PayPayはアリババのALIPAY(アリペイ)と似ているので、混同して中国の決済サービスだと思っていました。ソフトバンクとヤフーの国産サービスと知り、驚きました。LINEはみずほ銀行のようなメガバンクとの連携を発表。今後、いよいよ日本人もスマホで全て完結するようになるのでしょうか。
PayPayで100%キャッシュバックが当たった人も?!
PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンは大きな話題となりました。2018年12月4日から始まり、月額5万円までと上限はありますが、PayPayでショッピングをすると20%がキャッシュバックされるという強気のキャンペーンでした。10日間で還元総額が100億円に達し、PayPay祭りは終了しました。
出典:PayPay公式ホームページ
100%キャッシュバックがあったというツイートを見つけたりして、驚愕しました。
PayPay全額バック、友達内だけでも数人当たっててすごい…
— asami81 (@asami81) 2018年12月4日
PayPay公式ホームページによると、40回に1回の確率で全額キャッシュバックもされるのですね。PayPayボーナスという形でキャッシュバックされるので、更にショッピングができます。利用金額の10万円相当までと上限がありますが、この機会にと電化製品やファッションなどの購入に踏み切る方は多いのではないでしょうか。
更に、PayPayのサービスに便乗した会員獲得のキャンペーンもあります。ソフトバンクは、ソフトバンクスマートログインを設定したうえでPayPayでショッピングすると、全額キャッシュバックの確率が10回に1回に!
日本のキャッシュレス化推進の旗手となりつつあるPayPay。支払いの仕方は、スマホでお店のQRコードを読み取るか、自分のスマホ画面のバーコードをお店の人に見せるだけです。PayPayによるスマホ決済はLINE Payと共に急速な広がりを見せており、あっという間にスマホ世代の常識になってしまいそうです。
Yahoo!ウォレットと連携すれば、残高不足になったら登録の銀行口座からチャージされます。(三菱UFJ銀行は不可)クレジットカードはVISA、MASTERCARDにのみ対応、JCBの場合は今のところYahoo!Japanカードからしかチャージできないのが難点かもしれません。
PayPayは、ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁によって2018年に設立された会社です。利用者だけでなく店舗側にも1%還元キャンペーンが行われているうえ、決済手数料が3年間無料になるのですから、かなり強気の導入メリットを提供しています。
負けてはいないLINE Payのキャッシュレス
「日本に100%キャッシュレスな社会は来るのか」
で、LINE Payが一部の公共料金支払いに対応を始めたと書きました。公共料金にはPayPayは未対応であり、サービスが利用できる店舗数も2018年12月時点ではLINE Payの方が上回っています。
LINE友達の間での送金ができたり、支払い時に割り勘も可能。LINEポイントも付与され、若者のニーズに合致しています。店舗が支払うべき決済手数料はこちらも3年間無料。
PayPayにはない機能を挙げれば、JCB加盟店で使えるLINE Payカードが発行できることや、コンビニや銀行ATMで簡単にチャージができることです。そして、ソーシャルチャットツールアプリの最大手の強みを活かして、他の機能と連動できることです。2018年11月にリリースされた「LINE家計簿」はLINE Payと連動していますが、LINE Payはそもそもオンライン家計簿アプリ「Zaim」「マネーフォワード」と連携しています。公共料金対応などのLINE Payの強みは、これら大ヒットアプリのユーザーに大きなアピールになると期待されています。
2019年からスターバックス・コーヒーはLINE Payと提携し、コーヒーの事前オーダーや行列に並ばなくても決済できるサービスを開始します。オフィスビルのスタバで喜ばれそうなサービスです。このようにLINE Payは、絶大なシェアを武器に今後もキャッシュレスサービスを拡大していきます。
LINE銀行が発足、キャッシュレス化推進のみずほ銀行と連携
LINEは、2020年にみずほフィナンシャルグループと共同で「LINE BANK」を開業します。LINEとメガバンクのタグは双方にメリットがあり、既に保険や投資にも参入したLINEにとっては、今後より包括的に金融サービスを展開する足掛かりになります。みずほは急がれるキャッシュレス化やスマホ決済にリーチしていく決め手として、大きな期待を寄せています。メガバンクは、懐のビッグデータを提供してでもフィンテックへの足掛かりを欲しがっているようです。
出典:PayPay公式ホームページ、現金要らずcom.、applio、BUSINESS INSIDER、日本経済新聞材新聞
まとめ
2019年10月に消費税は10%に増税されますが、安倍首相は、この時から東京オリンピックまでの9か月間、キャッシュレス決済の還元ポイントを5%にアップする案を表明しました。実現したら、この期間は全ての支出をキャッシュレス化するつもりです。
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