30代共働き夫婦はいくら貯めてる?みんなの貯金額を調査!

2019年2月23日

30代になって「貯金」という言葉が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
結婚や出産などで、多くの人が人生のステージが変わるのが30代です。これまでのように、自分の生活や趣味だけを考えて稼いだお金を全て使ってしまうというわけにはいきません。
30代共働きの夫婦がどのくらい貯蓄をしているのか、また、貯蓄のコツについて見ていきましょう。

30代夫婦の貯金額は?

30代の夫婦はどのくらい貯金をしているものなのでしょうか?収入状況によって貯蓄額は異なるようです。
金融広報中央委員会の調査から収入別の貯蓄額を調べてみました。

年収300万円未満は「貯蓄なし」が最も多い

金融広報中央委員会の調査では、「貯蓄が0円」という人は、年収300万円未満が最も多い28%となっています。
このような人は、収入の中で貯蓄をしていくことは難しいので、副業などでまずは所得を増やす必要があるかもしれません。

年収750万円〜1,000万円未満は「500万円〜1,000万円」を貯金している人が最も多い

一方、500万円〜1,000万円の貯蓄をしている人の割合で最も多いのが、年収750万円〜1,000万円の人です。
夫婦で750万円以上の収入があるのにも関わらず、貯蓄が500万円に満たない場合には、貯金が収入と比較して少ないということですので、支出を見直す必要がありそうです。

30代・共働き世帯の平均的には、500万円程度の貯蓄がある

金融広報委員会の調査によると、年収500万円〜750万円未満の人の貯蓄金額の中央値は510万円、年収750万円〜1,000万円未満の貯蓄額が中央値が560万円となっています。
30代男性の平均年収が約490万円、女性が約310万円(※)と言われていますので、ほとんどの共働き世帯の世帯年収は、500万円〜1,000万円となり、やはり、30代では平均的に500万円超の貯蓄を持っていると考えられます。
参考までに、年収別の「貯蓄額の中央値」は以下のようになっています。
年収300万円未満: 210万円
年収300~500万円未満: 350万円
年収500~750万円未満: 510万円
年収750~1,000万円未満: 560万円
年収1,000~1,200万円未満: 1,380万円
年収1,200万円以上: 1,369万円
※国税庁「平成29年分 民間給与実態統計調査」平成30年9月

貯蓄額を増やすには? 3つの支出削減方法

年収によって貯蓄額の差はあるものの、世帯の年収から平均の貯蓄額を下回っている場合には家計を見直し、貯蓄を増やしていく必要があります。
とはいえ、貯蓄のために最初から食費などを切り詰めてしまったら、生活が窮屈になってしまいます。
そこで無理なく簡単に節約することができる、3つの支出削減方法をご紹介していきます。

①保険の見直し

現在契約している保険が、大手保険会社の保険の場合にはネット保険に切り替えることで、保険料は半分程度になることが少なくありません。
主に自動車保険と生命保険がネット保険に切り替えることによって、同じ保証内容でも保険料はかなり安くすることができ、これだけで月に1万円程度節約することができる場合があります。

②スマホの見直し

ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアで携帯を契約しているという人は、夫婦合わせて、携帯料金に2万円近く使っているという人も多いのではないでしょうか?
このような大手キャリアのスマホを格安SIMに切り替えるだけで、携帯料金を半分〜4分の1程度に抑えることができます。
格安SIMは「音声通話が途切れる」や「電波が悪い」などのネガティブイメージが広がっていますが、これは真っ赤な嘘です。格安SIMは大手キャリアに電波の利用料を払って通信していますので、大手キャリアの通信網を使用することができるのです。つまり、音声通話や電波は大手と変わりありません。
SIMを変えるだけで、通信料を大幅に節約することができますので、保険の切り替えと合わせると、これだけで、毎月2万円〜3万円程度貯金に回すことができる場合があります。

③住宅ローンを組んだら生命保険の見直しを

住宅ローンを組んだら生命保険は必ず見直しましょう。
住宅ローンには団体信用生命保険がついているので、借主の夫にもしものことがあった場合には、住宅ローンの残高は全て保険金から返済できます。
つまり、生命保険の保険金の中で「住居費用」として考えていた分は不要になりますので、保険金額を低くするなどの保険の見直しをすることができるのです。
これだけでも毎月数千円の節約になります。

投資や資産運用でお金を増やす検討も重要

毎月コツコツと貯金をしていっても、思ったようにお金は増えていきません。
例えば、毎月5万円、0.01%の積立預金で貯蓄していっても、10年後には6,002,366円で、利息はなんと2,000円強にしかなりません。
しかし利回り5%の資産運用を毎月5万円ずつ10年間行なっていった場合には、元金の変動を考えなければ7,368,279円になり、収益だけで130万円以上になります。
まして、経済は成長するので元本の上昇も期待することもできます。(もちろんリスクはありますが)
積極的にお金を増やしたいと考えるのであれば、貯蓄だけでなく、資産運用も検討した方がよいでしょう。

この記事のライター

手塚大輔

地方銀行に7年勤務。FPとして大手メディアに執筆多数。銀行退職後飲食店も企業し、起業、資金調達、資産運用などのアドバイスを行う。クラウドワークス2018年6月ライラーランキング1位

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※調査実施期間:2021年9月21日~2021年10月1日 ■開校年数:開校からの年数及び事業の継続期間 ■累計受講生数:開校から調査時点までの、講座受講申込者の総数。■受講生満足度:2021年上半期の有料講座が対象。当校調べ。■調査範囲:日本国内 ■第三者機関名:株式会社 ESP総研 調べ(2021年10月1日時点)