初心者が買ってはいけない株とは

2020年2月4日

初心者だって投資家です。何でも好きな銘柄を買っても良いと思います。ただ、初心者は投資家のなかではまだまだ「ひよっこ」。若葉マークつきの投資家です。クルマの運転と同じで、ベテランドライバーと同じようなテクニックは身についていませんし、イザと言うときにはパニックになってしまうことも…。走りにくい道があるように、分かりにくい銘柄があります。初心者はできれば避けたい、買ってはいけない株について知っておきましょう。

危ない株には手を出さない

株式投資には何かとリスクはつきものですが、そのなかでも業績が思わしくなく、株価が100円以下で低迷している株のことをボロ株と言うのですが、このような株は避けた方が良いでしょう。
株価が安く、「これなら買えそう!」と思うかもしれませんが、安く購入できても、いつ株価が上昇するのかの見極めも難しいのです。せっかく買っても売らなければ、いつまでたっても利益を手にすることができません。株価が上がらなければただ持っているだけの、いわゆる塩漬け株になってしまいます。場合によっては倒産してしまうことも考えられます。
実際に、ボロ株で利益を出している人は少なくありませんが、その多くはベテラン投資家です。そもそも株式を購入するのは、その会社を応援したいかどうかも大切です。よく分からずに儲かりそうだと初心者が勢いだけで購入するのは、危険な行為なのです。
同じように、倒産して整理ポストに入っている株も初心者には向かない株のひとつです。たとえ1円で購入できても、売れなければ意味がありません。危険な株は、プロやベテランに任せるのが得策です。

IPO株はタイミング次第⁈

IPO株は購入する権利を当てて購入できる株であり、初値が高くつき、人気があることで知られています。購入できれば利益が出るとも言われていますが、大切なのはタイミングです。人気があるのは初値がつくときであり、それ以降では、一気に値崩れする等、初心者がうっかり手を出すと失敗する可能性大です。
まさにジェットコースター並みに乱高下するマーケットに繰り出すのは、若葉マークのドライバーがFIに参戦するようなもの。自ら自分の身を危険にさらすようなことは止めましょう。

下降トレンドの株に要注意

株は安く買って高く売れば儲かると言う、至ってシンプルな仕組み。そう考えると、株価が下降している株ならば、狙っても良いのでは?と考える人もいるかもしれません。しかしながら、株価がどこまで下がるか、株価がいつ底を打つのか、いつ上昇トレンドに戻るのかは、誰にも分かりません。
確かにマーケットを予測して購入することは可能ですが、初心者には少しハードルが高め。
初心者がトレンドをベースして投資をする場合には、下降トレンドの株ではなく、上昇トレンドの株から選ぶ方が利益は得やすくなります。まずは大きな利益を得ることを考えるのではなく、利益が少なくても確実な銘柄に投資して経験を積み、その後、さまざまな株に挑戦するというステップが大切なのです。下降トレンドの株は、勉強の材料としてモニタリングに留めると良いでしょう。
その他にも自分が苦手な業界の株や噂と実態がかみ合わないような株も要注意です。周りの人が儲かると言っても、自分で決めた売買ルールに従いましょう。初心者のうちは、基本のスタンスを崩さないことが安心に繋がりますし、リスクを最小限に抑えるのに役立ちます。くれぐれも甘い言葉には気を付けて下さいね。
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この記事のライター

飯田道子

金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっている。海外移住にも対応しており、特にカナダや韓国への移住相談や金融・保険情報を得意としている。趣味が高じてスキーやスキューバーダイビングのインストラクターを経験。現在は、数秘&カラーの上級トレーナーとしての顔も持つ。

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