
コロナショックで為替相場も大荒れ
コロナウィルスショックで株価、為替相場を襲っています。
ドル円は、先週108円台から101円台まで暴落したかと思いきや、
今度は109円台まで大幅反発。
一方欧州通貨は弱いままで、ポンドドルに至ってはパニック売りが相次ぎ、フラッシュ・クラッシュへ。
2016年のブレグジット決定直後の最安値1.2000を軽く割り込んでしまいました。
6時のロールオーバー直後のポンド、オアンダのレートだと秒で150pipsほど急落して安値1.1475まで
6時の定時メンテナンスが長めの業者だと安値1.1530程度だったりレートが止まってたりで安値がまちまち。最近の為替市場、不安定な動きがホント多いです pic.twitter.com/PskcNhRUrA
— 高城泰 (@takagifx) March 19, 2020
フラッシュクラッ集
・ドル円(3/19)、5分で170pips
・ポンドドル(3/18)、7分で240pips
・豪ドル(3/19)、4分で130pips pic.twitter.com/BZXERsBLdn— Tochi (FX7年生!) (@Tochi_FX_trade) March 19, 2020
このようなパニック相場時に欠かせないのがVIX指数。
VIX指数とは・・・
VIX指数とは、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が作り出した「ボラティリティ・インデックス」の略称。
VIXはS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出・公表される。
このVIX指数は投資家心理を示す数値として利用されており、別名「恐怖指数」とも呼ばれる。
(引用先:https://chartpark.com/vix.html)
通常時は10-20の範囲内で動き、相場に不安が生じたとき、数値が大きく上昇します。
例えば過去に起こったショック時のVIX値がこちら⇣
1993年 Robert E. Whaley 教授が提唱
1997年10月 アジア通貨危機 48.64
2001年9月 アメリカ同時多発テロ 49.35
2002年7月 エンロン不正会計事件 48.46
2003年3月 アメリカのイラク侵攻 34.40
2008年10月 リーマンショック ※過去最高値 89.53
2011年10月 ギリシャ通貨危機 46.88
2017年11月 過去最低値 8.56
記憶に新しい12年前のリーマン・ショック時の89.53が過去最高値。
そして今回のコロナショックの現時点での最高値が85.47。
なんとリーマン・ショック時の高値に迫る勢いです。
(引用先:https://chartpark.com/vix.html)
震災時でも、48程度だったので、今回のインパクトがいかに大きいかわかります。
世界レベルのパニックですものね。
VIX指標への投資もできる
このVIX指数。トレードでどうやって使うの?という話ですが、
単純に、このVIX指数を売買することもできます。
海外では、VIX指標が株式のヘッジ手段としてトレードされています。日本でも東京証券取引所に上場されているVIX連動ETNを使えば、投資が可能です。
CFDを多数取り扱う取引業者を調べてみてください。
為替と同じように、上がりそうだったらロング。下がりそうだったらショート。このような売買が可能です。
先程言ったとおり、平常時の値が10-20程度。株価等が大きく下落した際、
30-50程度に急騰することはあっても、上ヒゲをつけて正常値の20前後に戻っているのがわかります。
相場が落ち着いたら10-30程度のレンジに戻ると想定し50以上は売り増しし続ける。
という戦略もアリかなとは思います。
あとは、株や為替が暴落中に含み損を抱えてしまった場合、VIXを買っていればリスクヘッジにもなります。
いずれにせよ、大きな相場がやってきたときの指標としてVIX指数をチェックし、
今回の暴落が過去と比較しどれだけのインパクトなのかを知ることはとても大事です。
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