【年収300万円向け】貯金500万円を実現する3つの方法

2018年6月27日

お金は、貯めたいなと漠然と思うだけでは、なかなか貯められないものです。
特に、「収入が少ないから」という言い訳をしてしまう人は、できなくても仕方がないと脳を納得させてしまうため貯金のない心細さと延々とつき合い続けるはめになります。
今回例にあげる年収300万円は、決して多いとは言えない年収ですが、その中からしっかりと貯金できている人がいるのも事実。過度な節約に頼らず、しっかり貯めていくためのコツをご紹介します。

年収300万円は多い?少ない?

まずはじめに、年収300万円という響きに、マイナスのイメージを持つ人が多く見られます。年収300万円でも結婚できるだろうか?子どもを持てるようになるだろうか?と。
しかし、年収300万円前後の層は実は少数派ではありません。国税庁の平成28年分民間給与実態統計調査における、男・女、正規・非正規それぞれの平均年収は下記のとおり。
・男性:521万円
・女性:280万円
・正規:487万円
・非正規:172万円
この平均の数字だけを見ると、男性は「年収300万円はやはり少ない……」と思うかもしれませんが、落ち込む必要はありません。
男性の年収分布において一番多い割合は、『300万円超400万円以下』の18.2%。なので、年収300万円台の人が多数派であることが示されています。
出典:国税庁「平成28年分 民間給与実態統計調査」
それでは、具体的な貯め方に入っていきましょう。

①月20万円の中から2割の額を先取り貯金する

多数派とはいえ、年収300万円は余裕があるとは言えない金額です。収入から税金などが引かれるため、手取りにすると250万円ぐらいになってしまいます。そのため、およそ月20万円の中から貯金額を決めなければなりません。
そこでオススメなのは「先取り貯金」です。
月20万円の中から、2割にあたる4万円を先に貯金し、残りの16万円で生活費のやりくりをします。それを10年間続ければ、単純計算で4万円×12カ月×10年間=480万円貯まります。
これを「ムリ!」と挑戦せず先延ばしにすると、どんどん貯めることのハードルが上がっていきます。例えば1年間に100万円を貯められる人は7年で700万円を貯められますが、1年間に36万円しか貯められない人は700万円を貯めるまでに20年近くかかります。年収300万円はあまり余裕のない額だからこそ、長期的にコツコツ貯めるやり方が大切です。早くから行動して損はありませんよ。

②コツコツ続けるために、貯める目的を持つ

堅実な生活を続けていると、たまには贅沢してみたい、使えるお金が少なくてつまらないといった気持ちが湧き上がる瞬間があります。そのような一時的な気分に負けず、しっかりと貯金を続けていくために、目標設定をしましょう。目標を設定すると具体的な将来像がイメージできるため、モチベーションを維持しやすくなりますよ。
この記事では「10年間で貯金500万円」を目安にしてますが、「結婚希望年齢までにひとまず200万円」「独身でゆったり過ごしたいので40歳までに500万円」など、自分のライフプランにあった目標に設定してもOKです。その後、自分で決めた目標に合わせた年単位、月単位の貯金額を割り出して、なるべく具体的な数字に落とし込んで計画を立てましょう。

③生活費(特に固定費)の見直しをする

目的達成までの道のりが見えてきたら、今度は手取りから目標貯金額を引いた残りの金額で生活費をやりくりできるかどうか、生活費の棚卸しをします。食費や交際費、通信費などのどこかに無駄がないか、チェックが必要です。
特に固定費は、大きな出費削減ポイントです。無駄なオプションやサービスを見直すことができれば、ストレスなく出費をカットできますよ。
また、固定費の出費がもともと少ない実家暮らしの人は、貯められるうちに貯蓄額をなるべく増やしておきたいもの。さらに単身者も、貯めやすい時期です。結婚して子どもができると貯蓄の苦労が増してしまいます。若いうちから「本当にお金を使いたいこと」を見極めるクセをつけ、ストレスなく貯められる体質を手に入れましょう。
いかがでしたか?
①手取りの2割を先取り貯金する
②コツコツ貯めるための目的を持つ
③生活費(特に固定費)の見直しをする

この3つを基本に、10年間で貯金500万円を目指していきましょう。将来の選択肢がきっと増えていくはずですよ!

この記事のライター

MASAMI

AFP・2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
年金や教育費など生活に密着したお金の話をわかりやすく伝えるライターとして活動中です。

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