私の場合、ストックフォトに興味を持ち、初めて登録したのがPIXTAという国内を代表するストックフォトサイトでした。
でも、同じようなサイトは国内、海外にまだたくさんあります。今回はそのようなサイトの特徴などを比べてみたいと思います。
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PIXTAについて
私がPIXTAというストックフォトサイトに登録したのは、2015年6月1日でした。
日本国内でストックフォトサイトと言えば、まずPIXTAという名前が出てくるほどのサイトですが、現在のPIXTAは、クリエイター数25万人以上、素材点数は3,300万点以上となっています。
審査を兼ねた最初の登録枚数の上限は10枚ですが、その後20枚に増え、私の場合、半年後には登録可能枚数は100枚となりました。
このようにストックフォトサイトによっては、登録できる写真の枚数が制限されているサイトもあります。
そして現在は毎月250枚の写真をアップロードできるようになりました。今年6月25日現在の登録枚数は5,908枚となっています。
しかし、アップロードした写真すべてが採用される訳ではなく、私の場合、採用率は86%程度となっています。PIXTAは、海外のストックフォトサイトに比べると、比較的審査基準はゆるいという印象があります。審査の期間は、7~10日ほどかかります。
[まとめ]
■登録可能枚数の制限:あり
■審査期間:7~10日
■審査基準:比較的ゆるい(採用率は、私の場合86%)
■アップロードの難易度:まとまった枚数のアップロードが可能。日本のサイトなので、海外のサイトのように英語力は不要。最初に5個のタグを入力すると「タグ(※)候補」の単語が表示される。
■素材が購入されたときの連絡:メール連絡あり。
(※)タグ:写真に関連付けた検索用のキーワード。上の青空と旗の写真では、「青空、旗、入道雲、真夏」など、写真の購入者が欲しい写真を検索して見つけたいときに最も効果的なキーワードとなるようにタグを選んで、ストックフォトを登録する際に、写真とタグをいっしょにアップロードする。
fotoliaについて
しばらくの間は、PIXTAだけに写真を登録していましたが、海外のストックフォトサイトにも興味を持ち、初めて登録したのがfotoliaというサイトでした。
fotoliaは、アメリカのストックフォトサイトで、1億2千万点を超える素材を提供している世界最大級のストックフォトサイトです。
2015年1月にアドビ社に買収され、現在はアドビストックというサイトでクリエイター登録をすることができます。
このfotoliaは審査基準が比較的厳しく、私の場合もアップロードした作品の6割ほどしか採用されていません。
アップロード可能枚数の制限がないのはいいのですが、一度にアップロードできる枚数は10枚単位で、海外のサイトのせいか、ジャンルの選択など使い勝手はいまひとつです。写真のタイトルやタグは、日本語で入力できます。
[まとめ]
■登録可能枚数の制限:なし
■審査期間:1~3日
■審査基準:審査は厳しい(採用率は、私の場合58%)
■アップロードの難易度: 10枚単位のアップロードなので、まとまった枚数を1度でアップすることはできない。登録の際にジャンルを選ぶが、選択肢に戸惑うこともある。タグは日本語入力が可能。
■素材が購入されたときの連絡:メール連絡あり。
iStockって、どんなストックフォトサイト?
アメリカのゲッティ イメージズ(Getty Images)が運営する、4000万点以上の画像素材を提供しているストックフォトサイトです。
「こんな写真撮ってます!売ってます!」というブログを2016年1月から書き続けていますが、そのブログを見てくれたiStockの日本代理店のマネージャーという方から「作品を登録してほしい」との連絡をいただき、iStockにも登録することになりました。
DeepMetaというアップロードツールを使って登録作業をするのですが、使い勝手はいまひとつで、写真のタイトルは英語で入力する必要があり、タグは日本語で入力できますが、入力した日本語そのままでは登録できず、表示される選択肢から選ぶ必要があります。
英語がある程度わからないと使いこなしにくいサイトです。
ただし、審査期間が極端に短く、早い時には写真をアップロードして1分後には審査を通過した旨のAccepted/Publishedという文字が表示されることがあります。
[まとめ]
■登録可能枚数の制限:なし
■審査期間:1分~1,2日
■審査基準:審査は比較的ゆるい(採用率は、私の場合88%)。PIXTAで不採用となった作品でもiStockならば登録できることもある。
■アップロードの難易度: DeepMetaというアップロードツールをダウンロードして行う。タイトルは英語で入力する必要がある。タグは日本語が使えるが、タグ候補の選択肢から選ぶ必要があり、選べるタグの多様性に乏しい。
■素材が購入されたときの連絡:購入されても連絡はまったくない。ただし、サイト内のマイページから「データの書き出し」により確認することはできる。
そのほかのストックフォトサイト
ほかにもストックフォトサイトは、国内外にたくさんあります。
PhotoAC、shutterstock、photolibrary、123RF、ForYourImagesなど、海外のサイトも多く、なかには登録にパスポートが必要なサイトもあります。
ストックフォト初心者には、個人的にはPIXTAがおすすめですが、使い勝手はそれぞれなので、自分に合ったサイトを見つけて登録してみましょう。
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【ここがポイント!】
外で写真を撮るときにいつも気にしてほしいのが、太陽の位置です。
光の当たり方には、順光、逆光、サイド光などがありますが、基本的には順光で撮影するのが基本となるので、自分の頭の上か背後に太陽が来るような位置で被写体にカメラを向けます。
作品によっては、この写真のように逆光で撮影してドラマチックな雰囲気を演出することもあります。またサイドから光が当たる位置を選んで、立体感のある写真を作ることもあります。
下のサトイモの葉と青空のストックフォトは、左上から太陽光が当たる位置で撮影しています。
陽射しの下で撮影するときは、いつも太陽の位置を意識することを忘れずに!