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2018年7月11日更新

「生命表」を読み取り、老後生活に備えよう

前回は平均寿命についてお話しさせて頂きました。
今回は、その中で出てきた「生命表」についてご説明させて頂きます。
まず「生命表」というのは、年齢、性別ごとの死亡率、生存率、および平均余命を表したもので、厚生労働省が公表しています。その生命表には「完全生命表」と「簡易生命表」の2種類あり、この2種類の生命表の大きな違いは「①作成年」「②計算のもととなる人口」です。
まず、完全生命表は5年に1回作成するのに対して、簡易生命表は毎年作成しています。また、計算のもととなる人口は、完全生命表は、国勢調査による日本人人口(確定数)や人口動態統計(確定数)に基づくものであるのに対して、簡易生命表は、推計人口による日本人人口や人口動態統計月報年計 (概数)をもとにしています。
このような生命表の中に年齢、性別ごとの平均余命があり、0歳の平均余命が平均寿命となるわけです。
また、生命表以外の情報としては「死因別死亡確率」などもあります。これは、代表的な年齢における死因の割合を示しています。
以下は、平成28年簡易生命表の公表の際に開示された死因別死亡確率の代表的なものです。
(単位:%)

参照:厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」
これから、死因に占める3大生活習慣病である悪性新生物、心疾患及び脳血管疾患が、高齢である90歳以外では、5割近くあることを確認できます。それだけ、この3大生活習慣病には気を付ける必要があるわけですね。
このように、生命表には国民の平均的な生死に関する情報が含まれていますので、もし、ニュースなどで日本国民の平均寿命が伝えられている場合は、新しい生命表が厚生労働省から公表されているかもしれないので、厚生労働省のホームページにアクセスし、是非、生命表をチェックしてみてください。
さて、日本人の平均寿命は伸び続けていますが、もちろんこのことは喜ばしいことであるのですが、老後の生活資金が更に必要になってくるという問題も出てくるわけです。老後において労働により収入を得ることは非常に大変なことで現実的ではないと思いますので、高齢になる前に計画的に老後の資金を用意することが重要なわけですね。
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この記事のライター

添田享

日本アクチュアリー会正会員、日本証券アナリスト協会検定会員。1級DCプランナー。アクチュアリー・ゼミナール講師。大学、大学院で数学を専攻し、大学院修了後、アクチュアリー候補生として信託銀行に入行。その後、証券会社、生命保険会社などで一貫してアクチュアリー業務に従事。
アクチュアリーの中でも、生保アクチュアリー、年金アクチュアリー双方で業務経験が豊富である数少ないアクチュアリー。現在は、アクチュアリーの業務経験を活かして、アクチュアリー試験などの金融関連資格の講師、数学の講師など幅広い分野で活躍。

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