みんなの買い物での失敗額は?
買い物での失敗、と聞くと、皆さんはどんな経験が思い浮かびますか?
「洋服を試着せずに買って、家に帰って着てみたら想像していたシルエットと違った」「このピアス、お買い得!と思って買ったら、2回使っただけで壊れてしまった」「かわいいと思って買ったバッグが、意外と容量が小さくて使わずじまい……」。みなさんも色々と思い当たるフシがあるのではないでしょうか……。
25~34歳の女性428名を対象に、買い物で失敗したなと思った最大金額をアンケート調査したところ、最も多かったのは「1~3万円未満」で42.8%(183人)という結果に。続いて「1万円未満」が26.9%(115人)、「3~5万円未満」で14.5%(62人)となりました。
買い物のあとに“振り返り”習慣を
こうやってみんなの買い物の失敗額を見て、「私の失敗は、他の人に比べたら金額が小さいかも」と安心した人もいるかもしれません。でも実は、大切なのは金額だけではないのです。
買い物の失敗を考えるときには、金額だけでなく「頻度」も重要。1回1回の金額が小さくても、しょっちゅう失敗して後悔している人と、滅多に失敗しない人とでは、最大金額が同じでも総額はまったく違いますよね。
ですから、買い物上手になるためには、細かく失敗しないための“振り返り”習慣が大切。そのために鍵を握っているアイテムが「レシート」です。
買い物をしたら、家計簿をつける、つけないに関わらず、とにかくレシートをとっておきましょう。保管場所は引き出し、クリアファイル、空き箱の中などどこでもOK。とにかく買い物をしたらレシートをまとめてとっておき、2週間~1ヵ月が経ったら、そのレシートを取り出し、賢い買い物だったら◯、まずまずの買い物だけれどもう少し安く買えたかも、失敗とはいえないけれど思ったほどよくなかったかも、という場合には△、失敗だった買い物には×を記入していきます。こうすることで、自分がどのような失敗を犯しがちなのか、どうすれば失敗を減らせるのか、という傾向が見えてくるのです。
大きな買い物での失敗も他人事ではない
アンケート調査の結果を見ると、300,000円以上という大きな金額での失敗経験があるという人もちらほら。「そんな大きな金額の買い物で失敗するなんて、よほど大雑把な人なのね」と思うかもしれませんが、実は大きな買い物での失敗は決して他人事ではありません。
なぜなら、私たちの多くは、「買い物」だということを意識しないだけで、意外と大きな買い物をしているから。
例えば、最近ではアラサー女子でもマンションを購入する人が増えつつあるようですが、マンション選びを間違ってしまったら、それこそ数千万円単位の買い物の失敗ですよね。それから旅行や留学といった「経験」も、立派な買い物です。「このツアーにしたのは失敗だった」「留学先が自分と合っていなかった」なんていうのも、大きな金額での買い物の失敗といえます。
保険もしかり。毎月の保険料は数千円でも、5年、10年と加入すれば、数十万円に。勢いで保険商品を選ぶことは、数十万円での買い物の失敗につながる可能性があります。
普段の出費には細かく気を配っていても、こういった肝心の買い物で失敗してしまっては、それまでの努力が一気に吹き飛んでしまいかねません。普段の買い物も、大きな買い物も、どちらも気を抜かないのが買い物上手への道なのです。