毎日読みたくなる!経済新聞で連載中の「名物コラム」3選

2018年2月16日

「経済新聞を読みたいと思うのですが、なかなか続かなくて……」こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
実はこの「お悩み相談」は私がいままでに相談された「経済新聞に関するお悩み」の中のベスト1、2位を争う内容です。中には、「挫折経験あり、リベンジを果たしたい」というガッツのある超真面目な方もたくさんいらっしゃいました。私はそういう方が大好きです。
日本を代表する「経済新聞」と言えば、やはり「日経新聞」です。わたしも大ファンで、もちろん毎日読んでいます。早く読むコツは色々とあるのですが、それはまた、次回以降の「マネラボ」&私が講師を務める「ファイナンシャルアカデミー」の講座の方でご紹介していければなと思っています。
それよりも今日は、「日経新聞の名物コラム」を3つにしぼって紹介したいと思います。そもそも「日経新聞」には事実関係を述べた記事とある事実関係にプラスアルファして「独自の意見」を展開するコラム記事がたくさん掲載されています。

まずは、1面下「春秋」

1面はトップ中のトップ記事を載せた最初のページです。その1番下の位置に掲載されているのが、「春秋」というコラムです。
イメージとしては「朝日新聞」の「天声人語」のような感じです。「春秋」を読んでいていつもうまいな〜と思うのはそのときの時事ネタからスタートして、締めの部分、つまり結論は、我々が考えなくてはいけないトピックや社会問題に絡めていくところです。例えば小室哲哉さんが音楽活動から退く旨を表明した話からスタートし、介護離職についての問題で締めくくっていたり(2018年1月23日朝刊より)、2003年に流行したもの「韓流ブーム」、SMAPの「世界に1つだけの花」などという冒頭から、その年に生まれた将棋の藤井聡太四段や卓球の張本智和選手などの活躍の話と間もなく終わる平成の約30年間の経済の話を絡めていたり(2018年1月24日朝刊より)、少し前になりますが、ネコ型ロボットの代表が「ドラえもん」イヌ型ロボットの代表が「アイボ」という話から、ソニーの経営の話に発展していくのも興味深い感じでした。(2017年11月15日朝刊より)
2月はオリンピックもありますので、これと経済関係を絡めたコラムも登場しそうです。
1面のコラムなので、トップ中のトップ記事や、知っていて当たり前の内容に関するコラム記事という位置付けになっています。ここに目を通しておくと最近の話題に関するネタが増えます。

「マーケット総合2面」左上の「大機小機」に注目

「日経新聞」の丁度真ん中当たりまで来ると、「マーケット総合1・2面」というページがあります。ここは見開きで昨日の株式市場がどのような状況だったかを解説した記事がたくさん書いてあるところです。そのうちの「マーケット2面」の左上にあるのが「大機小機」というコラムです。金融に精通している複数の方々が匿名でこのコラムを書いているのも特徴の1つです。
最近の経済、「金融政策」とか、「財政政策」とか、政府や日銀、企業のやっていることに「一言もの申す」的な切り口が多く、独特の皮肉や辛口トークも面白いです。同じ時事ネタでも「春秋」よりもより経済色が強いところが、わたしは「マーケット面らしい」と思っています。ここを毎日読む事を目標にして、ついでに、マーケットの状況もチェックしてしまうと一石二鳥ですね。資産運用の大きなヒントにつながります。

1番最後のページ「私の履歴書」を読むと……

「日経新聞」の1番最後のページがテレビ欄ではないのをご存知でしょうか?「文化面」というページで、美術やお芝居、映画などの紹介をしています。わたしも時々これらの評価を読んで、美術館に足を運んでみたりします。
そしておすすめしたいのは、左上の欄の「私の履歴書」というコラムです。このコラムは1ヶ月を通じて各界の著名人が出生から連載時に至るまでの半生を自伝風に描いています。
つまり、その月の始めに読み始めると、続きも読みたくなって、「あっという間に1ヶ月、読み続けることが出来るよ」という仕組みになっています。企業の会長や社長の方が書かれることが多いのですが、政治家、スポーツ選手、女優、学者、音楽家など様々です。
過去には、トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏、元FRB議長のグリーンスパン氏、福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治氏、指揮者の小沢征爾氏、ニトリホールディングス社長の似鳥昭雄氏など。こう見ても実に様々な方に書いて頂いているのが伺えます。ちなみに2018年1月、今年のトップバッターは女優の草笛光子さんでした。
3つの有名コラムを利用しながら、「日経新聞」を楽しく続けてみてください。毎日3つのコラムを読みながら、その周辺の記事もついでに読んでみるというのがおすすめです。もし、3つは大変そうなら、まずは1つから挑戦してみましょう。

この記事のライター

安田恵子

ファイナンシャルアカデミー認定講師。「経済入門スクール」「経済新聞の読み方スクール」で教壇に立つ。ファイナンシャルプランナー・マネーマネジメントコーチ・ヘルスフードカウンセラー。「食と健康とマネーを兼ね備えたライフプランニング」が得意。
大手保険会社の法人営業、英会話学校でのマネージメント業務を経て現職。経済新聞購読歴20年超。いつも経済や金融、経済新聞を好きになってもらいたいと真剣に考え、自らの経験からビジネス、プライベート、資産運用など多方面に活かせる方法を伝えたいと思って講演している。自身も個人投資家であり、経済新聞の中から上がる株を見つけるが好き。趣味はスポーツとスポーツ観戦。

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