自動販売機を設置して、利回りアップを目指せ!

2017年2月15日

自動販売機ビジネスの本当のところ

毎日寒いですね。風邪などひいてないでしょうか?
こういう寒い日に、外回りしていると、あったか~い缶コーヒーを飲みたくなるのではないでしょうか?
私は、飲料の自動販売機を6台保有しています。各物件に1~2台設置していて、ベンダー(自動販売機取扱い業者)4社と契約しています。4社に分散させて、一番良い条件を出してくれた会社と契約しています。縄張り争いのように、ベンダー間の競争は熾烈なのです。
自動販売機から収益が発生します。今回は、私が行っている自動販売機ビジネスについて、生の情報をお伝えしますね。
自販機設置に関しての工事代はすべてベンダー負担となります。オーナー負担はゼロです。また、飲料およびつり銭の補充、売り上げの回収、ごみの回収などすべてベンダーがやってくれます。その上、ベンダーから、設置協賛金が支払われます。簡単に言うと、自販機をあなたの土地に設置してくれてありがとう!という礼金です。
契約期間は通常3年です。この3年間に対する設置協賛金となりますが、大体1台当たり15万円~22万円支払われます。東京都城東地区の場合ですが、会社によって違ってくると思います。もちろん協賛金を多くいただける会社と契約しましょう。
自動販売機の電気代ですが、通常はオーナー負担です。1か月大体2000円~3000円くらいかなあと思います。(私の場合、共有部分の電気代と合算されているので正確にはわからない)冬場は、ホット兼用なので高くなります。
東日本大震災後、当時の都知事が「自動販売機は電気のムダ使いだ!」という発言をされて、自販機業界がバッシングを受けました。そこで、各メーカーは切磋琢磨して技術革新を行い、以前の自動販売機と比べて半分くらいの電気使用量で稼働できるようにしました。日本の技術って素晴らしいです。
つまり、設置協賛金は電気代に充当されると考えても良いでしょう。うまくいけば電気代プラスアルファーです。協賛金以外に、飲料売り上げの25~26%が販売手数料(ロケフィーとも言う)になります。1本、120円だと約30円が手数料です。1か月100本売れたら3000円、300本売れたら9000円ですね。それほど儲かりませんが、プラスアルファーの収益になります。
経験上、夏場が一番売れます。1台で300本以上売れることが多いです。

自動販売機を置く隠れたメリット

億万長者入門を書いた「ロバート・アレン」は、Multiple Streams of Income と言っています。複数の収入の流れを作れ!と。
その他の自販機設置のメリットです。(こちらの方が重要かも)

  1. 入居者が手近に飲料が買えて、便利である。(➡入居者満足につながる)
  2. 夜間は、自販機の照明で明るくなり、防犯に役立つ。
  3. 災害時、入居者および近隣の方々への水分確保となる など。

狭いスペースでも、収益を生み出せるよう、不動産を最大限稼働させることは大切ですね。
 

この記事のライター

小林ヒロシ

元サラリーマンの専業大家。大卒後、自由な生活を夢見ながら、海外取引メインの商社、外資系マーケティング会社などに勤務。2008年から2011年までに5つの物件を購入。以前から所有していた物件2つと合わせて7つの物件の大家に。
前後してサラリーマンを辞め、長年の夢だった悠々自適の生活を実現した。MBA(経営管理修士)、中小企業診断士、1級販売士、英検準1級など、取得資格は多彩。

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