評価レビューが続々と寄せられています。
著者のアユカワタカヲさんは、実はお金の学校ファイナンシャルアカデミーの不動産投資スクール講師・菅沼 尚宏さんと同一人物。
そこで今回は新刊発売を記念し、同じくファイナンシャルアカデミーで不動産投資関連の入門講座を担当している講師・木村さんを招き、本著の魅力、そして不動産投資のロマンを語り合っていただきました。
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タイトルに込めたのは「1000年使える正しい知識」
木村さん(写真左):新刊発売おめでとうございます!『1000年使える不動産投資最強成功術』ということで、まずはこの本を書こうと思ったきっかけをお聞きしてもいいでしょうか?
アユカワさん(写真右):きっかけは去年のスルガ問題でした。それまでもやんちゃな投資家とか不動産会社が非常に多く闊歩していましたが、いろんな会社がスルガ問題で倒れていって。ファイナンシャルアカデミーで講師をしている自分としては、そんな違法スレスレで物件を買うのではなく、ちゃんと正しい知識でやれば資産を増やせるのになと思うところがありました。そういう知識を伝えられる本を作りたかったのが、最初のきっかけですかね。
木村さん:タイトルの「1000年使える」、これにはどんな意味が込められているのでしょうか?
アユカワさん:不動産投資はギリシャ時代から続いているんですよね。どんな時代であっても、やれるものなんです。
日本では、バブルの時代はキャピタルゲインを得るという勝ち方があったし、現在は低金利の中で、インカムゲインを取れる時代。じゃあ、10年後はどうなるか?というと、また10年後は10年後のやり方がある。
でも抜本に流れるやり方っていうのは、この本に書かれているようなものだと思うんですよ。
木村さん:「根本の知識」は今後1000年も変わらない。
アユカワさん:そういうことです。
木村さん:もう一つ気になったのが、最近の不動産投資の書籍では、「1棟にしなさい」とか「都内の区分が良いですよ」とか物件のタイプを特定してしまう本が多い印象です。でもアユカワさんはけして特定はせず、それぞれの物件のメリット・デメリットの紹介に徹していました。それは「知識を伝えること」へのこだわりでしょうか。
アユカワさん:そうです。結局、10年近く不動産投資をやってきて、区分とか1棟とか新築とか、もう全部やってきたんですよね。正直「どれも良いじゃん!」と思ってます(笑)
だから僕は投資家のちょっと先を行っている先輩として、「どの物件でも成功するし、失敗するし、自分にふさわしいものを見つけるのが良いんじゃないの?」と提案したいんです。
不動産投資にはいまだに人脈が大事なワケ
木村さん:ネットの存在が欠かせない時代ですが、この書籍では「不動産投資には人脈がとても大切だよ」と強く書いてありましたよね。僕も十分理解しているつもりですが、改めて、人脈が欠かせない理由を教えていただいてもよいでしょうか。
アユカワさん:まだまだ古い世界なんですよね、不動産って。ネットだけだと情報が普通に回って来ないので、不動産業者の営業マンに「この人をなんとかしてあげたいな」とか「この人は買いそうだから、まず物件情報を伝えよう」と思われることが重要です。
営業マンというと「物件売りつける嫌な奴」と思われている反面、僕らに代わって物件を探してきてくれる代理人でもあるわけですよね。その代理人を100人見つければ、絶対に良い物件が手に入ります。そうやってどんどん自分の味方になってくれる人を、たくさん引き込んでいくべきだと思うんです。
木村さん:どなたか、印象に残っている営業マンっていました?
アユカワさん:僕がいまだに付き合っている業者さんのおひとりですけどね。僕は基本的に手数料を「まけて」って言わないんですが、その業者さんは仲介手数料をまけてくれることがまあまあありまして。ある程度業者と仲良くなると、ファイナンシャルアカデミーの教科書通りに価格交渉してみるわけなんですが、営業マンの人と一緒に売主さんに交渉しても、成功しない時があります。その時には、最終的に「うちの仲介手数料まけます。」と言ってくれることもあります。
この営業マンは、本当に僕のために何とかしたいんだと思ってくれてるんでしょうね。そこでこちらも信頼が生まれます。
木村さん:なるほど。きっとアユカワさんも「買う意思」をちゃんと相手に伝えられたからですよね。
アユカワさん:そうでしょうね。冷やかしじゃなく、「僕はサラリーマンを卒業するために、頑張って不動産投資をやっているんだ」ということを普段から話したりしてましたので。
アユカワさんの物件選びのポイントは?
木村さん:アユカワさんが物件選びのときに大切にしていることはなんでしょうか?
アユカワさん:僕、こう見えても臆病な投資家で(笑)、何に一番臆病かというと「空室」に臆病なんですよ。みなさんはもう自分でリフォームとかやってしまうじゃないですか。僕はそこが弱いんです。なので最初から「空室が本当に出ない物件」ということを選ぶポイントにしてます。
とはいえ、自己流で選んだ物件だけではなく、僕もファイナンシャルアカデミーのスクールのカリキュラムにのっとって物件を買ったりとかもしてます。今後はそれこそ教科書通りに、現金で古い家を手に入れて・・・自分のアイデアでリフォームをして・・・入居者を探すとか、民泊やるとか、そういうこともやってみたいですよね。
木村さん:アユカワさんクラスなら、田舎の奥地にある古民家とか、面白そうですね。
アユカワさん:そうそう。
木村さん:地方に目を向ける人も多いですが、場所が変わったとしても「1000年の知識」はもちろん使えますよね。
アユカワさん:そうだと思います。もちろん稼働率がどのくらい取れるとか、その町がどういう風に進んでいくのか、そこを調べる必要がありますけど。その町自体を好きになれれば、その町のために色々考えたいなという風に思うでしょうし。
木村さん:本の中でも「町へ投資する」とありましたね。
アユカワさん:はい。僕はフィリピンのマニラに物件持っていますけど、今は交通網が全然発達していなくて不便。でもそこに、日本の資本が投下されて地下鉄が建設中です。だから今不便でも、この町の近未来に投資しても良いかな、と思えますね。海外なんかはまさしく「この町、面白そう。」という考え方です。
成功する不動産投資家は、いつも夢を持っている
木村さん:今後も不動産をもっと買い増していきたい思いはありますか?
アユカワさん:思っていますよ。10倍くらいまでいきたい。
木村さん:10倍!国でも買っちゃうんですか?
アユカワさん:これは半分冗談で、半分マジで言いますけど、僕は夢がひとつあって。自分の劇場建てることなんですよ。最終的にはそこに繋げていきたいな、と。
木村さん:すごい、ぜひ夢ある場所に建ててください。
この本でも、自分の夢や、自分がどうなっていきたいのかっていうのをちゃんと描きましょう、と伝えていらっしゃいましたが、そういうのが成功する投資家にとって大切だと僕も思います。
アユカワさん:特に不動産はそうですね。色んな情報があって正解がわからなくなっちゃうから、自分の目標をしっかり決めておかないと。5年後にサラリーマンを辞めたいとか、サラリーマンの生活はやり続けるけど月々20万くらいの家賃収入を得てゆっくりしたいとか。それに向けてどういうことをするのが良いか、が大事じゃないですかね。
これから不動産投資と出会う人のために、なにかしてあげたい
木村さん:最後に、アユカワさんの精力的な講演・執筆活動の裏にある「使命」をぜひお聞かせください。
アユカワさん:僕は不動産投資と出会って、明らかに人生が変わったんです。今までのこともやりながら、2つ目の人生をワクワクして歩ませてもらっているんですよ。そういう人を一人でも多く増やしたい、というのがあります。
あと僕、融資先が見つからなかった時に、ある先輩投資家さんに親切に助けてもらった経験があるんです。最後にお礼をいったら、「いや違うのよ。みんな、先輩投資家さんにこういうことをしてもらってきているんだから。僕だって、かつて先輩に助けてもらってきたから。今後アユカワさんは次の後輩の人のために、何かしてあげて下さいね」と言ったんですよ。いいこというなあ〜て思って。
だから僕のスキルなり、失敗談とか成功談とかっていうのを伝えるのが、今の僕の役割だと思ってます。
木村さん:この本を通じて伝わっていきそうですね。
アユカワさん:そうですね。不動産投資で壁にぶち当たっている人、これから不動産投資をはじめる人たちの中で、「融資で先に進めない」とか「良い利回りの物件が無い」とか「客付けに困っている」とか。苦しんでいる人にとってのヒントが、ここにあるといいなと思います。
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『1000年使える不動産投資最強成功術 失敗しない人だけが知っている不動産経営の定番』
出版:ごきげんビジネス出版
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