こんにちは。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ新聞記者、はるちゃんです。
今年もわずか1カ月足らずとなりました。おそらくあっという間に時が過ぎ、新年を迎えることになるでしょう。新年と言えば、「お年玉」。お子さんならばまだしも、甥っ子や姪っ子には何歳からあげるか、金額はいくらが良いか、など悩ましい点も多々あります。今回はお年玉について紹介します。
住信SBIネット銀行の調査「お年玉に関する意識調査2019」によると、「お年玉をあげる予定がある」と回答した人は67.3%。「あげる人の平均人数」は3.8人、「平均支出予定額」は2万6,166円となっています。単純計算すると一人に対して6,885円を渡していることになりますね。
年代別の平均支出予定額は、年代が上がるごとに上昇し、20代(1万7,989円)に比べて60代(3万935円)は約1万3,000円も高くなっています。
自分の子どもは「小学生から」 甥・姪には「0歳から」がトップ
「お年玉をあげる年齢」については、自分の子どもは「小学生から」が26.2%と最も多く、ついで「0歳」(21.0%)▽「3歳」(18.3%)――からとなっています。甥・姪の場合、「0歳から」がトップ(31.8%)で3割を超え、「小学生」(20.6%)、「3歳」(14.6%)――からと続きます。誕生や小学校入学、自我が芽生える3歳を節目に考えている人が多いようです。
そして、金額については、小学生未満「1,000円以下」、小学校低学年「1,000円~3,000円」となっており、小学校高学年は「3,000円~5,000円」が最も多くなっています。中学生になると、「3,000円~5,000円」が4割弱、「5,000円~1万円」が4割強と二分されており、もっとも判断が分かれています。高校生は「5,000円~1万円」が5割となっています。
この調査では「何歳まであげるか」の調査項目がありません。学習塾「明光義塾」を全国展開する「明光ネットワークジャパン」の調査「お子さまのお年玉に関しての実態調査2018」では、「高校生まで」との回答が49.6%に上り、「大学生まで」「社会人になるまで」がともに18.4%となりました。この調査を読み解く限り、「高校生まで」が一般的と言えそうです。
1割強の人が両親にもお年玉?!
住信SBIネット銀行の調査で面白いのは、「お年玉をあげる相手」(複数回答)です。「甥・姪」が61.8%のトップで、「自分の子ども」40.6%▽「甥、姪以外の親戚の子ども」20.2%▽「孫」17.6%▽「親」12.6%――と続きます。
お年玉は本来、子どもなど目下の者へ与える新年の贈り物を言いますが、10%強の人たちが、目上のご両親にも贈っています。新年を祝い、日ごろの感謝の気持ちを伝える「新習慣」として、お年玉のあり方も変わっていくのかもしれません。
2年以内に100万円以上の貯蓄を実現する方法を学べる