セカンドライフ、一番輝いていた頃の「モノ」と向き合う

2019年7月6日

子供が全員社会人になり、自分もアラカンに突入しました。これで、いよいよセカンドライフかなと。今までより更に自分の人生を、暮らしを考えるようになりました。そんな気持ちが強まったことで家の中の「モノ」と向き合うことに。これをきっかけに、どのような暮らしをしていきたいのか考えることにしました。スッキリとしてゆとりが欲しい。買った時の値段や、いつか使うかもしれない。という価値観で置いてある「モノ」と少しずつお別れしていこうと決めました。
 
わが家は奥行き80センチほどの天板棚付き大きめクローゼットが3つ、畳半畳分の押入れ2つ。階段下収納1つ。小さな家のわりには収納が多いのです。そこに余裕をもってあれこれ収納していますが、季節用品以外に全く出番のない物が多いことに気がつきました。既に家庭を築き遠くに暮らしている次男が残していった物や、孫が生まれたら使うかもしれないと思う物。万が一災害があった時のためのキャンプ道具など。普段は目の付きにくい場所に置いてあるものはどれも薄くほこりが積もっていました。
よし、セカンドライフは7割収納で暮らしていく!と決めました。引き出しなども含め7割の収納を目指す。ゴミ収集の日に合わせて最低レジバッグ1袋分を捨てることにしました。ぱっと目についた物を「もう要らない」とぽいっと袋に詰めてゴミ置き場へ。セカンドライフに必要のない物は結構簡単に捨てることができました。
 
クローゼットの天板棚を見ると、クリスマスツリー関連グッズ。こいのぼり。五月節句人形。お雛さま飾り。お雛さまは数年に一度飾ることはありましたが、他のものはその前出したのはいつか覚えていません。五月人形は四半世紀眠ったままです。いつか孫ができたら使うかもしれない。そう思って取ってありましたが、こいのぼりを飾ってあるお家を今年も見かけませんでした。夫婦共働きが普通で親は忙しい。はたして出したら仕舞うのが面倒な人形を飾るのだろうか?と疑問に思えてきました。160㎝のクリスマスツリー、イルミネーションが美しい玄関用の大型リース。
子供たちと一緒に飾り付けをしたり、写真を撮って年賀状プリントを作ったり、手にとってみるとクリスマスの賑やかな食卓やプレゼントをもらって喜ぶ子供たちの笑顔、そんな風景が走馬灯のように蘇りました。

いざ、「捨てようかな」と思った時のこの寂しい気持ち。「これは一体なんだろうな?」と思いました。泣きこそはしませんが、鼻の奥がツーンとする感覚。これは「モノ」だはなく、その背景にある風景、想いが目に見えてきて、そこに執着があるのかなと。私にとって子育ては人生そのものだったんだなと改めて感じました。何気ない毎日の連続でしたが、日々精一杯頑張っていたのですね。だから「モノ」を処分することであの頃が消えてなくなる様に感じるのでしょうか。それは、あの頃一番輝いていた母性とさよならする気分なのかもしれません。

この記事のライター

中道あん

Ameba公式トップブロガー。「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。https://ameblo.jp/aroundfifty50/
45歳で再就職し自立。2男1女は成人し、要介護2の実母は有料老人ホームで暮らす。同世代の女性に向け日々の暮らしのあれこれをブログに綴り、実りある人生を歩んでいけるようなライフスタイルを発信。著書に50代、もう一度「ひとり時間」(KADOKAWA)。
2019年2月フリーランスに転身。Eittoness美人のブログ塾やセミナー、Eittoness美人be塾を開講。https://peraichi.com/landing_pages/view/eittoness

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