ファッションは生き方そのもの 暑い日も寒い日も自分らしく楽しむ

2019年1月28日

世の中には、いつも同じような服を着ていたり、一昔前の流行そのままのスタイルでいるような人が結構な割合でいるものです。
毎日の生活の中で服を選び・着るという行為は、生き方そのものに通じていくのかもしれません。
大人だからこそ、好きなおしゃれが何なのかを自覚してアップデートしていく必要があるといえるでしょう。
岡本敬子著『好きな服を自由に着る』 より、暑い日も寒い日も心地よく、自分らしくおしゃれを楽しむ考え方をご紹介します。

ファッションは自分らしさを表している

写真を撮ることによって自分自身のスタイルを客観的に見て再確認することができるので、いまも続けています。この本はいわゆるファッション指南書ではありません。手に取ってくださったみなさんがお洒落を自由に楽しんでお仕着せではない自分らしさを見つけるきっかけになれたら……。
<3ページより引用>
著者は、文化服装学院スタイリスト科卒業後、スタイリストオフィスに入社。大手アパレル会社のPR部門で国内外のブランドのPRを担当した後に独立。複数のブランドを担当しながら、2010年には自身のブランドである「KO」を立ち上げた人物です。
服飾ディレクターとして活躍している著者は、まさにスタイリスト界のレジェンドであるといえるでしょう。
個性的なワードローブが多く掲載されているインスタグラムに固定ファンが多いことで有名な著者。
本著のタイトルである『好きな服を自由に着る』のごとく、その中身は季節ごとに気候に合わせた膨大なスタイリングの写真であふれています。
自分自身のスタイルがはっきりしているのに、無理がない。自然体なその様子から、おしゃれをするということは、ただ高価な物を身につければいいということではないことがよくわかります。
服を選んで着ることは、まさに自分自身を表すもの。人生や生き方全般に通じるものであることが伺えます。

ルーツは母の服育によるもの

ファッションに関しても同じで、TPOはもちろん大事ですが正解は決してひとつではなく、無限大にあると考えています。とにかく好きだと思うものを自分の価値で選び、いろいろ試して着てみること。そして失敗すること。私も懲りずにいまだに失敗をすることがあります。
<126ページより引用>

洋服を着る上で、「好き」と思う価値判断の基準が、自分の中にあることが何よりも大事であると著者はいいます。
そのルーツは、どうやら洋裁好きな母の影響にあったようです。
母が仕立ててくれた服を着ていた子ども時代のことです。『ドレスメーキングのかわいい子ども服』という本の中から、好きなデザインを選ぶようにといわれた著者。
デザインを選んだ後は、母と手芸用品のお店に一緒に行き、好きな生地とボタンを選ぶようにうながされたのだといいます。
たくさんの種類がある中で、迷いながらもワクワクしながら選んでいたのだといいますが、すべての洋服において、自分で考えたり選んだりという行動をしていたというから驚きます。
流行していたキャラクターのイラスト入りの服や小物は持ったことがなく、身につけているものはいつも母のお手製。
まさに服育であるといえるでしょう。大人になってからは、さらにファッション三昧の日々。
海外旅行などを経て、世界のスタイルも意識するようになります。
生きてきた中で経験したこと、目にしてきたことというものは、やはりダイレクトにファッションにも表れるものであるといえそうです。

住まいはおしゃれに影響を与える

20代の終わりになってから、住まいを東京から鎌倉に移したという著者。
海辺の町のライフスタイルは、東京に住んでいたときの常識が当てはまらなかったといいます。
湿度が高く、革製品などはカビやサビが気になることも多かったようです。
逆に、日差しが強いので肌触りの良い天然素材のものが心地よく感じられ、山葡萄やあけびのかごを手に取るようになったとか。
住んでいる場所もまた、人に大きな影響を与えることがわかります。
体験や経験を大切にしながら、好きだと思う気持ちを大切にしつつ、自分らしいおしゃれと人生を楽しんでいきたいものですね。
タイトル:好きな服を自由に着る
著者:岡本敬子
発行:光文社
定価:1,260円(税込)

この記事のライター

ナカセコ エミコ

(株)FILAGE(フィラージュ)代表。書評家/絵本作家/ブックコーディネーター 。元・銀行員であり図書館司書。現在は、女性のキャリア・ライフスタイルを中心とした書評と絵本の執筆、選書を行っている。「働く女性のための選書サービス」“季節の本屋さん”を運営中。https://www.filage.co/

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