元号が変わります!
史上最長のゴールデンウィークが近づいています。今年は4月で平成が終わり、5月に新元号になる年で、大きな節目のゴールデンウィークです。ただこれは日本だけの事で、海外は関係ありません。という事は為替は通常通り動いており、祝祭日に関係なく平日のトレードは行えます。10連休は旅行などで休暇モードとなる人も多いと思いますが、FXを取引している方は思わぬ乱高下で大損を蒙らないようリスク管理をしておきましょう。また銀行は休みで入出金できません。FX口座の資金不足にご注意を。
分散して守る
先々月から守りの話が続いていますが、今回も守りの話です。リスクコントロール手法は3つあるという事をお伝えしてきました。まず1つ目は分散です。これは通貨や時間を分散させることでリスク管理しましょうという事。私は主に長期投資で行うケースが多いのですが、短期投資でも可能です。ゴールデンウィーク前に、動きが異なる通貨を組み合わせてリスクを打ち消したり、一時的に両建てをする方法もあります。分散手法で、荒れた動きでも資金不足にならないよう対応する事はできます。
ポジション量で守る
次はポジション量です。
長期休暇前などにポジションを少なくしたり、持たないという考え方です。私も長期休暇前は短期トレードのポジションは少なくしています。大きな乱高下があった年末年始もポジションは少なくしていました。また大きな動きが予想される政治・経済イベント前も極力ポジションは持たないようにしております。これはトレードにおいて入口(エントリー)を調整してリスク管理する方法です。車の運転で例えるなら、車に乗らない、ゆっくり走るなどして大事故を防ぐイメージです。
ストップロスで守る
3つ目のリスクコントロール手法はストップロスです。
これは損失を確定させる逆指値を入れる事です。ストップロスを入れる事で、一定以上の損失を防ぐ事ができます。保険のようなもので、大損を防いでくれます。一定以上の致命傷を負わないように対処しておきましょう。またレートの動きが激しい時は、成行注文が成立しないケースや思わぬ価格で約定してしまうケースもあります。よって指値を有効活用しましょう。これは出口(イクジット)部分の調整になります。車の運転で例えるなら、保険に入る、シートベルをつける、エアバックを装備するようなイメージでしょうか。
リスクコントロールと短期取引のルール
リスクコントロール(参照1)は大損や致命傷を防ぐ手法です。そして短期取引の3つのルール(参照2)はメンタルコントロールの手法と考えています。これらは私が考える守りの手法ですが、この2種類のコントロールを徹底する事で守りは固められます。リスクコントロールでケガを防ぎ、メンタルコントロールで人間心理特有のミスやエラーを防いでくれます。最初は型にはまったルールが面倒で不自由ですが、いずれ慣れて定着していきます。それまでは意識してルールを守りましょう。