50代からでも間に合う「健康貯金」と「自己投資貯金」

2018年9月5日

毎年お誕生日月の翌月に送付される年金定期便。今年もやってきました。
まずは、まじまじとその金額を見つめる。そして昨年のお知らせと比較してみる。「減っている」と呟くのです。

50代女性の平均年収は男性の半分以下

私は結婚するまで大手企業でOLを7年勤めていました。45歳で再就職。正社員で働いてから今年で10年目、現在の会社に勤めて8年目になります。転職して年収は大幅にUPしましたが、以後ほとんど昇給らいしいものはありません。
国税庁の民間給与実態統計調査(平成28年度)の報告書の年齢層別平均給与を見てみると男性661万円、女性296万円となっておりました。
女性の年収が低いのはパートで働く人が多いからだと思うのです。女性の平均よりは多く収入を得ていますが男性のそれと比べてみると、大幅に少ない稼ぎです。

減り続ける年金支給額は

そんな私の年金は63歳~特別支給の老齢厚生年金、年額28万9千円ほど。65歳~老齢基礎年金と合わせると110万円を切っています。昨年のお知らせはそれを超えていました。
もっと以前は月に10万円あるなと感じていたので、働き続けているのに随分な減りようです。
私のようなシングルの場合、将来を不安に思いひたすら貯金に励む人も多いでしょう。でも、そうしたところで満足のいく貯金額にはなりそうにもありません。
ひと頃よく聞いた夫婦二人に必要な老後資金6千万円は私の生涯年収よりも多い数字です。

私の考える老後資金対策

闇雲に不安を募らせても、お金は増えません。そして体力の衰えを感じる50代はがむしゃらに働き稼ぐことも難しいです。私も去年から残業や休日出勤を極力避けるようにしています。
私の考える老後の資金対策は「健康貯金」と「自己投資貯金」です。健康で長く働き続けることが出来れば、老後をそう悲観しなくても済むのではないかと考えています。
現実に私の周りでは60歳以上、70歳近い人の働いている姿を見かけます。年を重ねると朝の目覚めも早いです。早朝のスーパーの品出しやファストフード店ではシニアが活躍していると聞いたことがあります。

人間ドックは投資である


お金は使わなければ貯まりますが健康は加齢とともに、病気や生活習慣で減っていきます。そして、お金は減ると目に見えますが、健康はなかなかそうはいきません。
なので、毎年人間ドックを受けるようにしています。会社員なら職場で健康診断を受けることが義務付けられていますが、私はその助成を人間ドックと併用して使っています。そうすると費用もグッと抑えることができます。通常5.5万円が4万円弱とかなりお得です。
一昨年は、それでピロリ菌が見つかり除菌しました。人間ドックで病気を早期に発見し治療をすれば、死なない病気が増えてきています。人間ドックは健康で長く働き続けるための投資だと考えています。

自分に投資して「好き」を「お金」につなげる


そして、同じ働くなら自分の好きなことが仕事にできればいきいきと働けますよね。
それにはいまからでも遅くはない。自分に大いに投資して「好き」とお金が結びつくようになればと思っています。
子供のころに将来の選択肢を広げるために「好き」「嫌い」関係なく一斉に勉強しましたよね。やっつけ仕事のように宿題の読書感想文を本のまえがきとあとがきから内容を推測して適当に書いていました。
私にとって勉強は「するもの」ではなくて「させられるもの」でした。その私が毎月何冊もの本を好んで読むのですから不思議なものです。
勉強嫌いが本を読む。理由はそれが楽しいと知ったからです。本から学ぶことは多いです。そして自分で考え、どんどん血肉となり、自分の生活におとし込んでいく。経験していく。それを表現するようになって、いまコラムを書く仕事を頂けているのです。
まだまだ初めの一歩から発展していませんが、一歩がなければ二歩、三歩とは進まないはずです。
老後の「お金」の問題。
今をいきいきと暮らしながら「健康貯金」と「自己投資貯金」を進めていきたいと思います。
人生100年50代からでもまだ間に合う「お金」ではない「貯金」にも目を向けてはいかがでしょう。

この記事のライター

中道あん

Ameba公式トップブロガー。「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。https://ameblo.jp/aroundfifty50/
45歳で再就職し自立。2男1女は成人し、要介護2の実母は有料老人ホームで暮らす。同世代の女性に向け日々の暮らしのあれこれをブログに綴り、実りある人生を歩んでいけるようなライフスタイルを発信。著書に50代、もう一度「ひとり時間」(KADOKAWA)。

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