「而今」ネガティブな感情はチューインガムを噛むように

2019年1月29日

新春に第五回日本酒を嗜む会を開催しました。市場に簡単に出回らない日本酒をメインに
中には7年氷温で寝かせたお酒もあり、ビギナーの私たちには勿体ないほどのラインナップでした。そんな中に三重県名張市の木屋正酒造「而今」というお酒がありました。
聞きなれない言葉ですが「じこん」と読み、その響きの良さに惹かれました。
お酒の裏のラベルには「過去に囚われず未来に囚われず今をただ精一杯に生きる」と記されいます。とても素敵な言葉ですね。
もう少し詳しく調べてみようとググッてみると、仏教の禅語では「にこん」というそうです。
「過ぎ去った時」「この瞬間」は二度と戻ってはこない。誰しも過去に失敗や過ちを犯し苦しんだことはあるでしょう。
その過去のことを振り返り悔んだり、苦しみから抜け出せずにいたり、あるいは、輝かしい過去の栄光にばかりしがみついたりしている。
人は誰しもそのような心をもっています。それは簡単には断ち切れないでしょうが、大切なことは「今」というこの瞬間に生きること。だと教えています。
過去に生きず、二度とこない「今」を生きることが大切だという教えの言葉です。

ブログを始めたきっかは、私が人生について深く考えた時期に、同世代の女性がパートナーや、介護問題、親子関係、金銭問題などで深い悩みを抱え苦しんでいる人が多いと感じたのです。
その悩みの投稿を読んでいると、蚊取り線香がグルグル渦を巻くように悩みがクルクル回っているだけのように見えたのです。
その姿がネガティブ思考の母の生き方と重なって、ジレンマみたいなものを強く感じました。
悩める女性に一言いいたい!もっと楽しく生きられる!それを長男に言うと「本をかけ!」「できないならブログにかけ!」「あんさんならきっと多くの人が読んでくれる」とその場でブログ開設となったのです。
辛いこと。悲しいこと。迷うこと。そんな出来事は突然やってきます。
そんなネガティブな出来に動揺し、将来を不安に思い途方にくれることもあるでしょう。
けれどいつまでもその気持ちに囚われていては一歩も前には進めないのです。
皆さんは、ちょっと口がさみしい時、集中力を上げたい時、または眠気を防ぎたい時にチューインガムを噛むことがありませんか?
噛むことで口の中に爽やかさや、スーッとする清涼感を感じたりしますよね。しばらく噛むと味がしなくなって紙に包んで捨てますよね。
それはどうしてでしょうか?ガムとしての役割が終わったからですね。
味のしないガムほどまずいものはない。さっきまであれほど美味しかったものが、味わい尽くせばゴミにしかならないのです。
悩みも同じだと思います。そのネガティブな感情を味わい尽くせば、もうそれ以上そこから得るものは何もないのです。
だからきっぱりとその感情を捨て去り、素早くリスタートすることです。

どんな過去も変えることはできません。けれど今を生きることで未来は変えられます。
ならば今、この瞬間に何ができるのか。を考え行動するほうが未来につながります。

評判どおり「而今」は杜氏の意気込みを感じるとても素晴らしいお酒でした。
このお酒と出会えて良かった。そして言葉の意味を知ることが出来て良かったと思いました。

90分で学べる、定年後の不安を解消したい方必見!

この記事のライター

中道あん

Ameba公式トップブロガー。「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。https://ameblo.jp/aroundfifty50/
45歳で再就職し自立。2男1女は成人し、要介護2の実母は有料老人ホームで暮らす。同世代の女性に向け日々の暮らしのあれこれをブログに綴り、実りある人生を歩んでいけるようなライフスタイルを発信。著書に50代、もう一度「ひとり時間」(KADOKAWA)。

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