こんにちは、まるねぇです。
お正月で親戚に会う機会も多く、お年玉をあげたり自分の子どもにもらったりすることがあるシーズンですね。
皆さんは子どものころ、お年玉をもらったらどうしていましたか?
わたし自身は親に「ちゃんと貯金しておきなさい」と言われていたこともあり、基本的には貯金していました。
親からお金が手に入ることがあったら「貯金しておきなさい」と言われて育つと、大人になって自分自身で働き給与を得るようになっても、投資などは考えずにまず「貯金しておこう」と思うようになります。
この子どものころからの「刷り込み」は果たして本当に正しいのでしょうか?
親に対して敬う気持ちを持つことはもちろん必要ですが、「親世代のお金の常識を疑ってみる」必要性について今日はお伝えします。
Contents
私たちを取り巻く環境の変化
「親世代のお金の常識」を疑ってみるために、親世代が暮らしてきた時代と私たちを取り巻く現在との環境の変化について考えてみましょう。
預金金利
わたしの両親はバブルの時代を20代後半頃という資産形成期に過ごしています。そのころの預金金利は一番高いときだと普通預金金利だと3%を超え、定期預金だと6%程度ありました。
ただ預け入れしているだけでこれだけ金利がもらえた訳ですから、リスクを取って投資などする必要性が全くありません。
元本が2倍になる年数を簡単に計算できる「72の法則」というルールがあります。72をパーセンテージ表示の利回りで割ると元本が2倍になるのに必要な年数が出てくるので、利回り6%なら12年で預け入れしていた元本が倍になることになります。
一方、今だとどうでしょうか。
この記事を執筆している時点で一番定期預金利回りが高いのはじぶん銀行で「0.250%」です。同じように72の法則で考えてみると、元本を倍にするのに288年かかることが分かります。
仕事の環境
わたしの両親が若かったころは毎年給与ベースアップ(値上げ)が行われていたそうです。また終身雇用が前提となっている企業も多く、結婚したら女性は専業主婦になるのが一般的なのにも関わらず複数人の子どもを育てながら郊外に家を建て車も持っているのが普通でした。
一方現在では、ベースアップは滅多に行われません。毎年の昇給は当たり前でなくなり、4~50代の早期退職が有名大手企業で行われるようになるなど終身雇用が保証されなくなってきています。当時はほとんどいなかった非正規社員の割合も増えてきています。
専業主婦家庭は減り、結婚したり子どもがいても働き続ける女性も増えました。女性活躍推進で女性が働きやすくなったことももちろん要因にはあると思いますが、男性一人が働くだけでは経済的に心配があるという理由も大きく影響しているのです。
このように親世代が今のわたしたちと同じくらいの年齢だったときと状況は変化してきています。ですから、「お金に対しての常識」も同様に変化させていかなければいけないのです。
ポジティブな変化
上記で挙げたことはネガティブな変化が多く、暗い気持ちになってしまったかもしれません。でも悪いことだけではなく実は良い変化も同様に起こっていますので併せてご紹介します。
株式や投資信託の売買手数料減少
ネット証券が多く台頭し、証券会社の店頭に行かなくても気軽に株式や投資信託が購入できるようになりました。また、人の手を介さないので手数料も安く、投資信託の購入手数料に至っては無料化がトレンドとなってきています。ポイントで投資ができたりと投資最低金額も低くなっており、ハードルもどんどん下がっていますから投資のしやすさはどんどん上がってきています。
不動産の投資がしやすくなった
預金金利と連動している金利として、貸出金利が挙げられます。預金金利が下がると同時に銀行の貸出金利もどんどん下がり、お金を借りる側としては支払う金利が少なくなってきています。
この貸出金利の低さの利益を享受できる方法として「お金を借りての不動産投資」が挙げられます。「金利が下がったから損をしている」と考えるのではなく、何か逆にそれを利用できる方法はないかな?と他方向から物事を考えてみると利益が得られることもあるのです。
新しいお得な支払い方法も出現
QRコード決済やクレジットカードでの割引などで現金で支払いするよりもお得な支払い方法が増えてきています。現金での支払い比率をできるだけ下げて同額を支払う場合でもどうやったら手出しを少なくできるかを考えてみましょう。慣れてくるとゲーム感覚で面白く取り組めます。
フリマアプリの台頭
今まではいらなくなったものは捨てるかリサイクルショップに売るくらいしか選択肢がありませんでした。フリマアプリで匿名でも個人間で売買が出来るようになったことから不用品の処分、中古品の入手がしやすくなり資源の活用もできるようになったことはプラスです。
転職できる機会の増加
終身雇用が当たり前だった時代には、逆に一度辞めてしまうともう一度働きだすのが困難でした。また「途中で辞めること」が結婚退職以外では普通でなく、周りから「変わった人」というレッテルを貼られたりする人も少なくなかったようです。
今ではよりよい就職先や方向転換での転職が一般的となり、チャレンジやリセットがしやすくなっています。人生においてとても多くを占める仕事へのチャンスが増えることは充実に繋がります。
本日もお読みくださり、どうもありがとうございました!
Enjoy your day!まるねぇでした。
子供の夢を叶えるため、教育費をできるだけ蓄えておきたい