
今回はこの質問に関して考えてみたいと思います。
「2つ質問があるのですが、教えてください。
1いつトレードをやめればいいのか?
2NY時間(朝5時くらいまで)も取引した方が
効率がいいか?
まず1つ目の質問ですが、人によって様々だと思いますが、時間帯を決めてその時間が終わるまでトレードを続ける、一日に取引する回数を決める、などあると思いますが、24時間トレードができる事が、FXの利点でありリスクにも思います。何かsarahさんお勧めの方法があれば教えて下さい。
そして2つ目の質問ですが、現在遅くとも深夜1時には切り上げるようにしているのですが、しかし、それ以降も参加した方が効率がいいんじゃないかなと思うのです。
その分東京時間を睡眠にあてた方がいいのかなと思っているのですが、sarahさんはこれについてどうお考えになるのかご意見お願いします。」
まず、質問1から考えてみましょうか。
いろいろ考え方はあると思いますが、例えば
●一日のノルマを達成したからやめる
●相場が動いていないのでやめる
●動きが読めないからやめる
●自分の決めたトレード時間外だからやめる
●今日は勝てないからやめる
●今日は調子がよいから勝ち逃げ
逆に言うと
●一日のノルマを達成していないから続ける
●相場が動いているから続ける
●きれいなトレンドが出ているから続ける
●自分が決めたトレード時間内だから続ける
●今日は勝てないから続ける
●今日は調子がいいから続ける
色分けしてみましたが、
青→ノルマ(成績)本位
オレンジ→相場本位
ピンク→メンタル本位
ベストなやめ方は、やはり相場本位で考えたときではないかと考えます。
”相場が動いていないからやめる”もしくは”トレードしない”
このパターンです。
勝っていようが負けていようが相場にあわせることです。
質問者さんは遅くとも深夜1時には切り上げるようにしているとおっしゃっていましたが、私の場合、相場が活発に動く日は、3時以降マーケットクローズ(早朝)までの時間帯もトレードすることもあります。
トレード時間はちゃんと決めて、いつも同じ時間帯のマーケットの動きだけをチェックしたほうがいい。という人もいらっしゃいます。
そういったルールを決めて行うのは正しいと思いますし、仕事をしていらっしゃる方は、決められた時間の中でトレードするわけですから、そうするしかないですよね。きっと。
”今日は勝てないからやめる”
これは結果論ですが、これも正しいです。
勝てない=相場が悪いもしくは気分が乗らないとき
こんなときは続けても負ける確率が高いのでやめます。
一番悪いケースは、
”ノルマを達成したからやめる”
これは、一見やってしまいそうですが、結局ノルマを決めてやると、相場本位のトレードができなくなってしまいます。
相場が動いていなくても無理やりトレードしてしまったり、決まった時間以外でもトレードしたくなってしまいます。
勝っているトレーダー仲間の一人は、一日5回まで、とトレード回数に制限を加えてトレードしているそうです。
それは逆ノルマとしてアリかな。と思います。
確率論からいって、5回トレードした際に、5連勝、5連敗する確率は低いですが、3勝2敗、2勝3敗くらいだったら頻度的に高い。
なので、それくらいで勝ちに持っていけるようなストップ、リミット(損切、利食い)の入れ方をすれば、勝ちに結びつけるのもそう難しいことではない!
という理にかなった賢いトレードルールの1つになるかもしれません。
ただし、その回数内でしっかりプラスに持っていけるようトレード手法も考える。
というところがポイントです。
2つ目の質問に関してですが、効率がいいかどうかは、自分のトレードスタイル、自分がどういう取引をしたいか。によるかと思います。
取引回数が多い、トレードチャンスが多いとその分勝てるような気もしますし、相場が動いているのに取引しないのはもったいない。という気持ちもわかります。
ただ、ギャンブルと一緒で、取引をすればするほど負ける可能性も高くなります。負けていると、勝つまで続けたくなる。それが結果としてさらに傷口を広げてしまう。というのがよくあるパターン。
ここでもやはり、やめ時が大事になってくるのです。
特に、1日を終える夜、深夜にする取引というのは、脳みそも疲労し、判断力が鈍る中で行われるため、いつもやらないようなミスも多くなる可能性が高いです。
15時で取引が終わる株式市場と違い、FXは24時間稼働していつでも取引ができる。ということは大きな魅力ですが、それが結果として、勝てない、ギャンブルだと言われる原因の一つになっている。というのは皮肉な話です。
それを踏まえて、
しっかり休みをとって、集中力が高まるよう体調管理をしっかり行った上で、自分に最適な時間帯はどこなのか、
を考えてみてください。
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