オシレーター系

FX用語「オシレーター系」を初心者にわかりやすく解説

2019年2月13日更新

オシレーター系

FXを始めるとテクニカル分析、ファンダメンタル分析とさまざまな相場を分析するための用語を耳にすると思います。テクニカル分析とファンダメンタル分析を簡単に説明すると、テクニカル分析はチャートを見ながら売買をする手法で、ファンダメンタル分析とは、経済情報などを基準にして売買をする手法です。 
今回はテクニカル分析の1つオシレーター系について説明します。この分析手法の意味を知っていると知らないとでは売買損益にも影響があらわれます。特にFXで勝てないと思っている人は分析方法を学ぶことで改善するかもしれません。 

テクニカル分析のオシレーター系

テクニカル分析とは、チャートを見ながら売買ポイントを探すことです。このテクニカル分析にも「オシレーター系」と「トレンド系」の2種類があり、2つを上手く組み合わせてトレードを行っていきます。今回はオシレーター系について説明しますが、トレンド系も簡単に説明をすると、相場全体の方向性を示す分析手法です。 
オシレーターとは振り子を意味します。オシレーター系の指標は、その通貨が買われすぎているのか、売られすぎているのかを判断するために使われる指標です。短期売買を行うトレーダーが一般的には利用しており、他の分析手法と組み合わせて補佐的な使い方をします。 
【トレンド系についてはこちら】
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人気のあるオシレーター系の指標3つ

オシレーター系の指標にもいくつもの種類があります。使いやすいかどうかの判断はトレーダー本人が見つけることになりますが、よく利用されているオシレーター系の指標をご紹介します。 

RSI

売買シグナルが分かりやすいと人気のオシレーター系の指標がRSIです。分かりやすいからこそFX初心者に好まれやすい傾向があります。 
RSI=値上がり幅÷(値上がり幅の合計+値下がり幅の合計)×100 
上記の数式でパーセンテージを求めることができ、一定期間(14日を基準とする場合が多い)の中で、値上がりや値下がりの傾向がどれくらい強かったかを曲線にして示した指標です。曲線が70%より高いと買われすぎ、30パーセントより低いと売られすぎと判断される傾向があります。 

ストキャスティクス

RSIのように買われすぎ、売られすぎを「%K」、「%D」、「%SD」を用いて示される曲線です。「%K」は現在値を示し、「%D」は「%K」の平均線で、「%SD」は「%D」の平均を示します。記号と英字が並んでいますが「%D」の曲線が70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断します。 

MACD(マックディー)

短期の移動平均線(12EMA)と中長期の移動平均線(26EMA)2つを利用して売買の判断をする指標です。カッコ内の数値は一般的に設定されている数値です。自由に変更することも可能ですが、最初のトレードの内は設定のまま使用することをおすすめします。 
指標のゼロを中心にMACDが上に表示されている時を上昇相場と判断し、MACDが下に表示されている時は下降相場と判断します。MACDはオシレーター系とトレンド系の2つの側面を持っており活用するトレーダーも多くいます。  
この他にもオシレーター系の指標はいくつもあります。まずは1つを使ってみて、合わないようであれば次の指標を探し自分に合うものを見つけてください。また、オシレーター系だけでトレードするのではなく、トレンド系と組み合わせてオリジナルの売買手法を見つけてください。
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この記事のライター

楽生暮

ファイナンシャルプランニング技能士2級、AFP(日本FP協会認定)
金融・保険業界を経験後、現在はフリーでFPに関するライター業やメディカルハーブ、マヤ暦占星術の講師業を行う2児の母。自身でも株やFX、つみたてNISAなどの資産運用を行いながら、「楽しく生きて暮らす」をテーマに子育てや資産運用を書いたノンジャンルのブログも運営中。複数の収入の柱を持つことを提案し、実行している。

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