1日5分で会話がはずむ経済新聞読み方

1日5分で会話がはずむ経済新聞読み方

2019年4月1日更新

1日5分で会話がはずむ経済新聞読み方

経済新聞は会話のネタ探しの宝庫

会話がはずむ時と聞いて、どのような場面を思い浮かべるでしょうか。

相手と共通の話題が見つかったときでしょうか?話しやすい雰囲気で話せた時でしょうか?どちらも正解だと思いますが、共通して言えるのが、たくさん話した時ではないでしょうか。人は話をした時、話をよく聞いてもらった時に満足する傾向があるそうです。そのような会話の共通のネタを探すために、経済新聞を活用してみましょう。日本では経済新聞の代表といえば、日経新聞(日本経済新聞)です。今回は、日経新聞を使って経済新聞が読めるようになるだけではなく、会話のネタが探せる方法について解説します。

目からウロコ 「経済新聞」読み方講座~一面編~はこちら

経済新聞の読み方 ネタの探し方

日経新聞はあらかじめ何がどこに掲載されるか決まっています。まずはどこに何が書かれているのかを確認しましょう。

・一面 ★
・ 総合(1・2)
・政治
・経済・オピニオン・金融経済
・国際(1・2)・アジアBiz
・企業総合、企業1(What’s New)・企業2 ★
・投資情報
・マーケット(1・2)
・マーケット商品
・証券(1~5)
・東京・首都圏経済
・スポーツ
・社会
・文化

(※構成は曜日によって若干異なります)
上記の★が付いている、3つのネタを今回は取り上げます。

1新商品ネタWhat’s New)

What’s Newは新商品を紹介するコーナーです。経済新聞には、軽めの記事と読み応えのある記事に分かれますが、What’s Newは軽めの記事に該当するコーナーで比較的読みやすいです。また、What’s Newは、身近な商品が取り上げられていることが多いので、難しい話にならず、盛り上がりやすいです。世間話や初対面の人との会話にも向いているでしょう。

2一面のネタ

トップの記事なので、誰でも知っていて当然の話題が多いです。ジャンルは政治・経済・企業など様々です。仕事の取引先とのアポイントなどで前置きの会話にしても良いでしょう。突然本題に入るよりワンクッション置くことで、ビジネス以外の良好なコミュニケーションが期待できるかもしれません。

3企業の実績ネタ

企業の動きやビジネスアイデアを得ることができます。特に企業2面は消費者の行動やその時の経済状態を踏まえて、企業がどんな戦略をしているかを記事にしています。モノが売れる仕組みや、アイデアに注目しながら読むと良いでしょう。雑談はもちろんのこと、トレンドや数字面も含めて、様々な提案の時に活用できるかもしれません。

経済新聞を題材に話してみよう

1.新商品(企業1 What’s New)で話す

以下A~Cのフローを実践してみてください。

A What’s Newから会話の話題を決める
B 記事の中からキーワードを選ぶ
→自分が記事のどこにピンときたかを明確にする
C キーワードと自分の生活につながるフレーズを考える
→記事に書かれた内容だけではなく、自分の言葉で考えることが大切
→自分の興味のある分野や得意分野で良い

例えば、A車という外車の記事をテーマに話すとします。記事の中から選んだキーワードは「馬力」とします。また、自分の生活につながるフレーズを、「人に対して馬力がある」と設定したとします。


今日の新聞でA車という外車の記事を見たのですが、知っていましたか?

「いえ、知りませんでした」

この車、430馬力って書いてあったのですが、「あの人 馬力あるよね」って普段の生活でもよく言いますよね。

その馬力って、馬一頭が最高に出せる力のことを言うみたいなのですが、人間も100メートルダッシュのときは、同じ1馬力をだすんですって。そしてこの車は430人分の力があるってことなので、びっくりですよね。


このように、決められたフレームワークに当てはめるだけで、話題が広がり、会話がはずむようになります。

2.一面のネタ

まず一面の右上の記事からみてみましょう。具体的な見方は、タイトルを見て、次に第一段落まで読むだけです。この第一段落を読むだけで、「誰が・いつ・どこで・何をしたか」ということが分かります。話題の作り方は、What’s Newと同じく、

A 会話の記事を決め、
B 記事の中からキーワードを選ぶ
C キーワードと自分の生活につながるフレーズを考える

だけです。

一面の話題なので、幅広く知られている可能性は高いかと思います。相手がその話題を知っている・知らないに限らず、あえて自分なりの切り口で話してみましょう。また、数字が出てきた時は書き留めることも大切です。記憶に残すという意味もありますが、自分自身で数値の基準が分かるようになることで、別の話題の時に再登場させることもできます。

3.一面の日経平均株価で話そう

日経平均株価とは、東京証券取引所第1部に上場する株式から225銘柄を選び、株価を調整平均したもので、国の経済状況を示す中心的な指標です。一面の左下に必ず載っていて、大きく変動したときは記事にもなります。話題にするには難しいと感じる人もいるかもしれませんが、明確な指標があり、共通の話題にしやすい情報でもあります。早速、一面の記事から日経平均株価を探し、以下のチェック項目を試してみましょう。

チェック項目
・日経平均株価はいくらだったか
・一面には数字だけでなく、記事に取り上げられていたか
・記事がある場合は、何が原因で株価が上がったもしくは下がったと書いてあるか
・日経平均株価に対する自分の意見を考えてみる

細かい数字よりも「大体いくらくらい」かを理解しておくことがポイントです。

4.企業の実績ネタ

これも他のフレームワークとほぼ同じように、「記事のキーワード」「キーワードと自分の生活につながるフレーズを考える」ことを行うのですが、それ以外にも、下記を意識するとより会話に広がりがうまれます。

・どんな企業か
・数字は出てきたか
・その数字に驚きや発見はあったか
・他人にこの数字に驚いてもらったり興味を持ってもらったりするために、どのように話せばよいか
数字が入ると、具体性が増す分、より興味を持ってもらえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

ハードルが高いと思われがちな経済新聞ですが、話そうと思うと見方も変わるものです。まずは自分の好きな分野からでかまいません。誰かに話すつもりで読み、教養として身につけてはいかがでしょうか。ファイナンシャルアカデミーでは、さらに深く経済新聞のポイントをつかみたい人や、投資に役立つ最新情報を知りたい人向けの講座があります。

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