
かつては、いい大学・会社に入ることが、本当の豊かさへの近道だと考えられていました。
高度経済成長期には、それはほとんどの人にとって正しいことでした。
それは、学歴や勤め先の会社名が、そのまま個人一人ひとりの信用につながっていた、という言い方もできるでしょう。
でも、今はひとつの会社で定年までずっと働けるという時代ではなくなりつつあります。不況や企業買収などによって人員整理があったり、働きがいや自分らしい生き方を求めて転職することも普通にあります。起業したり、会社に頼らないフリーランスという働き方を選ぶ人もいます。
個人の価値が求められる時代だからこそ必要なこと
「同じ会社で働き続ければ、自然と収入が上がっていく」という定説のようなものも、徐々に変化しつつあるといえます。
いい会社に就職しても、社会人として収入に見合った価値を提供できるようにならなければ、あなたの社会人としての信用や価値は下がっていく時代だからです。
そうなれば、収入も年齢とともに下がっていくことも考えられます。
転職や独立をするときはもちろんのこと、同じ会社で働き続けるという場合においても、確実に一人ひとりの個人の価値・信用が求められる時代になってきたのです。
本当に豊かな生活を歩みたいのならば、また、30代・40代を輝かせたいと思っているのならば、会社や学歴などに依存しない、個人の価値・信用を高めていかなければいけません。
そして、その個人の価値・信用を高めるうえで絶対になくてはならないものが、お金の教養なのです。
類は友を呼ぶというように、もし20代のうちにお金の教養を身につけ、個人の価値や信用を高めることに成功できたならば、30代・40代になったみなさんのまわりには、個人の価値や信用を高めることに成功した人ばかりが集まってきます。
みなさんにとってこれは、明るい未来を切り拓き、本当の豊かさを手に入れるための最大の財産となるのではないでしょうか。
入社後できるだけ早く「お金の教養」をマスターしよう
デキる社会人に狙ってなるには、明確な「デキる社会人像」を頭の中で思い描く必要があります。あなたの頭の中にはありますか?