貯金が減ると不安になったり、ストレス発散のために散財してしまったりといった経験はありませんか?このように私たちの感情と切っても切り離させない関係にあるもの、それがお金です。
そのため、心理学の観点からお金を考察すると、幸せになるためのお金の使い方やヒントが見えてきます。そこで、参考にしたいのがメンタリストDaiGoさんのお金にまつわる習慣です。
メンタリストDaiGoさんは、心理学に基づいたお金の使い方を実践している一人。今回は、その中からお金に関する具体的な習慣をいくつか紹介していきます。
Contents
1、モノより経験や時間を買う
一つ目に紹介する習慣はモノより経験や時間にお金を使うことです。実は、モノより経験や時間にお金を使った人の方が満足度が遥かに高いことが分かっています。
例えば、10万円で時計を買うよりも友達と旅行に行く・家事代行サービスを利用するといったことです。
基本的にモノの価値は購入した時をピークに下がるのが一般的です。新しいテレビを購入した時はあんなにワクワクしていたけれど、1年も経つと当たり前の存在になっているという経験は誰しもにあるのではないでしょうか。
一方で経験は自分の中に蓄積され、良い経験は何年経っても思い出す度に幸福感をもたらしてくれます。また、時間を買うと自由な時間が生まれ、その空いた時間を新しい経験や自分の好きな事に当てることが満足度の向上に繋がります。
「どんな経験が得られるのか?」を考えてお金を使うだけでも、人生の満足度や幸福度がアップするはずです。
2、時給計算しない
二つ目の習慣は時給で考えないということ。特にフリーで活動している方は、何時間働いたら何円稼げると考える方が多いかもしれません。しかし、この考え方には注意が必要です。
時間=お金として考えてしまうと、旅行に行っている時や本来リフレッシュしている時間も、焦燥感やストレスを感じやすくなってしまいます。その結果、目の前の出来事を純粋に楽しむことができず人生の満足度低下に繋がります。
実はこの考え方、メンタリストDaiGoさんも過去に陥ってしまったそうです。常にお金の事を考えている人ほど孤独感を感じやすく、人生に対する幸福度も低いことが心理学的に分かっています。
ですので、時間とお金を切り離してマインドフルに生活できる習慣は是非とも身につけておきたいものです。
3、他人の為にお金を使う
三つ目の習慣は他人の為にお金を使うこと。意外かもしれませんが、自分のためにお金を使った場合より他人の為にお金を使った方が、高い幸福度や喜びを感じられるということが研究により分かっています。
そして、他人への投資でより高い幸福感を得るためのポイントは以下3つです。
① 自己選択すること
他人への投資で幸福感を得るためには、自分の意思で選択することが絶対条件です。誰かに強要された場合や、義務感を感じている状態で他人の為にお金を使っても幸福感を得ることはできません。ですので、必ず自分の意思で選択するようにしましょう。
② 新たな繋がりをつくること
他人への投資によって新しい繋がりをつくることも幸福感を高めるためのポイント。例えば、親族にお金を使うよりも、繋がりのないNPO団体へ寄付したり、パーティーを主催して知り合いを増やすといったことです。
③ インパクトを与えること
最後のポイントは、インパクトを与えること。これは、自分が他人の為に使ったお金が、相手の人生に与えた影響を実感できるかどうかということです。ちなみにこのポイントは、お金だけに限らず仕事にも応用可能。自分の仕事が社会に与える影響を考えるだけでも、仕事に対する満足度や仕事から得られる幸福度は上がることが分かっていますよ。
まとめ
当然のことですが、お金は私たちが幸せになるための手段であって、目的ではありません。
本記事で紹介したように心理学の知識を活用してお金を使うだけでも、人生の幸福度は大きく向上するかもしれませんよ。
私たちの生活に深く関係しているお金と幸せ。これを機会に、幸せになるためのお金の習慣を意識してみてはいかがでしょうか。
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