
はじめて株を買う時はどの株を買うか迷うものです。
東証1部だけでも約2000の銘柄がありますので、どの株を買えばいいのか悩むのも仕方ありません。
今回はそういった悩みを解決するために、株の選び方と簡単な絞り込み方を紹介します。
これから株式投資を始める方や株式投資に興味のある方は、ぜひこの記事を読んでいただき参考にしてください。
Contents
「銘柄」とは?
銘柄とは取引される株式の名称のことです。
例えば、トヨタやSONY、パナソニックなどを銘柄といいます。
使い方としては「購入する銘柄を選ぶ」というような使い方をします。
はじめて株を買うなら身近なものから選ぶ
はじめて株を買うのとであれば身近なものから選ぶようにしましょう。
身近なものであれば事業内容もわかりやすいですし、興味のないものに投資をしても長続きしません。
ここでは具体的な銘柄の選び方を紹介します。
よく利用するサービスから調べる
日常生活を送る中で様々なサービスを受けているはずです。
そういったサービスを投資の目線で考えることで、銘柄選びに繋げることができます。
便利だと思ったサービスや流行りそうなサービスがあったら検索し、どういった企業が事業を行っているのか調べてみましょう。
好きな商品から会社を調べる
普段自分がよく購入している商品を作っている会社を調べるのも、投資先を探す一つの手段です。
自分が実際に消費している商品であれば、より深くその企業について知ることができるでしょう。
よく知っている業界から選ぶ
投資の世界では安易に知らないものに手を出すべきではありません。
そういった意味では自分がよく知っている業界から投資対象を選ぶのも選択肢の一つです。
社会人であれば自分の職場と同じ業界について、将来性や業界でどの会社が優れているのかということを知ることができます。
こういった方法も自分の知識を生かした投資方法の一つです。
他にもこんな選び方
株主優待で選ぶ
株を購入する際に株主優待で選ぶという方法もあります。
特にここ数年で株主優待制度は活発化しており、企業によってはかなりお得な株主優待を実施している場合もあります。
自社製品や割引券を株主優待にしている企業も多いので、気になっている企業が株主優待を行っているか確認してみましょう。
配当金が出る銘柄から選ぶ
株主の権利の一つである配当金は現金が手に入るという魅力があります。
全ての企業が配当を出しているわけではありませんが、中には高額の配当金を出している企業もあり、そういった企業を選んで投資することで定期的に配当金を受け取ることが可能です。
銘柄情報はなにで調べられるの?
ここまでは銘柄をどうやって選ぶかを紹介しました。
では、実際には銘柄をどうやって調べたらいいのか?
ここでは、銘柄を調べる方法について紹介します。
会社四季報
会社四季報は東洋経済新報社が発行している雑誌です。
年4回(3月6月9月12月)に発行される季刊誌であり、全上場企業の情報が記載されている投資家に必須の雑誌となっています。
各銘柄について、特徴や業績予想、財務情報などの詳しい情報の他、独自予想まで記載されているのが特徴です。
証券会社によっては、口座を開設すればインターネット上で会社四季報の情報を無料で閲覧可能ですのでぜひ活用してください。
株探
株探(かぶたん)とは、様々な株式投資の情報が掲載されているインターネットサイトです。
参考URL: https://kabutan.jp/
個別銘柄の情報やIR情報、市況など投資に関わる情報が多数掲載されています。
また、投資家の買い予想売り予想や検索ランキングを見ることができますので、どんな株が今注目されているのかといったことも知ることができる役立つサイトです。
モーニングスター
モーニングスターも投資専門のインターネットサイトです。
参考URL:https://www.morningstar.co.jp/
アナリストのコラムなども充実しているため、投資知識を身に付けるのに大変役立ちます。
Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンスはリアルタイムで株価の動きが見れることもあり、多くの個人投資家が利用しているサイトです。
参考URL:https://finance.yahoo.co.jp/
様々な情報がリアルタイムで配信されていますので、気になる情報をすぐにチェックすることができます。
株取引口座のウェブサイト
口座を保有している証券会社のサイトも投資情報が満載です。
投資銘柄の選別を行う際にあらゆる条件で絞り込みを行うスクリーニング機能や、証券会社によってはweb投資セミナーなども行っています。
会社の業績を調べて絞り込もう
投資銘柄を絞り込むにはしっかりと会社の業績を調べることが大切です。
ここでは業績を見る際のポイントについて確認していきます。
業績が右肩上がりか?
業績が右肩上がりになっているかはとても重要です。
順調に業績を伸ばしている会社は投資家から高く評価されます。
次の業績予想は上がっているか
投資家は必ず業績予想を確認しています。
株価はその企業の将来価値を反映しますので、現在の業績が目立たなくとも将来業績が大きく伸びるのであれば株価は上がります。
反対に現在の業績は良くとも今後落ち込んでいくと予想されれば、株価は下落してしまうのです。
営業利益は出ている?
いくら純利益が多額の黒字であっても営業利益が赤字の企業に投資するのはお勧めしません。
資産を売り払って無理やり黒字にしている可能性があるからです。
投資銘柄を選ぶ際は営業利益がしっかりと出ているかを確認しましょう。
本業で儲かっているか?
企業の本業で儲けが出ているかはその企業が今後も継続して事業を行っていけるのかを判断する大きなポイントです。
利益額が大きくとも本業で利益を出せずに、投資などで一時的に利益を出している企業には投資をするのは止めましょう。
業績以外のチェックポイント
業績以外でも銘柄選定のチェックポイントはあります。
続けて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
決算日や権利確定日を調べる理由
決算日や権利確定日を調べておくことはとても重要です。
株価は決算日前後に大きく動くことがあり、決算日を失念していると取引チャンスを逃してしまう、あるいは損失を出してしまうということになりかねません。
また、権利確定日は配当や株主優待の権利が確定する日でもありますので、必ず事前に把握しておきましょう。
PER15倍以下なら割安でお得
株価を1株利益で割った数字をPERと呼び、PER15倍以下であれば割安と言われています。
中にはPERが100倍を超えるような銘柄もあり、そういった過熱状況にある銘柄はある瞬間から急落することが多く注意が必要です。
チャートで買い時か見よう
株式投資を行う際にはチャートを確認することも大切です。
明らかに下落トレンドになっている銘柄を安易に買うのはお勧めしません。
チャートが右肩上がりになっていればOK
チャートで売買を判断する簡単な方法は右肩上がりになっているかどうかです。
右肩上がりに株価が上昇していればひとまずはOKと言えます。
売る価格を決めてから買うこと
はじめて株式投資をする際には、買う前に株価がいくらになったら売却するのか決めておきましょう。
株の売り時は難しいです。
せっかく利益が出ていても、もっと儲けたいという欲に負けて保有し続けた結果、株価が下落して損失を出してしまったということにならないようにしましょう。
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